JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

子供から大人まで絵画の主役になりきって撮影ができるアートコスプレフェス2025年をご紹介

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は徳島県JALふるさとアンバサダーの宮本由子さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、徳島で鳴門・淡路島の魅力発信に携わるJALふるさとアンバサダーの宮本由子さん。

――取り組みについて教えてください。

 こんにちは。このたび、徳島県では初のJALふるさとアンバサダーに着任いたしました宮本由子です。

 大好きな四国徳島の、素晴らしい魅力をたくさんお伝えしていきたいです。

 JALでは、「季節の食と景色を楽しむ街」として、鳴門と淡路島の旅を提案しています。海と山のめぐみ豊富なこの地域では、農業、漁業、畜産業が盛んで、旬の新鮮な食材が手に入りやすいのも魅力です。

 鳴門・淡路島へは、徳島空港や、大阪、神戸、京都へバスで1本、また鳴門へは広島、岡山、高松からもバスが運行されています。関西などお近くへ旅行に来た際にはぜひ足を延ばして訪れてほしい、自然あふれるお勧めエリアです。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 今回は、鳴門公園内にある日本最大級の美術館、大塚国際美術館へ行ってきました。アクセスはとても便利で、上記のバスのすべてのエリアから直通バスが運行されています。

「スクロヴェーニ礼拝堂」(イタリア・パドヴァ)

 開館27周年を迎えた大塚国際美術館では、世界26ヵ国190余の美術館が所蔵する西洋名画約1000点を、陶板で原寸大に再現し、展示しています。

 7月23日から11月3日までの間、「アートコスプレフェス2025」を開催しています。

 今年で9回目となるこのフェスでは、作品内の人物などの衣装に身をつつみ、ブースで自由に映え写真をとることができる、大塚国際美術館ならではのコスプレフェスです。

「春(ラ・プリマヴェーラ)」(サンドロ・ボッティチェッリ、左)、大塚国際美術館スタッフ、花の女神フローラの衣装で(右)

 今年はボッティチェッリの「春(ラ・プリマヴェーラ)」など、全7作品を楽しめます。

 なかでも、ラ・トゥール「ポンパドゥール夫人の肖像」のドレスは、歴史衣服研究家の協力のもと、布地のプリントまでオリジナルで再現されています。着替えはとても簡単で、案内のとおりに服の上からパニエを腰に巻いて、ドレスの袖を通して胸元のボタンを留めるだけ。チョーカーやミュールも用意されていました。

「ポンパドゥール夫人の肖像」(モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール、中央)、大塚国際美術館スタッフ(右)

 また、グループやご家族で一緒に楽しめる作品もあり、衣装は子供用サイズも用意されています。

大塚国際美術館スタッフ(左)、「ヒマワリ」(ノイエ・ピナコテーク所蔵 フィンセント・ファン・ゴッホ、右上)

 7月から9月ごろはモネがフランスで長年咲かせることのできなかった「青い睡蓮」の開花を、モネの「大睡蓮」周辺の池で見られることも。
※開花時期は天候や品種により異なります

 お腹が空いたら、館内のレストラン・カフェで休憩を。

 8月までの数量限定「スイレンランチ」は、モネの睡蓮の池に見立てたブロッコリーの爽やかなソースに、徳島特産の阿波尾鶏のチーズパン粉焼きが並びます。

 スイーツ「緑のハーモニー」も旬を迎えた甘いメロンに、睡蓮の池に見たてたエメラルドグリーンのゼリーがなんとも涼しげです。

 どちらも季節とアートをたっぷり感じるメニューでした。

 9月2日からはゴッホにちなんだ「ゴッホランチ」と「夜のカフェテラス~鳴門金徳ムース~」が登場します。期間限定、数量限定の特別メニューをお楽しみに。

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 見どころたくさんの大塚国際美術館でアートを満喫できました。

 アートコスプレは作品を注意深く観察するので、より深く作品を知ることができます。ぜひチャレンジして、違った角度からアートを体験してみてほしいです。詳細は大塚国際美術館公式Webサイトをご覧ください。

 JALでは、航空券が割引きになる「鳴門・淡路島へ行こう!」キャンペーンを実施中です。美しい自然の残る徳島へのお越しをお待ちしております!

※写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです