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JAL、地域活性化プロジェクト「JAPAN PROJECT」の2016年3月は東北

2016年2月26日 発表

 JAL(日本航空)は2月26日、地域活性化プロジェクト「JAPAN PROJECT」の第57弾として、2016年3月に「東北」を取り上げることを発表した。同地の食材を使った機内食などを通じて情報発信する。

機内食
ロレオールの伊藤勝康シェフ

 国内線ファーストクラスで岩手県のフレンチレストラン「ロレオール」オーナーシェフの伊藤勝康氏がプロデュースした機内食(夕食)を提供。岩手県田野畑村とコラボした春を感じるメニューを、伊藤シェフが監修した。

 1カ月を通じて伊藤シェフ自慢の海老のハーブ焼きを提供するほか、上旬は「佐助豚」の麹風味ロースト。中旬は「岩手がも」のもも肉のコンフィ、いも粉と「山地酪農牛乳」を使ったクレープ。下旬は「いわて短角和牛」の山葡萄ワイン煮込みを提供。俵ご飯には岩手県の「大槌復興米」を使用する。

上旬のメニュー
中旬のメニュー
下旬のメニュー

 このほか、国内線ファーストクラスでは、ITを用いた最先端施設園芸を用い、「食べる宝石」をコンセプトに産地から製法、流通まで一環したブランド管理を行なっている宮城県山元町の「ミガキイチゴ」のスパークリングワインを用意。伊丹線を除く路線では「ミガキイチゴ・ムスー」、伊丹線では「ミガキイチゴ・カネット」を提供する。国内線ファーストクラスでさらに、「純米大吟醸豊盃」(青森県)、「会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸」(福島県)も提供する。

ミガキイチゴ・ムスー
ミガキイチゴ・カネット
「純米大吟醸豊盃」(左)、「会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸」(右)
機内誌

 機内誌「SKYWARD」では、「元気ですと伝えたい」と題して東日本大震災で被災した東北沿岸部の「今」を特集。青森県八戸市、岩手県三陸海岸、宮城県亘理郡などを巡って復興に取り組む人々を紹介する。

 国際線版のSKYWARDに掲載される海外乗客向け英語記事「Souvenir」では、海外客向けに山形県の鋳物のティーポットを紹介する。

機内ビデオ

 国内線の機内ビデオで、お笑いコンビの「パックンマックン」が岩手県花巻市を訪れて、同地で生まれ育った宮沢賢治ゆかりの地を紹介。5月からは日・英バイリンガル版を国際線機内エンタテイメントのビデオチャネルに加える。

JALカード会員誌・国際線ファーストクラス機内誌「AGORA」

 AGORA 3月号の特集記事「愛しき町の、ローカルフード」で、山形県東根市六田地区の特産品「六田麩」を紹介。

訪日外国人向け情報案内サイト「JAL Guide to Japan」

 世界26地域で展開している「JAL Guide to Japan」で「東北編」を公開。宮城県松島や十和田湖などの観光スポットを紹介する。英語版は2月26日に公開済みで、3月下旬には中国簡体字、香港繁体字、台湾繁体字、フランス語、ドイツ語、ロシア語の各版を公開する。

JALマイレージバンクのキャンペーン

 東北各空港(青森、三沢、秋田、花巻、山形、仙台)を発着するJALグループ便に、フライトマイル積算対象運賃で搭乗することで、抽選で100名に1000マイル、または1組2名に「裏磐梯高原ホテル」の1泊2食付き宿泊券をプレゼント。

 また、JALマイレージバンク特典交換としてJALと三越が運営する「とっておきの逸品」では、東北の特産品や名物を提供する。

 このほか、東北6県在住者向けに、2016年3月1日~31日に新規にJALカードに入会することで1000マイルをプレゼントするキャンペーンを実施する。

(編集部:多和田新也)