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「CES 2016」で一番人気のタフネススマートウォッチ。カシオ「Smart Outdoor Watch WSD-F10」

デモ動画掲載。5気圧防水、MIL規格対応でアウトドアアクティビティを訴求

2016年1月6日~9日 開催

カシオのAndroid Wear「Smart Outdoor Watch WSD-F10」

 米国ネバダ州ラスベガスで開催中の国際家電見本市「CES 2016」。そのCESに出展された製品で、大きな注目を集めた製品がカシオ計算機のAndroid Wear「Smart Outdoor Watch WSD-F10」。WSD-F10は、スマートフォント連携するスマートウォッチで、Android Wear OSを搭載。Android 4.3以上を搭載したスマートフォン、もしくはiOS 8.2以上を搭載したiPhone 5以降のモデルとの連携に対応する。

 本体サイズは61.7×56.4×15.7mm(ボディ部分の縦×横×厚さ)で、重量は約93g(バンド含む)。本体カラーは、オレンジ、グリーン、ブラック、レッドの4種類。価格は7万円(税別)で、3月下旬の発売が予定されている。

 このWSD-F10が従来のスマートウォッチと異なるところは、G-SHOCKなどタフネスウォッチを作り上げた同社のノウハウが投入されているところ。米国国防省が制定した米軍の物資調達規格であるMIL規格に対応し、圧力(気圧/高度)センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、方位(磁気)センサーを搭載しながらも5気圧の防水性能を持つ。

 スマートウォッチとして必須とも言えるタッチ対応ディスプレイは、1.32インチの2層構造。白黒液晶と320×300ピクセルのカラー液晶からなり、静電容量式タッチパネルを装備する。通常使用では約1日以上のバッテリー時間となるが、カラー液晶の駆動を停止し、白黒液晶のみの時計表示で動作させるタイムピースモードでは、約1カ月以上の駆動が可能な仕様となる。

CASIO Android Wear「Smart Outdoor Watch WSD-F10」の製品デモ
CASIO Android Wear「Smart Outdoor Watch WSD-F10」の画面デモ

 スマートフォント連携して使える、トレッキング用GPSアプリ「YAMAP」、トレッキング用GPSアプリ「ViewRanger」、お天気アプリ「Go雨! 探知機」、フィットネス用アプリ「Runkeeper」をWSD-F10にプリセット。スマートフォンアプリ「CASIO MOMENT SETTER+」と連携して、トレッキング、サイクリング、釣りの各アクティビティ中に知りたいタイミングやチャンスを通知する機能(iOS接続時には非対応)を搭載し、速度や距離、日の出の時刻、休憩のタイミング、魚の動きが活発になるフィッシングタイムなど、あらかじめ設定した条件に基づく情報を知らせてくれる。

 また、カシオのデジタルカメラ「EXILIM Outdoor Recorder EX-FR100」と連携しての撮影が可能。WSD-F10をコントローラとして「EX-FR100」をリモート操作し、サイクリング時などでの撮影提案を行なっていた。

気圧変化の画面。魚が活発になる時期が分かり、フィッシング時に便利
こちらはサイクリングでの活用画面。米国での展示のためマイル表示になっている
デジタルカメラEX-FR100とは、Bluetoothで接続する。WSD-F10はBluetooth 4.1(Low Energy対応)搭載

 なお、僚誌「ケータイ Watch」では、開発者の「開発秘話」を掲載。独自機能の詳細な解説を行なっている。

(編集部:谷川 潔)