【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
アフリカ・南アフリカ地域観光ブースは好奇心をかきたてる展示が目白押し
野生動物とともに生きる術と地域の魅力を紹介
2016年9月27日 00:15
- 2016年9月22日~25日 開催
ツーリズムEXPOジャパン2016では、昨年に引き続き2016年は15カ国共同の大型ブースで南部アフリカ地域観光機構がアフリカの近況と魅力をアピール。ボツワナ、ケニアやスーダン、ルワンダ各国は単独ブースで展開。じっくりと地域のフードや観光のポイントなどを現地のリアルな声とともに聞けるなど大盛況だった。アフリカがもっと身近に、そして旅への期待が高まったブースの様子を紹介する。
南部アフリカ地域観光機構
「南部アフリカ地域観光機構」ブースでは、南部アフリカ開発共同体区内の15カ国を紹介。アンゴラ、コンゴ民主共和国、ザンビア、ジンバブエ、スワジランド、セイシェル、タンザニア、ナミビア、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、南アフリカ、モザンピーク、モーリシャス、レソトがそれぞれパンフレットや名産品を展示し、来場者を迎えていた。
「南アフリカ地域は現在比較的安全に渡航ができ、費用も6万円から可能と想像以上にリーズナブル。世界遺産に登録されている自然遺産や文化遺産がとても多く、地域に生きる野生動物との出会いとともに、楽しむことができる」とスタッフが解説。「地域情勢が安定しつつあり、日本からの旅行者も多くなった」と話してくれた。
各ブースでは、主な空路、首都、世界遺産に見どころなどをパネルにして説明。ザンビア共和国のブースではヴィクトリアの滝のイラストを施した民芸品や食器などが並び、観光地として成長を遂げているアンゴラ共和国ブースでは、コーヒーの試飲も楽しめた。さらに、各国から持参した民族衣装の体験コーナーも設置。カラフルな色使いと、優しい肌触りにたっぷりサイズにデザイン性豊かな衣装の数々に多くの来場者が袖を通していた。男性はシャツ、女性はワンピースなどを着用して撮影することができた。
ボツワナ共和国
「Botswana Tourism Organisation」ブースでは、最後の楽園と呼ばれるボツワナの魅力を紹介。国土の38%が国立公園や野生動物保護区になっていることや、狩猟を禁止して「ライオンを捕えるのはカメラだけ」という信念を持っていること、また快適なロッジで静かな時間を過ごせることなどをアピール。ブースでは野生のフルーツ「モルラ」のスイーツの試食もでき、ギュッと凝縮した甘さと適度な歯ごたえが格別。梅などに似た見た目だが、生でも美味しく食べられ、ゾウやサイ、もちろん人間も含めたくさんの生き物が現地では命を支える食べ物として味わっているとのこと。
スーダン
「スーダン」ブースでは、観光案内とともに名産品の販売も実施。ポーチやバッグ、アクセサリまで充実の品揃え。合わせやすいカラーリングに、デザインはアニマル柄をモチーフにしているなどのこだわりも。
バオバブの実やアーモンドをはじめナッツ類の展示や、結婚式の際に使うヘナ・パーティの道具とスペシャルな香水について、ウェディング用のゴールドの装飾品を身に付けたスタッフらが話してくれた。香水はかなり濃いめで香りのよい物となっており、来場者の手首に付けてもらえるサービスも実施していた。
ルワンダ共和国
「駐日ルワンダ共和国大使館」ブースでは、名所解説とともにコーヒーの試飲やミニポーチをはじめとする民芸品の販売を開催。カラフルながら落ち着いた色使いの小物やアーティストたちがデザインしたアイテムが並んでいた。ルワンダは「アフリカのスイス」と呼ばれ、珍しい霊長類から絶滅危惧種のマウンテンゴリラと多くの生き物が暮らす国。ブースのメインボードにはマウンテンゴリラの美しい姿をフィーチャー、大きなぬいぐるみなども置かれ、その存在をアピール。