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【関空旅博2016】西洋と東洋、そして折衷の文化をすべて堪能できるマカオ
日本語の案内、200カ所近くのWi-Fiスポットで親しみやすさ、便利さを打ち出す
2016年6月6日 13:46
- 2016年6月4日~5日 開催
世界の国々や航空会社などが集う「関空旅博2016」が、6月4日~5日の2日間に渡って関西国際空港で開催された。ステージイベントや展示ブース、セミナーなど多くの催しが行なわれたなかから、マカオ観光局による「海外旅行セミナー」の内容を簡単に紹介したい。
カジノだけではない、大規模統合型リゾートを満喫したい
マカオ特別行政区は、中国大陸に接した北側の半島と、空港や自然保全地区が含まれる南側の島とで大きく2つに分かれ、南北は3つの橋でつながっている。現在は特に南側、島中央付近のコタイ地区においてレジャー開発が行なわれ、国際会議場、宿泊・飲食施設、ショッピングモール、そしてカジノといった多くの施設が集約された大規模統合型リゾートが複数集まっている。
マカオ観光局の府川氏によると、2015年のマカオの年間訪問者数は3071万人で、1日当たりに換算すると8万6000人。面積は30km2弱、大阪の環状線の内側程度の大きさでありながら、日本の年間訪問者数2000万人(5万5000人/日)を大きく上回る観光立国になっていると話す。
マカオはかつてはポルトガルの植民地であり、その時代の名残としてマカオ半島にあるマカオ歴史市街地区ではヨーロッパ風の建物も多く見られる。同地区は2005年に世界文化遺産に指定され、「アジアに最初にできた最古のヨーロッパ建築の街並み」(府川氏)も見どころの1つだとした。
また、ヨーロッパの文化が流入しながら、中国大陸とも地続きであることから、食文化については西洋と東洋の両方の味を堪能できるほか、それらを融合させたマカオ料理も生み出された。マカオ料理は一般的な家庭料理という位置付けであり、同じメニューでも店ごとに少しずつ異なる味付けになっていることもあるため、食べ比べるのもお勧めだという。