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伊予鉄道、松山市内線の路面電車に新型LRT「5000形」を9月21日運行開始

9月30日の「えひめ国体」本大会開催前に新車両導入

2017年9月1日 発表

2017年9月21日 導入

伊予鉄道が新型LRT「5000形」の運行を松山市内線で9月21日に開始する

 伊予鉄道は9月1日、松山市内線の路面電車に新型LRT(Light Rail Transit)車両「5000形」を2両導入し、9月21日から営業運行を開始することを発表した。同日13時10分から松山市駅電停で出発式も行なわれる。

 松山市内線に新たに導入される5000形は、車体サイズが12.50×2.30×3.80m(長さ×幅×高さ)と、現在運行している2100形の12.00×2.23×3.80m(同)とあまり変わらないが、デザインは流線型となり見た目が大きく変わる。同社の「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」で刷新してきた車両のカラーリングであるオレンジ色を採用することで愛媛らしさを表現する。

 低床バリアフリー型で、車内は2100形に比べて通路幅が24cm広くなり、定員も47名(座席20)から60名(座席26)へと拡張。デジタルサイネージの導入で中吊り広告をなくすることで、より広々とした車内にする。

 このほか、「えひめFree Wi-Fi」の導入や行き先表示の英語表記、英語アナウンスなどにより訪日外国人観光客に対応。回生ブレーキやLED照明化による省電力化も図っている。

新型LRT「5000形」と現在の「2100形」の比較