旅レポ
北欧フィンランドの冬を満喫する至福の5日間(その3)
雪山を離れ首都ヘルシンキでフィンランド・デザインを楽しみながら過ごす至福のひととき
(2015/12/30 00:00)
フィンエアーが主催するラップランドでの「サウナプレスツアー」の第3回。今回は番外編としてラップランドの雪山に向かう際に立ち寄ったフィンランド最大の都市、ヘルシンキでのひとときをお伝えします。
日本からフィンランドへの直行便はすべて首都のヘルシンキ行きです。もちろんラップランドの街、クーサモが舞台である今回のツアーも例外ではありません。空港からヘルシンキの市街地まではバスで30分程度と近く、またコンパクトな空港なので、空港内を延々歩き続ける必要もないので、街へ向かうのはとても簡単です。今回のようにフィンランド国内に別の目的地があっても、ヘルシンキ観光はわりと気軽に楽しめます。それにしてもフィンランドの空の玄関口であるヘルシンキ・ヴァンター国際空港は乗り換えは簡単、降りてヘルシンキ観光も簡単といいこと尽くめの空港です。なお今回のツアーでは滞在時間が短かったので10月に訪れた際の写真も使用しています。
デザインの街ヘルシンキ
日本でもファンの多い北欧デザイン。シンプルでモダン、そしてどこか温かみのあるデザインは日常生活に安らぎを与えてくれるように感じます。そのデザインセンスが宿った家具やテーブルウェア、服やアクセサリのショップが街の中心部に200軒も集まった街がヘルシンキです。なお、フィンランドは130年以上前から国を挙げてフィンランド・デザインの促進活動を行なっていて、その活動とデザイン関連の起業家とのネットワークとしてデザイン・ディストリクトというものが設立されたたそうです。ヘルシンキの中心に位置し地元のメーカーから若手作家までが集まった小さな町のような存在がデザイン・ディストリクトということです。
まずはフィンランドを代表する建築家であるアアルトが設立した家具ブランド「アルテック(artek)」のフラッグシップストアにお邪魔しました。温かみのある明るい木材が柔らかな曲線を描く家具や、シンプルなデザインテーブルウェアなどがいっぱいに広がってる店内は、北欧の街を訪れていることをあらためて実感します。
「イヴァナ・ヘルシンキ(IvanaHelsinki)」は北欧を代表するフィンランドの女性向けブランドで、同じフィンランドから生まれた世界的キャラクター「ムーミン」とコラボレーションした商品も充実していました。
フィンランドを拠点とするレザーバッグブランド「ルミ(LUMI)」
これらフィンランドが生み出した家具やファッション、革製品などの作品群はすでに世界に発信されているものも多く、なかには日本で購入できるものもあります。ただし前述したデザイン・ディストリクトの魅力はそれだけではありません。大手ブランドも若手の作家らの生み出した商品を扱うショップや工房も同じ街に軒を並べているため、エリア全体に伝統と新しさが同居しながらも、そこはかとなく感じるフィンランドデザインの統一感に魅力を感じます。実はそういうあり方こそがヘルシンキの街の魅力の源のようにすら感じます。
マリメッコ(marimekko)&イッタラ(iittala)
フィンランドデザインと聞いてまず思い浮かぶのはファッションやインテリア、生活雑貨を手がけるテキスタイルブランド「マリメッコ(marimekko)」や、ガラス製品などのリビングウェアを手がけるブランド「イッタラ(iittala)」ではないでしょうか。どちらも日本でも入手できる有名ブランドですが、フィンランドに立ち寄ったらホームタウンのショップには足を運んでみたいものです。
実はこのフィンランドを代表する2大ブランドは、ヘルシンキに向けて出発するフィンエアーの機内でまず出会います。特にマリメッコは機内でサービスされる食事の器からアメニティグッズまで揃っていますので、機内デザインに統一感を感じます。今回利用したビジネスクラスはもとより、エコノミークラスのヘッドレストカバーや紙コップに至るまでマリメッコ尽くしで、行きはこれから始まるフィンランドでの時間を少しだけ先取りし、帰りはそのデザインで余韻に浸れるのです。
マリメッコの食器はフィンランドのホテルで使われていることもあるので(今回のヘルシンキでの宿泊ホテルもマリメッコの食器を使っていた)、帰りの機内では食事に選んだフィンランド料理の味も相まって筆者もかなり余韻に浸りました。
デザインの話を中心にお伝えしてみましたが、もちろんヘルシンキの魅力はそれだけではありません。歴史的建造物、博物館など野外マーケットなどもあり、その多くが徒歩圏内にあるのも魅力の1つです。街の空気を感じながら、ショーウインドウを眺めながら、ブラブラするのもなかなよいものです。
また市内にはトラムやバスなどの交通網も充実しているので、少し遠くまで足を延ばしてみるのも難しいことはありません。ヘルシンキには今年2回行きましたが、いずれも短期滞在だったため、まだまだ見たいところが沢山残ってます。いつかまたヘルシンキの街を歩いてみたいものです。今度はゆっくりと。
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