ニュース

松山空港目前まで延伸。松山外環 空港線の国道56号~松山空港間の側道部が9月18日開通

松山空港と松山道を結び、市内中心部の渋滞を緩和

2017年9月18日7時から順次開通

松山外環状道路 空港線の余戸南IC(インターチェンジ)~東垣生IC間の側道部(延長2.4km)を開通

 国土交通省 四国地方整備局 松山河川国道事務所は9月7日、松山市内で整備していた松山外環状道路 空港線の余戸南IC(インターチェンジ)~東垣生IC間の側道部(延長2.4km)を、9月18日7時から順次開通することを発表した。なお、空港線のIC名はいずれも仮称。

 松山空港と国道56号、国道33号、松山自動車道 松山ICを結ぶ通行無料の自動車専用道路となる松山外環は、2016年12月10日の古川IC~市坪IC開通により余戸南IC~井門ICのインター線が全線開通。現在は余戸南IC~松山空港IC間の空港線の整備を進めている。

 インター線初の開通区間となる余戸南IC~東垣生ICの側道部は、国交省と愛媛県、松山市が共同で整備している一般道路で、上り/下り各1車線。国道56号から県道22号 伊予松山港線までを結び、途中、伊予鉄道 郡中線と県道326号 松山松前伊与線をまたぐ高架橋を設置する。東垣生ICから松山空港の間は市道生石212号線でアクセスできる。

 9月18日は、7時に県道190号 久米垣生線~県道22号 伊与松山港線の間、14時に国道56号から県道190号 久米垣生線の間、23時に伊予鉄道 郡中線 西払川踏切と、段階的に開通する。

9月18日の開通は3区間に分けて段階的に行なわれる

 今回の開通は、2017年9月30日に本大会が開幕する「えひめ国体」の支援も一つの目的となっており、松山外環沿線でテニスや水泳などに使われる松山中央公園と松山空港間の所要時間は開通前の22~25分から12分に短縮。松山道 松山ICへのアクセスが向上することから、愛媛県内の会場各地への所要時間短縮も見込んでいる。

 また、松山空港から松山ICへのバイパス道路となることで、松山市内の渋滞緩和にも期待している。

松山空港~松山ICの所要時間は、インター線を含めた松山外環整備前と比べて6割短縮
9月30日に開幕する「えひめ国体」の会場と松山空港との間の移動時間を短縮
松山空港から1時間以内で行けるエリアが広がり、県内各地のえひめ国体会場へのアクセスが改善
松山外環と松山市内の交通分散により、市内の渋滞緩和と交通事故削減にも期待がかかる