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JAL、「がんばるJAL大作戦 東北応援プロジェクト」の一環で岩手県アンテナショップでPR活動実施
2016年8月26日 00:00
- 2016年8月25日 実施
JAL(日本航空)は8月25日、街頭活動「がんばるJAL大作戦」と東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」の取り組みとして、岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」(東京都中央区銀座)でJALグループ社員が物販の手伝いや観光パンフレットを配布するPR活動を実施した。
「行こう!東北へ」は東北地方の産業復興と東日本大震災に被災された方の応援を目的として行なっているプロジェクト。同様の活動を毎月25日(ニッコーの日)前後に東北各県のアンテナショップで行なってきたほか、JAL本社のある野村不動産天王洲ビルにおいては、東北6県の人気名産品を販売する「東北市場@天王洲ビル」を毎年開催している。
今回は、JAL取締役会長の大西賢氏も参加。いわて銀河プラザの入口付近に立ち、JALグループのCA(客室乗務員)やパイロットなどとともに街行く人々にパンフレットやうちわを手渡したほか、「中に美味しいものがたくさんあります! ぜひお立ち寄りください」などと積極的に声をかけていた。
東北応援プロジェクトの目的について大西氏は「目的は大きく2つある。1つは観光で、いろんな商品を造成して交流人口を増やしていく。2つ目は産業の振興で、長い時間をかけて東北の魅力を発信し、磨き上げさせていただく。最近では販路を見つけ出すという活動も進めている」と語る。
またJALでは東日本大震災で両親を亡くした子供たちに、沖縄への旅行をプレゼントするという活動も行なっている。大西氏は「海を見るのが怖いという子供たちがたくさんいたが、沖縄の海を見て“こんなにキレイだったんだ”“もう1度海に入ろう”と笑顔で話してくれるようになった。7月末にも40組ほど招待したが、とても喜んでいただいて非常によかった」と話した。
また会長である大西氏自らイベントに参加する理由について「会長も社長も関係ない」としたうえで、「こういう活動に全員で取り組み、我々がご当地のセールスマンになることが大切だ。そのためにはご当地を知らなきゃいけないし、名物を食べなきゃいけない」とした。
JALではJALグループ社員の社会貢献の意識向上を目的として被災地研修も行なっており、社員が東北の被災エリアで震災について学んでいる。大西氏は「報道で知るのと現場で見るのでは実感がまったく違う。現地に入るとまだまだやることがあるというのが分かる」と述べ、今後も東北応援プロジェクトを継続する意志を語った。