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大井川鐵道、2016年シーズンは「バスのバーティー」「ラスティー」が走る

SL客車に14系座席車も導入

2016年5月31日 発売

バスのバーティー

 大井川鐵道は、きかんしゃトーマスの仲間たちとして、2016年のシーズンは「バスのバーティー」、「ラスティー」を加える。いずれも走行し乗客を乗せる。バスのバーティーは大井川沿いの道路を走り、ラスティーは貨車を引き千頭駅構内を走る。

 バスのバーティーはすでに導入が予告されていたもの。運転日は7月2日から10月10日までのうち、きかんしゃトーマス、きかんしゃジェームスの運転日と同じ日となる。往路は新金谷駅前を10時20分に発車し、大井川沿いの道路を走り12時00分に川根本町千頭音戯の郷前に到着する。復路は川根本町千頭駅前を13時50分に出発し新金谷駅前に15時30分に到着する。

 募集型ツアーとして販売し、往路また復路の片方をバスのバーティーに乗車、もう片方をきかんしゃトーマス号またはきかんしゃジェームス号に乗車する旅程。ツアー代金は大人1名6900円、子供(1歳~小学生)1名5500円。1歳未満は500円。走行の前後は新金谷車両整備工場内で展示も行なうという。

ラスティーは千頭駅構内を遊覧運転する

 ラスティーは6月11日から10月10日まで開催の「トーマスフェア」で走行する。千頭駅構内で催されるイベントで「ラスティーの遊覧貨車」として乗客を乗せて構内を300mほど遊覧運転する。途中、「いたずら貨車」「いじわる貨車」にも会えるという。料金は小学生以上1名300円。そのほかにトーマスフェアの入場料500円と千頭駅の入場料がかかる。

 また、大井川鐵道では、SL運転の客車に14系座席車を4両導入する。現在運行している旧型客車と併用することで旧型客車の稼働率を下げて末永く残す狙いがある。JR北海道(北海道旅客鉄道)から購入し運行開始は2017年6月の予定。大井川鐵道には6月11日未明までにトレーラーで到着、同日に線路に乗せる予定。

今回導入の14系座席車、写真はスハフ14 557(左)とスハフ14 502(右)。ほかにオハ14を2両導入
2017年6月にはSLに牽引され走行する予定