旅レポ
ケニア・ルワンダ・ウガンダ 東アフリカビザで3カ国ラクラク旅♪(ルワンダ・ウガンダ編)
2016年8月30日 00:00
ケニアのサファリ(ケニア編、ケニア・肉食動物編)を終えルワンダエアーでルワンダ共和国の首都キガリへ。
“千の丘の国”と呼ばれる美しい国ルワンダ。
子供の頃、「魔女の宅急便」を見て主人公のキキに憧れていた私は、ホウキに乗れたらこのような街に住みに来ようと夢を膨らせました。
平和な雰囲気、そして穏やかな人々。しつこい客引きもいない。
街には分別のゴミ箱、清掃員の方がいて驚くほどきれいです。ゴミが1つも落ちていませんでした。
ランチは色とりどりの美味しい野菜。
夕方頃、中心部に戻ると人の大渋滞が。
夕暮れも美しかったです。
欧米の女性が1人でランニングしていたり、若いカップルがガイドブック片手に歩いていたりと、思っていたイメージより安全に感じました。
そして、この旅の1番の目的地である「キガリ虐殺記念館」に来ました。入場は無料ですが、写真撮影は20ドル(2000円強、1ドル=約101円換算)だったので、支払い中へ。
実話を元にした「ホテル・ルワンダ」という映画を見てから、いつかここに手を合わせに来ようと思っていました。1994年にルワンダで発生したジェノサイド(民族や人種などの抹殺行為)のことを知りにきたのが目的です。一説にはルワンダ全国民の10%~20%である、およそ50万人~100万人が100日間で犠牲となったといわれています(詳しく知りたい方は「ルワンダ虐殺」や「Rwandan Genocide」で検索すると、いろいろな情報が出てきます)。
元は同じ言葉を話す、同一の民族として暮らしていたツチ族とフツ族に、このような残忍な虐殺事件が起きてしまったのはなぜでしょう。
想像を絶するほどの拷問、虐殺の方法、当時の写真や映像がありました。あまりに残虐すぎて胸が苦しくなりました。
建物の最上階は「Peace Room」という太陽がたくさん入る明るい部屋がありました
私の言葉ではどう表現していいのか分かりませんが、この記念館に来ていたさまざまな国の方々と一緒に学ばせてもらったのは貴重な経験でした。
そして映画「ホテル・ルワンダ」の舞台となった「ホテル・ミルコリンズ」へ。
このホテルもキガリの街も22年前の悲惨な出来事を感じさせない、穏やかで平和な雰囲気がありました。
翌日はウガンダの首都カンパラから小型機でクイーンエリザベス国立公園へ。
コンゴとの国境に位置するこの公園はエドワード湖とジョージア湖という2つの湖がありボートサファリも楽しめます。
バードウォッチングが好きな方にはかなりお勧めです。2時間ゆったりとした時間を味わえます。クイーンエリザベス国立公園入園料20ドル(2000円強)、ボートサファリ32ドル(約3300円)でした。
残りの2日間は洗濯をしたり宿でのんびり過ごしました。
地球に住んでいることを感じさせてくれる絶景でした。
最終日はウガンダの首都カンパラの、「カッザーフィー国立モスク」に行きました。
観光客の女性はツーリストオフィスで頭と腰にまくスカーフを貸していただき、中を見学します。
塔の上まで登るとカンパラの街を一望できます。
16日間のケニア・ルワンダ・ウガンダ旅。隣同士の国ですが3カ国とも全然違う魅力がありました。東アフリカビザでラクラク3カ国旅。長いお休みが取れたら、いかがでしょうか?