私のイチオシ旅行グッズ
気になるノイズをシャットアウトできる「デジタル耳せん MM2000」
2020年1月31日 07:00
- デジタル耳せん MM2000:8500円(税別)
世の中にあふれる旅行グッズだが、価格やデザインだけで選んでしまってはもったいない。メーカーの担当者に企画コンセプトを聞いてみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。
キングジムでは、ノイズキャンセリング機能付きの耳せん「デジタル耳せん MM2000」を販売している。同社 電子文具開発部 デジタルプロダクツ課の渡部純平氏に開発の狙いを伺った。
――開発の経緯を教えてください。
渡部氏:私たちは普段の電車での通勤や飛行機での移動時やオフィスでの仕事中、カフェで一息つくときもやなど、常に身のまわりに環境騒音がある中で生活しています。そんな環境騒音を消したいですが、アナウンスや呼び出しの声など聞き逃したくない人の声もあります。その両立できるノイズキャンセリング機能付きの耳せんがほしいと思い開発しました。この商品はMM1000という従来機種から、乾電池を入れる大きな筐体を排除してケーブル一体型となりノイズキャンセリングレベルが上がっている後継機種となります。
――どんな機能があるのでしょうか。
渡部氏:機能は至ってシンプルです。耳にイヤホン部分を装着していただき電源を入れればノイズキャンセリング機能がオンとなり、人の声は聞こえますが環境騒音だけをカットする機能が搭載されています。また、IPX2等級の防滴性、IP5Xの防塵性により、高温による汗や、原料による粉塵を伴う業務環境においても快適に使用できます。
――こだわりのポイントは?
渡部氏:同じ技術を使ったノイズキャンセリングイヤホン市場に最近活気があります。その中でもこのデジタル耳せんはすべての音を消すのではなく、人の声を聞きやすくすることに特化したチューニングを目指しました。また、バッテリーの持ち時間が連続50時間使用可能とし、長時間のフライトなどでも使用可能です。
――どんな人に使ってもらいたいですか?
渡部氏:普段の生活の中で環境騒音が少しでも気になった方に使っていただきたいです。例えば、飛行機で長時間の騒音に悩まされゆっくり眠れない方、図書館での勉強中に空調音などが気になる方、工場で騒音が作業の妨げになってしまっている方など幅広い年齢層、いろいろなシーンでお使いいただきたいです。私も出張でフライトがある時はいつも持参しています。
――ありがとうございました。