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三重県観光を促進する「みえ食旅パスポート」キャンペーン開始、知事と三重観光大使の夢眠ねむさんがアピール

夢眠ねむデザイン「みえ食旅パスポート」も限定配布予定

7月20日 実施

三重観光大使を務める夢眠ねむさん(左)と三重県の鈴木知事(右)がみえ食旅パスポートをアピール

 三重県は2013年度から3年間にわたり行なった三重県観光キャンペーン「みえ旅パスポート」が成功裏に終わったことを受け、2016年6月30日~2019年3月31日までの約3年間、食をテーマにした新しい観光キャンペーン「みえ食旅パスポート」を展開する。

 すでに6月30日からキャンペーンは開始されているが、7月20日には、東京都・日本橋にある三重県のアンテナショップ「三重テラス」で記者会見が行なわれ、三重県知事の鈴木英敬氏、アイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバーで三重観光大使を務める夢眠(ゆめみ)ねむさんが登壇して、みえ食旅パスポートをアピールした。

「みえ食旅パスポート」には3つの特典

 記者会見の冒頭で、三重県の鈴木英敬知事は「5月26日~27日に伊勢志摩サミットが成功裏に終了した。伊勢志摩サミットでは地域のおもてなし力の向上につながったと思っている。サミットでは三重県産の食材で首脳陣を魅了したが、それをアピールしたいと思って今回キャンペーンを開始することにした」と述べ、2013年度から行なわれたみえ旅パスポートをバージョンアップした、みえ食旅パスポートのキャンペーンをアピールした。

三重県の鈴木英敬知事
2013年度から3年間行なわれた「みえ旅パスポート」
「みえ食旅パスポート」にバージョンアップして登場

 挨拶のあと、観光大使の夢眠ねむさんが登壇し、鈴木知事と一緒に、みえ食旅パスポートをアピールした。鈴木知事は「おもてなしサービス、スタンプラリー、スタンプを集めてプレゼントに応募できるという3つの特典がある。それだけでなく企業とコラボレーションも重視しており、高速道路やパンメーカーとのコラボレーションなど限定版パスポートも計画している」と、特徴を説明した。

アイドルグループ”でんぱ組.inc”のメンバーで、三重県の観光大使を務めている夢眠ねむさん
鈴木知事(右)と夢眠ねむさんがトークショーの形で紹介

 このみえ食旅パスポートにはクーポン的な機能があり、食事、買い物、宿泊などの際にこのパスポートを提示すると、オリジナルのデザートがサービスされたり、ドリンクが1杯無料になったり、お土産で粗品がサービスされたり、宿泊代が割り引かれたりするという。

みえ食旅パスポート、中には利用者の記入欄、スタンプを押すページ、プレゼントの説明などが用意されている

 みえ食旅パスポートは、三重県内外105カ所に設置されている「みえ旅案内所」で配布されている。県外では例えば東京・日本橋の三重県アンテナショップ「三重テラス」などで配布される。

 パスポートにはスタンプラリー用のページが用意されており、三重県内外に105施設ある、みえ旅案内所でオリジナルスタンプを押印することができるという。スタンプを規定数集めると、以下のように、スタンプ数に応じてプレゼントに応募できる。

ファーストステージ(スタンプ3つ以上):三重の特産品(50本)
セカンドステージ(スタンプ6つ以上かつ2エリア以上):三重ブランド認定品(30本)
プレミアムステージ(スタンプ9つ以上かつ3エリア以上):ペア宿泊券(10本)

 抽選に外れた場合も、三重グッズなどがあたるWチャンス賞(100本)が用意されている。締め切りは第1弾が2016年9月30日、第2弾が2017年3月31日となっている。

みえ食旅パスポートについて語る夢眠ねむさん

 このみえ食旅パスポートについて夢眠ねむさんは「女子は美味しいモノが大好きですし、スタンプラリーも大好き。でんぱ組.incのほかのメンバーにも勧めたい」と述べ、期待感を表明した。

伊勢志摩サミットでも高い評価を受けた三重の特産品をアピール

 続いて、鈴木知事と夢眠ねむさんが、三重県の特産品や観光地に関してのトークショーを行なった。夢眠ねむさんが三重県の観光大使に就任したのは2016年1月31日で、四日市ででんぱ組.incのライブが行なわれた際に、鈴木知事も参加して就任式が行なわれたのだという。

 その夢眠ねむさんは、三重県の伊賀市出身ということで、三重で食べたくなるものとして伊賀牛を挙げ、「脂身が少なくて優しい味。親が送ってくれたりするのでよく食べている」と紹介。ほかにも「桑名でライブをしたときには、メンバーと一緒にはまぐりプラザで一緒に食べたらみんな美味しいと感動していた」と三重の特産品をアピールした。

 鈴木知事は「伊勢志摩サミットでは首脳陣はもちろんのこと、メディアセンターにも三重県産の物産を利用した食事を出した。156の食材のうち152が三重県産の食材で、非常に高い評価を得た。三重には松阪牛や伊勢エビのような高級食材だけでなく、ハモや海苔などいろいろな種類の食材がある、ぜひ食べに来てほしい」とアピールした。

 また、20~30代の比較的若い層向けの取り組みとしてSNS(InstagramやTwitter)を利用したキャンペーンを行なっているとし、「デジタルとアナログを合わせてキャンペーンを展開していきたい。ぜひ皆さんにはハッシュタグを付けて投稿してほしい」と述べ、「#みえ食旅」を付けて投稿することを呼びかけた。

伊勢志摩サミットで三重の食材や観光地は高い評価を得たとアピール
SNSを利用したキャンペーンも行なわれる
伊勢の物産や観光名所、海女小屋の紹介などが行なわれた

 その後、夢眠ねむさんがデザインした伊賀焼が紹介され、それを夢眠ねむさんが「ぜひこの三重テラスで売ってほしい」というと、知事が即答で「ぜひ販売させてください」と答えるなどのやりとりが展開されたほか、夢眠ねむさんの出身地、伊賀市の銘菓である桔梗屋織居の水まんじゅうの試食と、2017年の4月21日から開催される予定の「お伊勢さん菓子博2017」などが紹介された。

夢眠ねむさんの出身地伊賀市の銘菓である桔梗屋織居の水まんじゅうの試食
夢眠ねむさんデザインの伊賀焼の紹介、自身のテーマカラーであるライムグリーンの伊賀焼
2017年の4月21日から開催される予定お伊勢さん菓子博2017

 また、みえ食旅パスポートのコラボ版として、夢眠ねむデザインのパスポートが披露され、10月25日から三重県総合博物館など特定の場所で数量限定配布される予定であることが明らかになった。この夢眠ねむさん版みえ食旅パスポートには、夢眠ねむさん自らが書いたイラストが載せられており、中央にいるのは、でん組.incでのテーマカラーであるライムグリーンを着た夢眠ねむさん自身だという。

みえ食旅パスポートに、夢眠ねむデザインが用意される

 イベントの最後には、鈴木知事からサプライズで、夢眠ねむさんに誕生日ケーキがプレゼントされた。実は7月14日が夢眠ねむさんの誕生日だったそうで、それを祝って夢眠ねむさんのテーマカラーであるライムグリーンとみえ食旅パスポートをイメージしたケーキがプレゼントされた。

 夢眠ねむさんは「誕生日はライブをやってましたが、ぜひまた三重県でもやりたいので呼んでください。観光大使に選んでいただいて三重愛がより深まったので、もっともっと三重の発展に協力したい」と述べ、観光大使の役割をさらにしっかり務めていきたいという意気込みを表明した。

みえ食旅パスポートをイメージしたバースデーケーキがサプライズでプレゼントされた