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「ひらまつ」が事業説明会を開催、「六本木テラス フィリップ・ミル」「高台寺ひらまつ」やリゾートホテル「HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 沖縄(仮)」を紹介

2017年2月7日 開催

ひらまつが3月17日にオープンする「六本木テラス フィリップ・ミル」の総料理長となるフィリップ・ミル氏

 日本各地でレストラン、カフェ、ウェディング、ホテル事業を手掛けるひらまつは2月7日、事業説明会を東京・銀座にある同社のレストラン「ICONIC」で開催。3月にオープンする「六本木テラス フィリップ・ミル」、9月にオープンする「高台寺ひらまつ」のほか、ホテル事業について、代表取締役社長である陣内孝也氏が説明した。

ひらまつが3月17日にオープンする「六本木テラス フィリップ・ミル」

オープン日:2017年3月17日
営業時間:ランチ11時~15時30分(14時ラストオーダー)、ディナー17時30分~23時(21時ラストオーダー)
価格:ランチ3500円~、ディナー8000円~(サービス料10%別)
定休日:なし
所在地:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガーデンテラス 4階
TEL:03-5413-3282

株式会社ひらまつ 代表取締役社長の陣内孝也氏

 まず、3月17日にオープン予定のフランス料理のレストラン「六本木テラス フィリップ・ミル」について説明があった。

 ひらまつはこれまで、ポール・ボキューズ氏、マルク・エーベルラン氏、ジャック&ローランのプルセル兄弟と提携したレストランを日本で展開してきたが、3組目、4人目としてフィリップ・ミル氏とのコラボレーションしたのが「六本木テラス フィリップ・ミル」であると紹介。

 フィリップ・ミル氏は38歳のときにフランスの国家最優秀職人賞(M.O.F)を受賞。現在はフランス・シャンパーニュ地方、ランスにあるレストラン「シャトー・レ・クレイエール」の二つ星シェフとして総料理長を務めており、「フランスで最も三ツ星に近いシェフ」と呼ばれているという。

フィリップ・ミル氏の料理例
フィリップ・ミル氏からのビデオレターが紹介された

 フィリップ・ミル氏の料理は見た目は現代的スタイルで細やかな盛り付けをしつつ、素材を活かした味わいが特徴で、「緻密で繊細、味はクラシック」と表現。シャンパーニュ地方で活動しているということで、シャンパンに合わせた、クリアでストレートな料理になる予定で「優雅なシャンパンのサロンを六本木テラスに再現しようと思っています」と店のイメージを語った。

 メニューはフィリップ・ミル氏が検討中とのことだが、コース料理を基本に、アラカルトも用意する予定。前菜を数品頼んでライトに楽しんだり、コース料理でしっかりゆったりと楽しんだりと、どちらにも使える店になるとした。シャンパンは80~100種類用意し、さまざまな料理に合わせて楽しめるようにし、グラス単位での注文にも対応する予定だという。

 個室は4部屋用意し、家族連れから接待使いまで対応。また、大きなテラスが併設され、オープン時期には桜が咲き始め、4月には桜を愛でながら、夏は夕暮れの涼しい風を感じながら、秋から冬は夜景やイルミネーションを楽しみながら、シャンパンを味わってもらいたいと話した。

 ここでフィリップ・ミル氏からのビデオレターが紹介され、「このたび、私の料理を六本木テラスでお楽しみいただけることになりました。ひらまつと一緒に作り上げる素晴らしいレストランです。どうぞ楽しんでください。ボナペティ!」とフィリップ・ミル氏はコメントを残した。

ひらまつが9月にオープンする予定の「高台寺ひらまつ」

オープン:2017年9月予定 ※予約は2017年夏期から受付開始予定
所在地:京都市東山区高台寺桝屋353

ひらまつが9月に京都にオープンする予定の「高台寺ひらまつ」
「高台寺ひらまつ」からは高台寺や京都の街並みを一望できるという

 続いて京都に9月にオープンする予定の、ひらまつ初の日本料理店「高台寺ひらまつ」について説明があった。

 開店予定地は、八坂神社から清水寺への二年坂の途中、高台寺にある。2000坪の敷地に上坂浅次郎(こうさかあさじろう)氏によって1907年に建築された数寄屋造りの建物があり、これをリニューアルして本棟とし、今回の工事で新設される新棟とで営業していく。1月からリニューアル工事に入っており、工事は日本の伝統的な数寄屋造りの伝統を守っている中村外二工務店が担当した。

 本棟では和食を、新棟ではフランス料理を提供。料理長は京都の「祇園丸山」で13年修行した藤原誠氏が就任し、9月の開店に向けて京都の食材や料理の開発を行なっている最中だという。

「建築物、器、掛け軸、おもてなしの心が京都にはあります。ひらまつが今後10年20年成長していくためにも、今回日本料理がひらまつに加わること、京都に出店することは大きなことで、また一方で日本の文化に貢献できることになるのではと思っています」と陣内社長は話した。

「高台寺ひらまつ」の室内や庭

沖縄・宜野座に2018年夏にオープンするホテル「HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 沖縄(仮)」

オープン:2018年7月予定
所在地:沖縄県国頭郡宜野座村字松田
客室:19室(ホテルタイプ10室、ヴィラタイプ9室)

 最後にホテル事業について説明があった。ひらまつは、2016年7月15日に「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島」、10月27日に「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」、12月27日に「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」をオープンしているが、賢島は伊勢志摩のさまざまな食材を使った料理やタラソテラピーが宿泊客に好評で、関西エリアやそのほかの地域から多くの人を集めていると紹介。

 熱海は東京から新幹線で45分という近さのせいか、週末に突然予約が入ったり、連泊を希望されたりということが多く、ほかのホテルより若い層、30代の利用があることも特徴だという。仙石原は海が近い2店舗と違い、山・森林のなかというロケーションで、富士山が見えるロケーションや温泉が好評とのこと。箱根ではディナーのみの利用もOKであるため、箱根でゴルフを楽しんだ人が帰りに夕食に立ち寄り、そのまま東京方面へといった利用も見られると話した。

 そして、2018年7月のオープンを目指す「HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 沖縄(仮)は3月に基礎工事に入り、6月から本格的な工事が始まる予定。沖縄・宜野座の6700坪の敷地に、19の客室を備えたリゾートホテルとなる。10室がホテルタイプ、9室がヴィラタイプで、どの部屋からも宜野座を一望できるものになると説明した。