JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
JALの客室乗務員が酒蔵とコラボ！ 新潟産山田錦100％の純米大吟醸「そらとなでしこ」発売
2023年3月30日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており（現在は「JALふるさとプロジェクト」）、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、地方の取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、新潟県でコラボ日本酒商品に携わるJALふるさとアンバサダーの小川良美さん。
――取り組みについて教えてください。
「米どころ」「お酒どころ」として知られている新潟。
新潟の地域産品を代表する日本酒造りを通じて新潟の魅力を全国にも発信したいという思いのもと、弥彦酒造さま、新潟酒販さまとの3社によるコラボ商品として今回の取り組みに参加しました。
また、最近は“日本酒になじみの少ない方が多い”という背景から、「女性が田植えから造る日本酒」の取り組みをとおして、多くの方に新潟の日本酒の魅力をお伝えしたいという思いがありました。
日本酒をはじめ地域の魅力をもっと多くの方々に知っていただくために、新潟のJALふるさとアンバサダーは地域産品の販促活動イベントへ参加したり、農家さまと商品開発をしたりなど、さまざまな取り組みを行なっております。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
2022年5月からJALふるさと応援隊や新潟空港スタッフと一緒に田植えや稲刈り、仕込み作業を行なってきました。また、味わいについても皆で意見を出し合いながら検討を重ね、より幅広い層の方々に手にとっていただけるような日本酒を目指しました。
新潟県産山田錦を100％使用した純米大吟醸で華やかな香りと柔らかい味が印象的で、お食事にもよく合う日本酒に仕上がっております。
また、商品名の考案やラベルデザインも、JALふるさとアンバサダーとして私が担当いたしました。
「そらとなでしこ」という商品名は、私たちの主たる職場である「そら」と強くしなやかな日本女性を象徴する言葉でもある「やまとなでしこ」を掛け合わせて命名しました。
ラベルには飛行機が飛んでおり、女性の首元には私たち客室乗務員や空港スタッフも身に着けているスカーフが巻かれています。
ボトルはスカイブルーの「そら瓶」とピンクの「なでしこ瓶」があり、2本を揃えて並べると女性のイラストが向かい合うようなデザインになっておりますので贈り物にもぴったりです。
――今後の展開・展望について教えてください。
今回の取り組みを多くの方に知っていただき、「新潟の日本酒って美味しい」「新潟に行ってみたい」と思っていただくきっかけになればうれしいです。
人と新潟をつなぐ、その間にこの「READY! LADY! READY! そらとなでしこ」がありますようにという願いも込めて、今後もこのような取り組みを通して新潟の地域産品や新潟の魅力を発信して参りたいと思います。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
酒蔵数日本一を誇る新潟ではさまざまな酒蔵で蔵見学などもでき、蔵ごとの違いを知ることで日本酒の楽しみ方にもバリエーションが増えてくると思います。
お米もさることながら、自然豊かな新潟では日本海の新鮮なお魚や今の時期に出回るイチゴ「越後姫」、夏の枝豆など、旬のお野菜や果物も大変美味しいので多くの方に体験とともに食を味わっていただけたらうれしいです。