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JAL、ペンライトの天の川で乗客を見送った恒例の「七夕イベント」
乗客は笹飾りの短冊に願いを込め、浴衣姿のスタッフがお見送り
(2015/7/8 13:43)
- 2015年7月7日 実施
JAL(日本航空)は7月7日、羽田空港国際線ターミナルにおいて「JAL 七夕イベント」を実施した。同社の七夕イベントは2015年で33回目となり、国際線ターミナル線での実施は3回目。このイベントのため、浴衣姿で接客するスタッフを募り、立候補した4名が羽田23時40分発のホノルル行きJAL080便の乗客を見送った。今年は初の試みとして、機体のそばからペンライトを優雅に振り、天の川をイメージした演出で出発を見守った。
JALカウンターの前には笹飾りを用意し、乗客は出発前にそれぞれ短冊に願い事をしたためた。他にも子供用の星の形をした限定ネームタグや、星形のおせんべい、団扇などを配布する七夕らしいサービスも。七夕限定のフォトフレームも用意し、乗客は記念撮影に笑顔を見せた。
イベントの目玉は、整備士が飛行機のウイングの廃材で製作した飛行機型のアルミキーホルダー。3組6名にプレゼントされた。事前に抽選で当選者が決められており、搭乗口のアナウンスで当選者を発表し、サプライズプレゼントに。当選者に選ばれたカップルは「嬉しいです。良い記念になりました」と、驚きと喜びに包まれていた。
JAL080便は天の川をイメージした色とりどりのペンライトをかざすスタッフに見送られ、ハワイ・ホノルルへ。特別な旅立ちとなった。
浴衣姿のスタッフを見て、「私も一緒に浴衣で写真を撮りたい」とハワイで着る予定だった浴衣にひと足早く着替え、記念撮影を楽しんだ小学生は「よかった、嬉しかった!」と笑っていた。
浴衣クルーに立候補したスタッフの1人、李さんは「日頃はお客様とカウンター業務で会話するだけですが、イベント中は普段よりも言葉を交わすことができ、改めてお客様とのつながりが大事だと実感しました。短冊を見てみると願いだけでなく、不安もあることも知り、そんなお客様の不安を会話で解消できればと思いました。私たちの励みにもなり、元気をもらった楽しいイベントでした」と振り返ってコメントした。
2015年5月に入社したばかりの野田さんに短冊にどんなことを書きたいか聞いてみると「お客様 皆様の短冊に書かれた願いがすべて叶いますように」と応えてくれた。
この七夕イベントは、彦星と織姫のように乗客とスタッフが近づいた七夕の夜となったようだ。イベント終了後、笹飾りは仙台に運ばれ、大崎八幡宮に奉納される。