ボーカリスト琴音の音楽旅

真夏の野毛、日ノ出町で飲み歩き! 昼間は野毛山動物園にも行ってきました

野毛山動物園で動物と触れ合い、夜は飲み歩きへ

 暑くて溶けてしまいそうな日々が続く日本列島。殺人的な暑さですが、冷たいお酒を飲むのには気持ちのよい季節になってきました。

 昔から大好きな飲み屋街の1つ「野毛」そして、ずっと存在は気になっていたけど行ったことのなかった「野毛山動物園」。ここのところキャンプにハマってましたが、久しぶりに街で遊ぶのもよいかも?と野毛~日ノ出町を目指して遊びに行ってきました。

入場無料でこのハイクオリティ! 動物との触れ合いもできる「野毛山動物園」

 まずは京急日ノ出町駅で下車して、野毛山動物園を目指します。野毛山動物園は「山」と付くだけあって坂の上にあり、到着までなかなかよい運動になります。どんどんと緑が多くなってきて暑いけれど、森林浴しているような爽やかな気分に。

 野毛山動物園はなんと入場無料! ですが、入り口近くにライオンの募金箱があり、野毛山動物園募金を受け付けています。入り口からまっすぐなかに進み、まずはレッサーパンダの寛いでいる姿に癒されました。

 そして、坂を上ってきたのでとにかく暑いということで到着してすぐでしたがひだまりカフェで小休憩。クーラーの効いた休憩所……最高! 軽食、アイスや冷凍フルーツも売っていたり、熱中症対策もしっかりできます。

坂を上って野毛山動物園に到着
まずはレッサーパンダがお出迎え
売店とひだまりカフェも併設の休憩所
電子レンジもあり
広々としたイス配置で、子供用のイスも完備
ひだまりカフェでアイスコーヒーを購入
アイスや冷凍フルーツの販売も

 少し身体を冷やして、おもしろい表情を見せてくれたのはアカエリマキキツネザル。しっかりとカメラ目線をくれました。そして、なかよし広場でふわふわのモルモットとハツカネズミのふれあいに参加してみました。

 ふわふわな毛のモルモットの「みみこ」ちゃん。触ってると癒し効果が半端ないです。モルモットたちが熱中症にならないように凍らせたペットボトルが添えられている優しさにほっこり。ハツカネズミも手のひらに乗ってくれたり撫でさせてくれたり愛らしさたっぷりでした。

 見るのもいいけど、やっぱり触るとさらに癒されます。無料とはいえ、動物もたくさんいるしお子様連れにも行き届いた配慮があって、老若男女楽しめる動物園でした。スロープも多いので、ベビーカー連れでも安心です。

カメラ目線のアカエリマキキツネザル
生で見ると大きさにも圧倒されるキリン
なかよし広場すぐの手洗い場、奥には子供用トイレもあります
直に動物に触れ合えるなかよし広場
モルモットのみみこちゃん
ハツカネズミも小さくてかわいい
羽根を広げたインドクジャク(羽根を広げるのは基本的に繁殖期の3月〜6月の間)
涼しげに泳ぐフンボルトペンギン
美しいチリーフラミンゴ
売店にはぬいぐるみなどのグッズから、急な雨天時にも助かる雨具の販売もあり

新鮮なホルモンでいつも大人気な「野毛ホルモンセンター」

 野毛山動物園でかわいい動物達を愛でたら、今度はお腹が空いてきて……。そろそろ水分補給も必要だよな?と野毛の町を歩いていたらいつも大人気でほぼ満席の「野毛ホルモンセンター」に空席が! このチャンス、逃すものかと速攻で入店。

 1人飲みでもたくさんの種類のホルモンが食べられるMIX焼き、センマイ刺し、梅ポテサラダ、レモンサワーを注文しました。レモンサワーと梅ポテサラダでまずはグビリ。このために生きていると言っても過言ではない美味しさです。運ばれてきた美しいホルモンを網に乗せたら、なんとも官能的な美を見せてくれるじゃありませんか。

 この絵だけでもお酒が進みます。センマイ刺しは甘酸っぱいコチュジャンタレを付けて、夏の暑さで減退した食欲を刺激して箸が止まりません。しっかりとホルモンを満喫して、次は素敵なサックスの音が聴こえていたジャスライブハウス「Junk」に入ってみました。

大人気の野毛ホルモンセンター
まずはサッパリとレモンサワー
お通しの千切りキャベツと梅ポテサラダ
さまざまなホルモンが食べられるMIX焼き
官能的に輝くホルモン
甘酸っぱいコチュジャンタレでいただくセンマイ刺し

気軽にジャズを楽しめる野毛「Junk」で情熱的なサックスとピアノの生演奏を堪能

 この日Junkの出演は、サックス奏者の渡辺ファイアーさんとピアニスト進藤陽悟さんのお2人でした。通りを歩いていると、お2人の素晴らしい演奏が聴こえてきて吸い込まれるようにビルの2階にあるJunkの階段を上っていました。

 ステージにはソプラノサックス、アルトサックス、なんとバリトンサックスまでありました。ソプラノが一番音域が高く、サイズも小さく、バリトンは一番音域が低くサイズも大きいです。一般的には、アルトサックスにいわゆる「サックス」のイメージを持つ方が多いかもしれませんね。

 この日は渡辺ファイアーさんのオリジナル曲からジャズスタンダードまで、幅広い音楽性の楽曲を高いテクニックとプロならではのクレバーな演奏で楽しませていただきました。この「情熱的」なんだけれどもどこか「冷静」なのが、プロならではの演奏だなぁ、と唸ってしまうところです。

 よい音楽と、美味しいお酒でどちらに酔っているのか分からなくなったところで演奏が終了し、続いて日ノ出町方面を足を伸ばしてみました。

野毛のジャズライブハウス「Junk」
水分補給にウォッカソニック
ソプラノサックスを吹く渡辺ファイアーさんとピアニスト進藤陽悟さん
アルトサックスがまるで身体の一部のような白熱した演奏
バリトンサックスまで聴けると思いませんでした

ライブハウスだけどバー営業日もあり! 日ノ出町「CLUB SENSATION」

 日ノ出町界隈は昔からなんとも言えない雰囲気があって大好きなんです。私は普段歌手として活動していますが、今からかれこれ10年ほど前にこのCLUB SENSATIONに出演させていただき、なんてカッコいいお店なんだろうと衝撃を受けました。

 2023年現在、CLUB SENSATIONは金土日はライブハウスとして、火木はバー営業をしているということでバー営業日に遊びに行ってみました。ライブの日ももちろんよいのですが、バー営業の日はゆったり飲めて内装やお酒をじっくりと堪能できます。まずは自家製のサングリアと、サルサ・チップスを注文。フードもあるので、酔っ払って小腹が空いてきてもちょこっと食べられるのがうれしいところ。

 一度CLUB SENSATIONでゆっくり飲んでみたかったので、バー営業日があると知ったときは絶対に行ってみよう、とテンションが上がりました。音楽好きもそうでない方も、ライブの日だけではなくバーとしても楽しめるお店だと思います。昼間の暑さもあり、少しのお酒で酔いが回りほろ酔いでこの日は帰路につきました。

日ノ出町CLUB SENSATION入り口
自家製のサングリア
サルサ・チップス
英国ビールも揃ってます
ライブ時のステージはこちら
テーブル席もあり
カウンターからの景色。吹き抜けで天井が高いので実際よりも広く感じます

 昼から野毛山動物園で動物たちに癒され、ホルモンとレモンサワーでお腹を満たし、素晴らしいジャズの演奏に酔いしれて、最後はカッコイイお店で美味しいサングリアでリラックス。

 なんてよいお出かけの1日なんでしょう。自然に触れるのもよいけれど、街で飲むのもまたよいものがありますね。特に野毛~日ノ出町は独特の雰囲気があるのでちょっとした旅行気分が味わえました。

 暑過ぎる日が続いているので、熱中症に気をつけながら夏のお出かけも楽しみたいものです。

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/