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C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏も来場! スター・ウォーズ特別塗装機「C-3PO ANA JET」のお披露目セレモニー

初便の乗客1名にダニエルズ氏のサイン入りモデルプレーンをプレゼント

2017年3月20日 実施

2017年3月21日 就航

ANAがスター・ウォーズ特別塗装機「C-3PO ANA JET」のお披露目セレモニー実施。C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏も登場

 ANA(全日本空輸)は3月20日、映画「スター・ウォーズ」とタイアップしたプロモーション「STAR WARSプロジェクト」の一環である、C-3POをデザインした特別塗装機「C-3PO ANA JET」のお披露目セレモニーを実施した。セレモニーには、スター・ウォーズ全作品に出演しているC-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏も来場し、特別塗装機の就航に喜びの言葉を述べた。

 別記事「ANA、スター・ウォーズ特別塗装機第4弾『C-3PO ANA JET』を公開」でもお伝えしているとおり、国内線仕様(プレミアムクラス21席、普通席384席)のボーイング 777-200ER型機、登録記号「JA743A」の機体を塗装したもので、3月1日~18日に伊丹空港に隣接するMRO Japanで整備・塗装作業が行なわれた。3月19日にドックアウトし、同日中に伊丹空港から羽田空港へフェリー(回航)。このセレモニーは羽田空港内のANA格納庫で実施された。

全日本空輸株式会社 取締役 常務執行役員の志岐隆史氏

 セレモニーで挨拶した、ANA取締役 常務執行役員の志岐隆史氏は、「ANAのSTAR WARSプロジェクトは2015年7月に始動して、早いもので2年になる。この間、いくつか難関もあったが……」とし、ここまでプロジェクトを遂行してきたことに対して、ウォルトディズニー・ジャパンやルーカス・フィルムら関係者に感謝の言葉を述べた。

 そして、「プロジェクトの目玉になる特別塗装機は、第1号がR2-D2 ANA JET、これが2015年9月にロールアウトした。この飛行機は、アメリカの西海岸や東南アジア、中国、ヨーロッパのドイツといった国際線のボーイング 787-9型機として定期便に就航してきた。チャーター便としても、米国のロサンゼルスから英国のロンドンへ、ハリウッドスターのハリソン・フォードさんやデイジー・リドリーさんを乗せた。世界中から大変に愛された機体になっている」と、就航済み機体を紹介。

 4機目の特別塗装機となるC-3PO ANA JETについて、「C-3POはお腹のデザインや、背中のバッテリなどに特徴があるが、その部分を忠実に再現した機体になっている。この『C-3PO ANA JET』『R2-D2 ANA JET』『BB-8 ANA JET』、これで人気の3つのドロイドが揃うことになった。こちらは3月21日から国内線に就航していく。春休みの間は、週末には機体を固定して特定路線に入れるということでWebサイトでもアピールさせていただいている。春休み期間に、ぜひご家族の方々で利用していただければ」とPRした。

 続いて会場には、機体のデザインになった本日の主役の一人であるC-3POと、R2-D2が揃って登場。C-3POがさっそく話を切り出した。

C-3PO:本日はお招きいただきありがとうございます。ほらR2、君もちゃんと挨拶なさい。
R2-D2:(C-3POによる通訳:R2もありがとうと言っています)
志岐氏:C-3PO! この後ろにある機体はあなたがモデルの特別塗装機です。
C-3PO:ま、ま、ま、ま、なんと。どうしましょう、どうしましょう。私はいま非常に感動しております。
司会者:お2人ともとっても喜んでるみたいですね~。
志岐氏:大変に喜んでいただいて、うれしく思います。ありがとうございます。
C-3PO:えぇ、本当に。忘れないでくださいね。私は宇宙旅行が好きではないのです。ただ、空を飛ぶのは別です。しかも、こんなに素敵な飛行機に乗れるのでしたら、私とても光栄でございます。

との掛け合いを見せ、自身をモチーフとした飛行機の完成を喜んだ。

C-3POとR2-D2が登場

 そして、本日のもう一人の主役である、歴代の8作品すべてに出演しているC-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏が、C-3PO ANA JETの機内から登場。「日本の皆さまこんにちは。アンソニー・ダニエルズといいます。本日はこのイベントに参加することができて、とても光栄に思います」と日本語で挨拶。ドアの脇にサインを書き込んだ。サインが書かれたのは左側面最前方の、いわゆるL1ドアのすぐ脇なので、乗客は搭乗時にそのサインを間近に見ることができるだろう。

スター・ウォーズ全作に出演しているC-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏が機内から登場
ドアの脇にアンソニー・ダニエルズ氏がサイン。搭乗時はこれを見るのも楽しみの一つになりそうだ
ダニエルズ氏がタラップを降りて志岐氏と握手。さっそく話を切り出した

 続いて、「私はスター・ウォーズのなかで600万もの言語を操るが、とても残念ながら、日本語はそのなかに含まれていない」と笑わせつつ、会場に招待されたことに感謝の言葉。「私はC-3POのスポークスマンではありませんが、C-3POを40年間ですごくよく見てきて、文字どおり中身まで全部まで分かっている。C-3POのデザインを模したこの飛行機を見て、とても喜んでいるのではないかと思う」とC-3POのことを誰よりもよく知るだけに、その気持ちを代弁した。

 そしてC-3PO ANA JETについて、「C-3POはなぜか日本の方々にとてもよく似ていると思う。すごく礼儀正しく、誠実で、とても努力家で、かわいく、とてもスタイリッシュ。誠実なところが感じられる、彼のこういった性格はとても大好きです」とし、「C-3POのこうした性格がすべてデザインに込められていると思う」と話した。

 その後、司会者からダニエルズ氏へいくつか質問。機体のデザインについては、「本当に身震いするぐらい喜んでいる」と表現。加えて「多くの皆さんは私が最初のスター・ウォーズの映画に出たくないと思ったと聞いたら驚かれるのではないかと思う。1975年にジョージ・ルーカス氏に会った。まだそれでもどうしようかと思った。私の考えを変えたのは、ジョージ・ルーカス氏の事務所の壁に飾ってあったC-3POのことを書いたコンセプトイメージだった。実はボーイングのデザイナーだったラルフ・マクウォーリー氏がC-3POのデザインをしている。そのときに見た絵が私の人生を変えてくれた。C-3POの顔に一目惚れした。6カ月後にはそれが本物になって私の前に現われた。そして、41年後に今度はANAが飛行機にしてくれた。きっとこの飛行機に乗れたら、スター・ウォーズの世界観に浸れるのではないかと思う」と答えた。

 乗客にどこを楽しんでほしいか? との問いには、「まずは、この大きさを楽しんでほしい。本当に大きくて、本当に美しい。これは、C-3POをそのままデザインしたわけではなく、尊敬の念を抱いたオマージュになっている。一つ一つのパーツをものの見事に表現していると思う」と評価。

 セレモニー後の囲み取材でも、「C-3POは素晴らしく姿勢もよくて、スタイリッシュなので、飛行機にするのは難しいのでは。基本的に縦のラインなので、横にするためにデザインチームは特にお腹のデザインにフィーチャーして仕上げた。バッテリや耳、お腹の配線といったすべての要素をデザインに反映している」と、完成度の高さに言及している。

C-3PO ANA JETのモチーフとなっているC-3POの円盤や配線。背中のバッテリパックもポイント。実機と見比べてみると「なるほど!」と思えるだろう

 さらに、「ANAは、安全、快適に加えて、本当に楽しめる空間を用意してくれた。航空会社が飛行機でこのような楽しい空間を作るのはすごいことだと思う。ANAとディズニーはとても協力して、惑星にこのような喜びをもたらしてくれた。私の息子がこの飛行機を見たら、自分がスター・ウォーズの映画に迷い込んだと思うのではないか。機内にもC-3POを感じられるものがたくさん置いてある。パイロットやクルーもそのような楽しみを演出してくれると思う。空の旅がもっと楽しみに満ちあふれるようになるのでは」と話した。

 このほかに、エピソード1~3のときには体の前に実物大のC-3POをくっつけて、後ろから操っていたことや、あるシーンではテイク1~4と進んで、次のテイク5のときに一緒に倒れるというハプニングがあり、「銀河に1体しかないドロイド」を壊してしまったこと。しかし、アップのシーンの撮影だったので壊れたところを写さずに難を乗り切ったこと。

 背中のバッテリパックは、目を光らせるためのバッテリが入った本物で、それがショートして危うく感電しかけたことなど、撮影秘話を紹介。

 最後にスター・ウォーズファン、ANAファンへのメッセージを求められ、「私を含めて(スター・ウォーズの)映画制作に関わっている人たちはファンに本当にありがとうと言いたい。1977年エピソード4が出てきたときには、誰もここまで成功するとは思っていなかった。ファンが本当に愛してくれた。そして、2作目、3作目、4作目……8作目まできている。すべて愛してくれたファンのおかげ。本当にありがとうございます。すべてのANAクルー、チームの皆さん、すべての皆さんに、『フォースとともにあらんことを』」と、最後の言葉は“May the Force be with you.”ではなく日本語で話して挨拶を締めた。

C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏とCA(客室乗務員)
こちらはC-3POとCA

 そして、もう一つ。

 3月21日のC-3PO ANA JET初便就航にあたって、「ANAと私からプレゼントを用意したい。とても美しいC-3PO ANA JETのモデルプレーン。私のものではありません(笑)。私はこのモデルプレーンにサインをするので、それを明日の初便に乗った幸運な1名にプレゼントする」とのサプライズプレゼントを発表。

 さらに、すべての乗客にプレゼントされる搭乗証明書のうちの複数枚にも、ダニエルズ氏のサインが書かれるそう。初便に乗る予定の人は楽しみが増えることになった。

初便搭乗客の幸運な1名にアンソニー・ダニエルズ氏サイン入りモデルプレーンをプレゼント

 3月21日に就航するC-3PO ANA JETだが、初日の運航スケジュールは下記のとおり。

NH621便:羽田(09時05分)発~鹿児島(11時00分)着
NH624便:鹿児島(11時45分)発~羽田(13時25分)着

 機内のヘッドレストカバー、紙コップ、CA(客室乗務員)のエプロンがC-3POデザインで統一され、青と黄色のツートンで鮮やかな演出。先の志岐氏のコメントにもあったが、3月21日~4月2日の一部運航便は同機に固定して運航。その対象便に搭乗した人には、カード型の搭乗証明書がプレゼントされる。

C-3PO ANA JETの機内

C-3PO ANA JETの機内シートにはC-3POデザインのヘッドレストカバー
機内は紙コップもC-3PO仕様。Webで公開されている対象便搭乗客には搭乗証明書もプレゼントする
C-3POデザインの紙コップ
C-3PO ANA JETの絵はがき
カード型の搭乗証明書
C-3POデザインのエプロンを着用

C-3PO ANA JETのデザイン

スター・ウォーズ特別塗装が施されたボーイング 777-200ER型機「C-3PO ANA JET」
機体前方部の右側面
機体前方部の左側面
コックピット付近
JA743Aの機体
C-3POの「お腹」の配線にフィーチャーしたデザイン
機体の底部は、胴体を一周するお腹の配線や、背中のバッテリパックなどの要素を描いている