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関西国際空港、国内初の電気式移動電源車「eGPU」を実証実験。CO2排出量はディーゼル式の約10分の1

2020年3月26日 発表

関西エアポートは、関空第2ターミナルで電気式移動電源車「eGPU」の実証実験を行なう

 関西エアポートは3月26日、関空(関西国際空港)第2ターミナルで、電気式移動電源車「eGPU」の実証実験を行なうことを発表した。エージーピー、多摩川エアロシステムズ、ピーチ(Peach Aviation)とともに、3月27日~7月31日に実施する。

 GPU(Ground Power Unit)は、駐機中の飛行機へ電力供給を行なう航空機用動力設備で、第1ターミナルは地下に埋設されており、ケーブルを接続することで各航空機に電力供給できる。一方、第2ターミナルには常設しておらず、飛行機自身が持つ発電用の補助エンジン(APU:Auxiliary Power Unit)または、ディーゼル式の移動電源車からの供給により電力をまかなっている。

 実証実験を行なう電気式移動電源車は、環境負荷が低く、充電式で低騒音であることが特徴となっており、CO2排出量は飛行機のAPUに比べて約30分1、ディーゼル式GPUに比べて約10の1になるという。

電気式移動電源車