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JAL、羽田空港国際線サクララウンジでVR体験イベントを4月12日から実施

ねぶた祭やランタンフェスティバルなど4種類の360度VR動画を体験

2017年4月12日~4月14日 実施

4月12日~14日の3日間、サクララウンジで360度のVR動画を体験できる

 JAL(日本航空)は、羽田空港国際線サクララウンジ「スカイビュー」で、ラウンジ利用者向けに360度VR動画の体験イベントを4月12日~14日の3日間実施する。

 ラウンジサービスの一環として実証実験的に行なわれるもので、体験できるのは7時~12時30分の間。コンテンツは「京都の紅葉」「福井県立恐竜博物館」「長崎ランタンフェスティバル」「青森ねぶた祭」の4種類。

 VRサービスは、ejeのVR向け振動チェア「TELEPOD」に腰掛けた状態で、Oculus VRのVRヘッドセット「GearVR」とSamsungの「Galaxy S7 edge」の組み合わせで体験する。

日本航空株式会社 事業創造戦略部 事業戦略グループの清水厳喜氏(左)と、VRize COO事業推進責任者の中村拓哉氏(右)

 VRアプリの開発にあたったのは、VR広告事業やVRアプリ制作支援事業を手がけるVRize。同社COO事業推進責任者の中村拓哉氏は「2016年はVR元年と言われたが、世界規模で見ても端末は800万台くらいしか出ていない。そのためVRパブリッシャはマネタイズがまだ難しい状況だが、BtoB市場では企業側のVRへの熱量を感じている。そこで目下、企業のVR支援という形で共同して実証実験などを行なっていて、今回もその取り組みの1つ」と説明。

 なお、VRizeはKDDIのスタートアップ支援プログラム「KDDI ∞ Labo」の第11期に選ばれており、今回のサービスで使われる端末の提供もKDDIが行なっている。また、体験できる4種の360度動画は、コロプラの100%子会社である360Channelから提供を受けているとのこと。

Oculus VRのVRヘッドセット「GearVR」と、ejeの振動チェア「TELEPOD」が使われている
国際線ターミナル5階のサクララウンジ