若林直樹のトラベルフォトギャラリー

陶器の村バッチャン(ベトナム)

 東南アジアを旅するとユニークな村がある。ここベトナムのバッチャン村も、大小さまざまな陶器を扱った店や工房だらけの村でおもしろい。

 買い物客や観光客は少なく、バイヤー風の人はよく見かける。店に入っても買いそうにない客に見えるのか店員は売りつけようとはしないし、話しかけるまで相手にもしてくれない。おかげでのんびり見て回れるのでとてもよい。

 陶器を制作している工房では自由に見せてくれるところが多く、働いている人たちは作品を作りながらでも微笑んでくれる。作品は土臭い壺からモダンな食器までいろいろあるが、絵が特徴的なものが多くておもしろい。村は古い町並みを残し、昔ながらの東南アジアの風景が残っている。レストランなどはあまりないが、道ばたで手作りの笹巻きやダンゴ?など食べ物はある。

 バッチャン村はハノイから近いのでタクシーでもよいが、バスならば50円以下で行ける。ハノイから行くとクルマやバイクが少なく、静かにゆっくり見て回れて楽しい時間を過ごせるところだ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。
Webサイトはhttp://kaido.sub.jp/