【イベントレポート】

【ツーリズムEXPO 2017】「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート 2017」スタート。1万件以上の商談を予定

東京ビッグサイトで9月23日まで開催

2017年9月21日~23日 開催

9月21日、「ツーリズムEXPOジャパン2017」とともに「VJTM 2017(VISIT JAPAN トラベル&MICEマート 2017)」もスタートした

 東京ビッグサイトにおいて、世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2017」とともに「VJTM 2017(VISIT JAPAN トラベル&MICEマート 2017)」もスタートした。

 VJTM 2017は、海外のバイヤー(旅行会社関係者)と国内のセラー(ホテル、鉄道/航空/バス会社、自治体の観光部門など関係者)が参加する大規模な商談会とFAMトリップで、主催はJNTO(日本政府観光局)。商談会は増加する訪日外国人旅行者を反映し、2017年の海外バイヤーは昨年の28から33の国と地域に増えて426社、国内セラーは514社と「過去最大級の規模」になっているという。会場も昨年の東6ホールから、東新展示棟 東7ホールとより広くなった。会期は9月23日まで。商談会のため、旅行業界関係者のみ入場できる。

VISIT JAPAN トラベル&MICEマート 2017

開催日:2017年9月21日~23日 ※入場できるのは旅行業界関係者のみ
開催時間:21日は13時30分~18時10分、22日は9時30分~18時10分、23日は9時30分~16時40分
会場:東京ビッグサイト 東新展示棟 東7ホール
Webサイト:VISIT JAPAN トラベル&MICEマート

会場内でJNTO 理事長の松山良一氏が開会宣言を行なった
日本政府観光局(独立行政法人国際観光振興機構) 理事長 松山良一氏

 初日の9月21日は、13時から会場内でJNTO 理事長の松山良一氏が開会宣言を行なった。スピーチのなかで松山氏は、メキシコ地震の被災者とメキシコからの来場者へのお見舞いの言葉を述べたあと、VJTM 2017は事前マッチングによって1万件以上の商談が予定される大きなネットワーキングイベントになったと紹介。

 日本政府が2020年に訪日外国人を4000万人、消費額を8兆円にする目標を掲げるなか、2019年のラグビーワールドカップ日本大会、東京2020オリンピック・ パラリンピック競技大会を控え、日本の観光業を育てるためにも、本イベントはとても重要だと述べた。そして本イベントを通じて「新しいアイディア、ビジネスが生まれることに期待します」と語り、挨拶を終えた。

商談会には海外バイヤー426社、国内セラー514社が参加

 また、VJTM 2017には16の国と地域から旅行関連の海外メディア18社が招待されており、メディアセンターではJNTOによる海外メディア向けのセミナーが実施された。日本へのインバウンド動向やJNTOによる取り組みなどが説明され、記者からも「物価が高い日本で節約して観光するには?」「海外へのプロモーションでインターネットなどのデジタル分野での施策は?」といった質問が活発にされ、国内交通関連企業による外国人旅行者向けの割安な運賃設定や、多言語でのWebサイト展開などを紹介していた。

16の国と地域から招待された海外メディア18社にたいし、JNTOによるセミナーが実施された