ニュース

ANA、50機目のボーイング 787型機が羽田空港に到着、8月30日の羽田~ジャカルタ線で就航

機体には「ANA's 50th 787」のマーキング

2016年8月16日(現地時間) 受領

2016年8月18日 到着

 ANA(全日本空輸)は50機目となるボーイング 787型機を米シアトルで8月16日(現地時間)に受領。その機体となるボーイング 787-9型機(登録記号:JA882A)が8月18日の18時28分、羽田空港に着陸した。

 ANAはボーイング 787型機のローンチカスタマーとして2004年に50機を発注。現在は世界最多のボーイング 787型機を運用しており、50機目の受領も世界初のこと。ANAの事業規模の拡大で現在の発注数は83機となっているが、これも航空会社別では世界最多の発注数となる。

 その50機目となるボーイング 787-9型機は、ANAとしては14機目のボーイング 787-9型機となり、現地時間8月16日に納入、同8月17日の16時40分にボーイングの工場がある米シアトルのエバレットを出発。日本時間の18時28分に羽田空港のC滑走路に着陸。同18時40分にANA整備場前の202番スポットに到着した。

C滑走路に着陸後、202番スポットへ
18時40分に202番スポットに到着
フェリーフライトを担当した、森日出夫機長(左)と泉陽介副操縦士(右)

 到着したボーイング 787-9型機には、機体前方のANAロゴの下に50機目を記念した「ANA's 50th 787」のマーキングが施されるのも特徴。機内は中距離国際線用の246席仕様(ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席)となっており、従来のエコノミークラスより座面を約5cm低くすることで、女性や子供も足が着いて座りやすいシートへと変更している。

 同機は8月30日の羽田~ジャカルタ線(NH855便)で就航。その後、9月6日からは羽田~シンガポール線、羽田~香港線など、中距離の東南アジア路線へ投入される予定となっている。

ポートサイド、スターボードサイドともに同じ位置に「ANA's 50th 787」のマーキング
同乗してきたスタッフが降機するためにタラップ車などを取り付け。入れ替わるように整備士らが乗り込んでいく
登録記号はJA882A
ビジネスクラスは40席。中距離国際線用ながらスタッカードタイプのフルフラットシート
ビジネスクラス各部
プレミアムエコノミークラスは14席
プレミアムエコノミークラスの各部
エコノミークラスは192席
エコノミークラス各部。座面を約5cm低くしたという新シートを採用。各席にユニバーサルACコンセントも装備している