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近鉄、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」のメニューが決定

9月10日運行開始、大阪と吉野を結ぶ

2016年9月10日 運行開始

観光特急「青の交響曲(あおのシンフォニー)」

 近鉄(近畿日本鉄道)は、9月10日から大阪阿倍野橋駅~吉野駅間を結ぶ観光特急「青の交響曲(あおのシンフォニー)」の車内提供メニュー等を発表した。走行する南大阪線および吉野線の沿線から軽食やスイーツ、アルコールを取り揃えたほか、伊勢志摩サミットでデザートを担当した大阪マリオット都ホテルのパティシエ、赤崎哲朗氏による車内限定ケーキも提供する。

「青の交響曲」は「上質な大人旅」をコンセプトにした観光特急。16200系3両編成で定員65名。1号車と3号車の座席は2列+1列のデラックスシートとなり、2号車に軽食や飲料を販売するバーカウンターとラウンジスペースを設けている。

 9月10日から運行を開始し、南大阪線・吉野線の大阪阿部野橋駅と吉野駅を1日2往復する。特急券発売は8月10日から。現在、同じ時刻で運行中の特急を、青の交響曲の車両に置き換えて運行する形になり、途中停車駅も同じ。水曜日のみ青の交響曲の車両は運休となり一般特急車両を使用する。ダイヤは以下のとおり。

大阪阿部野橋駅→吉野駅

1便:10時10分発~11時26分着
3便:14時10分発~15時26分着

吉野駅→大阪阿部野橋駅

2便:12時34分発~13時51分着
4便:16時04分発~17時22分着

 乗車には、運賃のほか、特急料金510円と特別車両料金の210円が必要。大阪阿部野橋駅から吉野駅まで乗車した場合は運賃が970円なので合計1690円となる。乗車した人には数量限定で吉野杉材を使った「運行開始記念乗車証」がプレゼントされる。

 提供されるメニューのうち、赤崎哲朗による「季節のオリジナルケーキセット」(1100円)は季節により内容が異なる予定だが、運行開始時は秋の味覚である洋梨とミルクチョコレートの「エクセラン」を用意する。

「季節のオリジナルケーキセット」(1100円)

 スイーツはほかにも、柿の専門いしい「西吉野の柿スイーツセット」(650円)、La peche「マカロンセット」(680円)、「吉野梨ジェラート」(350円)などを用意、軽食では、ゐざき中谷本舗「柿の葉寿司」(450円)、林とうふ店「吉野葛入り ごま豆腐」(400円)、ラッテ・たかまつ「葛城高原のモッツァレラチーズ」(480円)など。

「西吉野の柿スイーツセット」(650円)
「吉野梨ジェラート」(350円)
提供されるスイーツ
ゐざき中谷本舗「柿の葉寿司」(450円)
林とうふ店「吉野葛入り ごま豆腐」(400えん)
ラッテ・たかまつ「葛城高原のモッツァレラチーズ」(480円)

 飲み物は「河内わいん」赤/白(各620円)、「梅乃宿 純米大吟醸1合瓶オリジナルラベル(吉野杉枡付)」(1200円)、「吉野の地酒 飲み比べセット(1200円)」、「御所・葛城の地酒 飲み比べセット」(1200円)や吉野梨を使ったハイボールやリキュール、沿線食材を使ったソフトドリンクなどが用意される。

「河内わいん」赤/白(各620円)
「梅乃宿 純米大吟醸1合瓶オリジナルラベル(吉野杉枡付)」(1200円)
飲み比べセット(各1200円)、左の3本が「吉野の地酒」、右の3本が「御所・葛城の地酒」
「シンフォニー・ハイボール」(各500円)
「スパークリング・リキュール吉野梨」(600円)
「地元ワイナリーの国産ぶどうジュース」(450円)
「やまとたかとり やくぜん茶」(400円)

 そのほか、車内ではオリジナルグッズを販売する。ロゴキーホルダーやタオルハンカチなど車内限定品を含む10種類を取り扱う。