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JAL、「こども霞が関見学デー」で機長、CA、整備士が“空のお仕事”を紹介
子供用ユニフォーム着用やフライトシミュレータ操縦体験も
2017年8月2日 22:21
- 2017年8月2日~3日 開催
JAL(日本航空)は、8月2日~3日に府省庁が開催している「こども霞が関見学デー」の初日に国土交通省の第1会場に出展し、パイロットやCA(客室乗務員)らが業務内容を子供たちに紹介した。こども霞が関見学デーは、25の府省庁が子供に向けて業務内容の説明や職場見学、省庁内見学を実施するもので、参加者には該当府省庁の公開エリアを自由に見学できる「霞が関こども旅券」(パスポート)が配布される。
JALが出展したのは、中央合同庁舎3号館10階共用大会議室(第1会場)の国土交通省航空局ブースで、パイロットやCA、整備士の子供向けユニフォームの着用体験・撮影会(参加自由)のほか、本格的な計器とヨークシステム、ラダーペダルを備えたフライトシミュレータで操縦体験(受付で当日抽選)が行なえる。
また、午前/午後の部それぞれに「パイロット、CA、航空整備士によるお仕事紹介」「航空管制官等によるお仕事紹介」という時間が設けられており、前者はJAL、後者は国土交通省 航空局の各担当者が説明を担当。映像やスライド、クイズなどを交えて和やかに進行した(10時/13時に当日整理券配布)。
現役の機長、CA、整備士が業務内容を解説
「JAL航空教室(お仕事紹介)」と題したスライドでは、飛行機が離陸するまでにその裏側で何が起きているかをまとめており、パイロット、CA、航空整備士が順を追って状況を解説した。
解説を担当したのは、ボーイング 767型機の機長を務める767運航乗員部の岸大祐氏と、入社2年目で、国内線を中心に乗務しているという羽田第2客室乗員部 CAの乙武英里氏、ボーイング 737-800型機の一等航空整備士を務める羽田航空機整備センターの波多野峻平氏の3名。
最後に設けられた質疑応答の時間では、子供たちから「パイロットは1日何回飛ぶのか」「エンジンに描かれている渦巻き模様の意味は」「数ある航空会社からなぜJALを選んだのか」といった鋭い質問が飛び、会場を沸かせていた。
国土交通省 航空局 交通管制部の「航空管制官等によるお仕事紹介」では、管制課、運用課、管制技術課、航空灯火・電気技術室から担当者が出席し、それぞれが空港での役割を解説。「管制塔の高さは?」「飛行機が離陸するときの速度は?」「滑走路にいるクルマの役割は?」「航空灯火はいつ交換している?」など、仕事の内容を子供たちに問いかけながら進行した。