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JR東日本、渋谷駅の工事を9月より着手。2020年春には埼京線ホームを山手線の隣に
乗り換え時間を短縮。銀座線、井の頭線への乗り換え導線も改善
(2015/7/14 16:49)
- 2015年7月14日 発表
JR東日本(東日本旅客鉄道)は、9月より渋谷駅本体の駅改良工事に着手する。これにより、2020年春には埼京線ホームが山手線ホームの隣に移設され、埼京線や湘南新宿ラインから山手線はもちろん、京王 井の頭線、東急田園都市線、東京メトロ 銀座線/副都心線/半蔵門線への乗り換え時間が短縮される。
なお、全体の工事の完成は2027年度を予定しており、以下のように改良される。
・内回りと外回りで別になっている山手線ホームが1つのホーム(1面2線化)となり、最大16mとホーム幅が拡大
・1階と3階の駅構内のコンコースを拡充。混雑緩和と私鉄各線への乗り換え同線を改善
・1階と3階コンコースを結ぶ、山手線、埼京線を結ぶエレベータを整備
・1階北側に幅22m、1階中央部に幅23mの自由通路を整備
完成予想図を見ると、現在は複雑に通路が重なっていて分かりにくい渋谷駅の構造は、1階の自由通路2本と3階のコンコースというシンプルな2層にまとめられており、1階は東急東横線と東京メトロ 副都心線/半蔵門線への乗り換え、3階コンコースは東京メトロ 銀座線と京王 井の頭線へ最短で行ける導線が作られている。
渋谷駅は、旧東急東横線渋谷駅があった地区に地上47階(約230m)、地下7階の高層ビルとなる「1期東棟」、山手線と埼京線上に「2期中央棟」、東急百貨店の南館側に「2期西棟」と駅ビルが整備される予定。「1期東棟」は2019年度に開業する予定。