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沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー、観光月間オープニングイベント開催
ミス沖縄OGによる人材育成プログラムの発表も
2017年8月18日 19:10
- 2017年8月1日 開催
沖縄県とOCVB（沖縄観光コンベンションビューロー）は8月を観光月間としており、なかでも8月1日を「観光の日」と定めている。その8月1日に、那覇市のパレットくもじ前広場にて観光月間のオープニングイベントが開催された。
那覇バスの社員によるユニット「うたばす」のライブでイベントが開幕し、なじみのある民謡を中心に披露。カチャーシーで観客も一体になり踊っていた。
主催者挨拶には、沖縄県 副知事 富川盛武氏が登壇。「『うとぅいむち（おもてなし）』の心を持ち、観光客を温かく迎える体制を作っていくことが大切。県民の皆さまにも理解していただき、県民一丸となった観光客受け入れ体制作りにご協力いただきたい」と呼びかけた。
続いて、観光月間キャッチコピーの発表と表彰が行なわれた。キャッチコピーは、6月から7月にかけて一般から広く募集。578件の応募作品から選ばれたのは、沖縄県立前原高校1年の粟國朝輝さんによる「はいさい!! はいたい!! いちゃりばちょーでーおーきなわ!!」。
ステージに呼ばれた粟國さんは、このキャッチコピーに込めた思いを聞かれ、「沖縄県民と県外の人が仲よくつながってほしいという思いを込めた」と述べた。副賞の旅行券でどこに行きたいか尋ねられると、「いつも仕事で忙しい親にあげます」との回答。観客からも大きな拍手が贈られた。
続いて登場したのは、今年度の観光月間ナビゲーターを務めるプロバスケットチームの「琉球ゴールデンキングス」のメンバー。ファンも多く集まっていた。ナビゲーターとしての意気込みをガッツポーズで表わした。
続いて、ミス沖縄の3名が挨拶した。「沖縄の魅力は、温かく陽気な心を持ったうちなーんちゅの皆さまだと思います。道案内をしたり写真を撮ってあげたり、一緒にカチャーシーを踊ったり、そういう温かいうとぅいむちの気持ちが沖縄の旅を楽しくさせてくれると思います」と、ミス沖縄スカイブルーの嘉数晴花さん。
ミス沖縄コバルトブルーの町田満彩智さんは、「いちゃりばちょーでー、出会えば皆兄弟の心を日本中、世界中にアピールできたら素晴らしいことだと思います」と挨拶。
そしてミス沖縄グリーングリーングレイシャスの島袋愛梨さんは、「本日からミス沖縄2018の募集も始まりました。ミス沖縄は1年をとおして国内外の観光PRイベントや県の公式行事で沖縄の魅力を精一杯お伝えしています」と挨拶した。
観光キャラクターの花笠マハエちゃんとマハ朗くんも登場し、さらに沖縄県内各地域のミス観光レディが続々登場。9市町から集まった。なかでも注目されたのが、北中城村のミス、いや「美寿（ミス）」だ。3名とも御年80歳以上。長寿県沖縄をアピールするのにぴったりの観光レディだ。
各市町村からご当地キャラクターたちも大集合。マハエちゃん、マハ朗くんと合わせて全14キャラが並んだ光景は、なかなかの壮観だった。全員揃っての記念撮影でオープニングイベントが閉会した。
その後、OCVB 会長の平良朝敬氏より、ミス沖縄を活用した人材育成研修の発表があった。ミス沖縄はこれまでに105名の卒業生を輩出。2016年にはミス沖縄OG会を立ち上げた。そのミス沖縄OGを講師とした「ミス沖縄を活用した人材育成プログラム」をスタートさせる。
ミス沖縄は、在任前から在任期間中に座学・実地を含めた200時間以上の研修を受け、沖縄の歴史、文化、自然、地域、マナーなどを幅広く学び、年間のべ600以上の国内外での活動を行なっている。
このプログラムは、在任期間中に培われたビジネスマナーやスピーチ力、沖縄で働く心構え、うとぅいむちの心を受講者に伝えようというもの。「受講していただく企業の皆さまが誇りを持ち、キャリアアップの機会となれば。向上心豊かな人材育成のお役に立ちたい」と平良氏。また、8月22日には観光親善使節を対象とした講座を行なうことも発表された。
