JALの客室乗務員がイチゴのお菓子作りに挑む。目指すは福岡・新宮町ふるさと納税返礼品

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は福岡県JALふるさとアンバサダーの坂井由起子さん

　全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており（現在は「JALふるさとプロジェクト」）、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

　今回お話を聞いたのは、福岡県で新宮町のイチゴを使ったお菓子の開発に携わるJALふるさとアンバサダーの坂井由起子さん。

――取り組みについて教えてください。

　新宮町は福岡市北東部に隣接する町で、実はイチゴの産地として有名な福岡県のなかでも一番最初に栽培が始まった地と言われているそうです！　そんな新宮町のイチゴを使って、皆さんに手に取ってもらえるようなお菓子の開発を目指します。ゆくゆくはふるさと納税の返礼品として、全国の皆さんにお届けすることができたらなあと思いつつ、商品企画に取り組んでいます。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

　私はふるさとアンバサダーとして、福岡県・佐賀県の地域の魅力を発信する仕事をしています。今回のプロジェクトでは新宮町の食材を使った新たな名産品を、事業者さんと一から相談しながら企画しています。客室乗務員の知見と甘いもの好きを生かして美味しいお菓子を作りたいと思います。

――今後の展開・展望について教えてください。

　2024年3月には完成したお菓子を皆さまにお届けし、将来的にはふるさと納税の返礼品として、新宮町を代表する商品になればと考えております。実は新宮町はふるさと納税の寄付額が全国でも上位に入るほど、人気の自治体なんです！　イチゴのほかにも、ナッツやハンバーグといった地元の加工業者さんが手がける商品が大注目されています。既存の人気商品に負けないような看板商品になることを目指して頑張ります！

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

　新宮町は博多駅からJR鹿児島本線で20分とアクセスがよく、玄界灘を臨む海水浴場がとっても人気です！　山も多く「オルレ」という大自然のなかでトレッキングを楽しむ場所としても注目が高まっています。

　食では豊富な栄養を含む対馬海流が流れ込む玄界灘の海産物、イチゴ、みかんなどの美味しい果物が自慢です。ぜひ、一度新宮町を訪れてみてください！