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関西国際空港 第2ターミナルビル(国際線)を報道公開

1月28日からピーチ、3月から春秋航空が使用

2017年1月28日 使用開始

 関西エアポートは1月18日、関西国際空港に建設中だった第2ターミナルビル(国際線)の竣工式、安全祈願式、開業披露パーティを開催、内部を報道公開した。1月28日にピーチ(Peach Aviation)が使用を開始、3月に春秋航空も第1からこちらのターミナルへ移動して使用開始する。

第2ターミナルビル(国際線)の外観

既存の第2ターミナルビル(国内線)から見た、新規開業部分。さらにこの先が右に折れてコの字型に広がる
Terminal 2と壁に大きく書かれている
第2ターミナルビル(国際線)の入口
入口付近から既存の第2ターミナルビル(国内線)方向を見たところ
まだ囲いが残るが、バスターミナルも拡張する。第1ターミナルビルを結ぶ無料の連絡バスも乗り場も変更する
既存の第2ターミナルビル(国内線)から見た第2ターミナルビル(国際線)の到着口。駐車場を横切る通路がある
第2ターミナルビル(国内線)の到着口

チェックインロビー

チェックインカウンターには、すでに春秋航空の表示がされている
こちらはピーチのチェックインカウンター
出発はチェックインロビーの右手方向に進んでいく。紅白の幕は竣工式のために仮設されたもので、開場時には広い空間となる

スマートセキュリティー

「スマートセキュリティー」は、手荷物検査時のトレイの移動を自動化したスマートレーンやボディスキャナなど、第2ターミナルビル(国際線)の特徴的な設備。ボディスキャナは新しい世代のもので、乗客の体のラインを表示することなく、要チェックのものがある場所を表示する。これにより、再チェックが必要となった場合でも、全体を調べる必要がなく、ピンポイントで調べることができ、乗客、検査員ともにストレスを軽減することが特徴だ。

スマートセキュリティーのレーン(画像提供:関西エアポート株式会社)
4人が同時にトレイに乗せて検査を受けることができる(画像提供:関西エアポート株式会社)
大型のトレイに荷物をのせ、スマートレーンに乗せると自動的にX線検査へと進む(画像提供:関西エアポート株式会社)
検査を受け終わったトレイは下を通って元に戻される。検査を受けようとする人は下からトレイを取り出す(画像提供:関西エアポート株式会社)
人間はボディスキャナでチェックを受ける。下に書いてあるところに足を合わせて立つと、ボディラインは表示されないが、要チェック箇所だけモニターに表示される(画像提供:関西エアポート株式会社)

ウォークスルー型免税店舗を含む出発ロビー

 出国審査を終えたあとは、ウォークスルー型の免税店舗を通り出発ゲートへ進む。店舗内にはカーブを描く太い通路があり、通路を通ることで誰でも商品に目がいってしまうようになっている。

出国審査を出るとすぐ免税店舗「KIX DUTY FREE第2ターミナルビル店」。ここの通路を通って出発ゲートに進む
ブランド品が並ぶ
曲線の通路を通ると案内板にたどり着く
現在はピーチと春秋航空のみ
春秋航空の案内板も設置済み
ウォークスルーの免税店のほかにも店舗が並ぶ
KIX DUTY FREE第2ターミナルビル店にはさまざま商品が並ぶ
炊飯器
美容家電
キャラクター商品も豊富
お菓子
ランドセルなどカバン類が並ぶ
小物類
レジ
ICカードリーダーやサイン、暗証番号入力の機器を装備
ウォークスルーの免税店のほかにも店舗があり、これはKIX DUTY FREE WATCHES(時計)
アプローズ 第2ターミナル国際ゲート店(土産物等)
Fuchsia by peach 国際ゲート店(総合免税物販)
ココカラファイン関空第2ターミナル出国店(ドラッグ)
大阪ゴチ食堂(総合レストラン)
nana’s green tea(カフェ)
Daily SKY(キオスク)
こちらは到着口にある、関西ツーリストインフォメーションセンター 関西国際空港第2ターミナルビル店
リムジンバス案内カウンターと、通信機器レンタルのエクスコムグローバル 関西空港第2ターミナル到着ゲート

滑走路側(保安エリア)側から見た第2ターミナルビル(国際線)

第2ターミナルビル(国際線)を滑走路側から見る
新設したゲート部分
既存の第2ターミナルビル(国内線)に駐機している機体が奥に見える