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「ツーリズムEXPOジャパン2017」はBtoCを減らすことなくBtoBを強化した「展示商談会」へ

主催者に日本政府観光局が加わり、インバウンドも強化

2017年1月17日 開催

ツーリズムEXPOジャパン2017

 ツーリズムEXPO ジャパン推進室は、全国8カ所で「ツーリズムEXPOジャパン2017」説明会を開催、東京は1月17日に説明会が行なわれた。2017年は大きな2つの特徴があり、一つはJNTO(日本政府観光局)が主催者に入ったこと、もう一つは商談環境を整備、BtoBを強化してこれまでの「展示会」から「展示商談会」にするとしている。

 ツーリズムEXPO ジャパン推進室の言う「展示商談会」とは、商談特設会場ではなく、ツーリズムEXPO ジャパンが提供するデータベースなどを使い、各出展者ブースでアポをとり、各出展者ブースでバイヤーと商談を行なう「メッセ型」展示会。「世界最“幸” 旅の祭典」として、BtoBとBtoCともに費用対高価の得られるメッセ型の展示会を目指す。 また、JNTOが主催者として加わることで、インバウンドを含め、観光に携わるすべての人が参加できるさまざまな商談環境を用意できるとしている。

ツーリズムEXPOジャパン2017の2つの進化

 また、BtoBの強化を行ない、これまでBtoBとBtoCの来場者比率は2:8だったものを4:6まで変化させる。BtoCの来場者は減らすことなく、あくまでBtoBの強化ということを強調。BtoBプログラムの強化として、ランドオペレーターや異業種商談会など、商談会の新設や強化も実施する。

 会場は、2016年にあった日本橋会場がなくなり、東京ビッグサイトのみとなる。展示会場は東京ビッグサイトの東1~東6ホールまでの使用だったが、2016年に新たにできた東7、東8ホールも使用する。その結果、展示会場の面積は1万4760m2増加。そのほか、フォーラムとして会議棟も使用する。

 日程は2017年9月21日~24日で、21日は招待者のみの業界関係者の日で、開会式やジャパン・ツーリズムアワード表彰式、各フォーラムを行なうほかは、東6ホールで商談会、東7ホールでVISIT JAPANトラベル&MICEマート(VJTM)を予定する。

 22日に各展示会場のブースが出揃い、業界関係者、プレス、学生が来場対象となる。23日から一般消費者も来場対象となり、業界関係者、プレスも対象。そして最終日の24日が一般消費者対象となる。

日本観光振興協会 副理事長 久保田穣氏

 説明会で挨拶に立った日本観光振興協会 副理事長 久保田穣氏は、ツーリズムEXPOジャパンが世界最大級の旅の祭典とし、「参加人数だけではなく、参加している人にビジネスチャンスを提供できるかという質の高さもあいまって、世界最大級」とし、今回からJNTOが主催者側に加わわることについては、「観光にかかわる分野はほぼ網羅する」とし、訪日外国人を取り込むため、海外のバイヤーの商談と、国内出展ブースをできるだけ連動させ、質の高い商談ができるようにするとした。