ボーカリスト琴音の音楽旅

梅雨でもお出かけしたい! 茨城県涸沼で雨キャンプ&大洗で工場見学

梅雨でもお出かけしたくて、工場見学なら?と思い立ち1人旅へ

 日本では毎年6月になると梅雨がやってきますね。雨の日が続き、湿度も高く気温も高かったりいきなり寒くなったり……。

 アウトドアや旅行が好きな人からすると、梅雨はオフシーズンになりがち。しかし! やはり雨でも梅雨でもお出かけしたい、というのが本音ですよね。

 というわけで、今回は茨城県の涸沼自然公園でキャンプをし、「かねふくめんたいパーク大洗」で工場見学なら雨でも楽しめるのでは?と1泊で出かけてきました。

自然あふれる涸沼自然公園キャンプ場でしっぽり雨キャンプ

 まずは涸沼自然公園キャンプ場を目指して、雨のなか都内からクルマを走らせます。2時間ほどで到着し、受付をすませて今回は芝生のフリーサイトを選んだので駐車場にクルマを停めて、どこにテントを張るか散策してみました。

管理棟のトイレ&シャワーは建物がかっこいい
24時間のコインシャワーあり

 広々としたフリーサイトですが、雨の日だと場所を選ばないと水溜りになってしまったり、スペース確保が難しいところ。この日はあまりほかのキャンパーさんがいなかったので、便利な炊事場近くの水たまりにならなさそうな場所を選んで設営できました。

青々とした芝生のフリーサイト
有料ゴミ袋で燃えるゴミ、それ以外は無料で捨てられます
クルマ乗り入れ不可のフリーサイトでも台車があるので楽々
広大な涸沼自然公園の案内地図
林間のオートサイト(クルマ乗り入れ可)
炊事場
洗い場
かまどもあります

 雨が降っていましたが、大雨ではなかったのでレインスーツ着用でなんなく設営できました。設営が完了したら、メスティンでご飯を炊いて、家から持ってきた卵丼の具を乗せて遅めの昼食に。

 最近はソロキャンプも慣れてきて、家でおかずを仕込んで持っていくことも増えました。設営後はとにかく早くご飯が食べたいのです。しとしと雨の降るなかで、しっぽりといただく卵丼はまた格別。雨の日のキャンプ、なんだか雰囲気があって好きなんですよねぇ。

雨の日のキャンプは、雨音がよいBGMに
ご飯を炊いてランチに
家で作った具をご飯に乗せてお昼ご飯に

 雨音を聞きながら、本を読んだり音楽を聴いたり……自然のなかで1人ののんびりした時間を満喫して、暗くなってきたので焚き火の準備。

 火を付けてお酒を飲み始めたら、なんだかお腹が空いていなくてガブガブお酒を飲んで、気付いたら夕飯も食べずテントで寝ていました……。お酒を飲んで眠くなったらすぐ寝られるのも、キャンプのよいところ……ですよね?

雨でも焚き火をツマミに、お酒が進みます

 酔っ払って寝てしまった翌日は、朝は少し雨が降っていましたが10時にはなんと晴天。コーヒーを飲んで、前日は夕飯を食べていなかったので持参したシュウマイを温めていただきました。

 キャンプのときは、すでにできあがっているお惣菜やインスタントが調味料いらずで本当に助かります。チェックアウト時にはもう晴れてテントやタープを乾かすことができました。

 しかし、キャンプのときは朝日で普段よりも早めに目が覚めてしまうのに、どうして撤収はいつもギリギリになってしまうんでしょう。

お惣菜で買ったシュウマイを温めて朝食
駐車場からフリーサイトはすぐそこ

明太子好きにはたまらない、かねふくめんたいパーク大洗

 チェックアウトして、晴天のなか大洗方面にクルマを走らせると、建物が少なくてどことなく海っぽい雰囲気が漂ってきます。

 大洗港に面して作られためんたいパーク大洗はロケーションも最高! クルマを降りて、なかに入るとたくさんの明太子、明太子を使った商品、唐辛子を使っていないたらこが販売されています。

かねふくめんたいパーク大洗
工場見学はなんと無料、フードコーナーも併設

 まずは朝にシュウマイを食べたきりだったので、フードコーナーでできたて明太子のジャンボおにぎりをいただくことにしました。暑い日で撤収後の火照った体を冷やすためにウーロン茶も注文。

 思ったよりも大きめのおにぎりで、ふんわり握られています。一口食べると、なかには大量のできたて明太子がッ。え! できたての明太子ってこんな美味しいの!? 新鮮さと雑味のなさで、プチプチの明太子とともに私の心のなかの美味しさの泡が弾けまくり。

 しかも、具が真んなかだけでなく全体に広がっていて、もはやご飯と明太子が1:1の割合なのでは、と思うほどです。さすが明太子工場内のフードコーナー、太っ腹です。

明太子を使った食事&スイーツ(!?)を楽しめるフードコーナー
本当に大きかったジャンボおにぎり

 絶品明太子おにぎりを堪能したら無料の工場見学へ。明太子の親であるスケソウダラの生態、生息地、成長を閲覧できます。

 そのほか、ゲームで明太子について学べる機械もあるのでお子さんも楽しめそう。肝心の工場はリアルに働いている方々の姿を見ることができ、明太子の仕分けのスピードによくあんなに早く見分けられるなぁ、と感心しました。

どうやって明太子ができるかの過程が丸分かり

 明太子を使ったお料理写真も展示してあり、レシピはインスタグラムのかねふくアカウントでチェックできちゃいます。そんな明太子の購買意欲が高まったところで、今回は明太子とヤリイカ明太を購入しました。

 帰宅してからほんのりゆず風味なヤリイカ明太と白ご飯をいただきましたが、あっという間に半分ほどなくなりました……。明太子も、工場で直接買うとできたての味と唐辛子の風味がしっかりとあってめちゃくちゃ美味しかったです。

美味しそうなお料理レシピは、かねふくのインスタグラムからどうぞ
購入したヤリイカ明太とからし明太子
キャラクターグッズやクレーンゲームもあります

大洗といえば海! 大洗サンビーチで夏の予感を感じました

 めんたいパーク大洗をあとにして、まだ少し時間があったのとせっかくの貴重な梅雨の晴れ間なので大洗サンビーチに向かいました。

 駐車場にクルマを停めて、てくてく歩いていくと大海原が広がります。こちらは潮干狩りができるそうで、クーラーボックスを持ってきている人もチラホラ。

 大洗町では潮干狩りについてルールがあるので、ご興味のある方は下記のリンクを確認してから出掛けましょう。まだ海開きはしていませんが夏の日差しと、今の時期は真夏ほど気温が上がっていないので涼しい海風を感じてリラックス。とてもよい時間を過ごせました。

大洗さんビーチで日光浴

 今回は、梅雨なのでどこか工場見学に行こう!と思い、明太子が大好きなのでかねふくめんたいパーク大洗に行ってみようと決め、キャンプまでしてしまいました。

 今までは梅雨は家にこもって早く夏が来ればいいのに、と思っていましたが。キャンプをするようになって、雨の日のキャンプもしっとりとした雰囲気で梅雨が好きになりました。

 梅雨は体調を崩す方も多いですが、どうにか楽しみを見つけて夏になるまで乗り切りたいものです。この記事が少しでも皆さんが梅雨を楽しく乗り切るヒントになればと思います。

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/