ご当地土産セレクション
静岡土産の「安倍川もち」と「春吉富士」
2023年1月6日 11:00
新年はじめに紹介するのは、ふじのくに静岡県のご当地土産です。日本一の富士山や駿河湾の絶景、伊豆温泉に名物グルメの浜松餃子やウナギなど、何度訪れても楽しい静岡。いよいよ1月10日には全国旅行支援も始まります。東海道新幹線や東名高速道路を利用する人は、旅の休憩がてら土産店をのぞいてみるのもアリかもしれません。
やまだいち「安倍川もち」
江戸時代から東海道名物として多くの旅人に愛されてきた郷土菓子。遡ること400年以上前、茶屋の店主が安倍川上流で採れる砂金に見立てた砂糖入りのきな粉をつきたてのおもちにまぶして徳川家康に献上。するとその味を気に入った家康が「安倍川もち」と名付けたといいます。
そんな逸話のある安倍川もちを、戦後はじめて復活させたのが静岡市に本社を置く「やまだいち」。契約栽培の佐賀産もち米を使い、より生もちに近い食感を楽しめるよう仕込み方にも工夫を加えて毎朝手作りしているそうです。遠慮がちな日本人に気兼ねなく味わってもらいたいと創業者が考案した食べきりサイズの個包装には、風味豊かなきな粉と上品な甘さのこし餡、2種類が入っています。
安倍川もちは、江戸から伊勢神宮を目指す“お伊勢参り”の旅を題材にした物語「東海道中膝栗毛」にも登場しますが、その主人公の1人である「喜多八」をデザインした箱の包装紙にも注目です。
安倍川もち
内容量: 4人前(4個包装入り)
価格: 1200円
賞味期限: 9日間
販売場所: パルシェ(静岡駅ビル)、登呂「もちの家」、三島駅、新富士駅、ギフトキヨスク浜松など
明治食品工業「春吉富士」
こちらは新年の縁起物としてもふさわしい「春吉富士」。創業者である山口春吉の名を冠したようかんで、静岡県三島市に1949年創業した明治食品工業の人気商品です。
箱を開けると、色とりどりの富士山を模したようかんが全6種類。それぞれ、なめらかな舌触りを楽しめる小豆の練りようかん「茶」、愛媛県産の青柚子の果皮を使用した「緑」、東伊豆の名産ニューサマーオレンジのジャムを使用した「黄」、伊豆松崎産の桜葉がほのかに香る「桜」、びわの実を練り込んだ「橙」、駿河湾に面する戸田の塩を使った「青」。このように地元の食材を存分に生かしつつ、日本の四季の美しさを見事に表現しています。
また“水の都・三島”と呼ばれるだけあって、ようかんは富士山の伏流水を使ってじっくり炊いているそう。優しい甘さが印象的で、見た目だけでなく味にもこだわりを感じます。静岡のお茶と一緒に堪能したい逸品です。
春吉富士
内容量: 6個入り(各1種類)
価格: 1015円
賞味期限: 180日
販売場所: 道の駅 伊豆ゲートウェイ函南、三島スカイウォーク、静岡県富士山世界遺産センター、NEOPASA駿河湾沼津など