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手荷物預けを簡単・スピーディにする「JALエクスプレス・タグサービス」を那覇空港でも開始

日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューターの搭乗客も利用可

2016年3月27日 開始

「JALエクスプレス・タグサービス」を那覇空港でも開始

 JAL(日本航空)は、2015年3月に羽田空港で開始した「JALエクスプレス・タグサービス」を福岡、那覇(沖縄)、新千歳(札幌)、伊丹の各空港へ拡大する。福岡空港では3月26日から、那覇空港では3月27日から、新千歳空港と伊丹空港は3月31日から運用を開始する。

 JALエクスプレス・タグサービスは、従来カウンターで有人対応で行なっていた手荷物預かりサービスの一部を自動化し、待ち時間の短縮と工程のシンプル化を図るもの。

 利用客はチェックイン後、専用の発行機で手荷物タグを発行し自身で手荷物に取り付ける。あとは専用カウンターに預けるだけ。この導入により、これまで一人あたりの所要時間が60~80秒かかっていたものを20秒ほど短縮できる。

 羽田空港では手荷物預け客の約半数が同サービスを利用するようになっており、ある日のデータでは、混雑時に10~20分かかっていた手荷物預けの待ち時間を5分弱に短縮できたという。

那覇空港の手荷物預け入れカウンター。「JALエクスプレス・タグサービス」用のレーンが用意された

 那覇空港でのサービスイン日となった3月27日は日曜日で、多くの利用客があふれた繁忙日。同空港は観光客が多数を占めるため、土産物など手荷物の数が多い傾向にある。同サービスを導入したことにより、手荷物カウンターの混雑緩和が期待されていたなか、早速その威力を発揮していたとのことだった。

 那覇空港ではタグ発行機を6台設置。手荷物カウンター9ブースのうち最大6ブースを同サービス専用カウンターとする。同時に従来方法でのカウンターも運用する。また、JALグループ便すべてが対象なので、JTA(日本トランスオーシャン航空)、RAC(琉球エアーコミューター)の搭乗客も利用できる。

搭乗券のバーコードや、タッチ&ゴーサービス対応のスマホなどをかざして手続きを開始。画面の指示に従って進めるとタグが出力される
出力されたタグを受け取る。画面には貼り方の案内表示
手順に合わせて1~3の番号が振られている。(1)剥離紙をはがして、(2)手荷物に巻き付け、(3)シール部分を貼り合わせる

(大城和歌子)