週末駅弁

桜木町駅「しょうが焼き弁当」

しょうが焼き弁当

 横浜の駅弁の絶対王者、崎陽軒が販売する変わり種が今回紹介する「しょうが焼き弁当」です。何が変わっているかといえば、この駅弁、崎陽軒の製品でありながらシウマイが入っていないのです。

 定番、季節限定品合わせて常に10数種類用意している崎陽軒の駅弁のなかで、シウマイ抜きはこの「しょうが焼き弁当」と「いなり寿司」くらいでしょうか。

シウマイの入っていない崎陽軒の駅弁はかなりレア

 さて、そんな主力選手を欠いたような「しょうが焼き弁当」ですが、いざ食べてみるとなかなかの実力です。主役のしょうが焼きはやさしい甘辛の味付けながら生姜の味がしっかりと感じられ、ご飯とよく合います。肉もかなり柔らかく食べやすいのも特徴です。

 ご飯は、粘りが強く甘味もありとても美味しいものです。「シウマイ弁当」同様俵形に8分割されてながらも、その粘りがアダとなりちょっぴり食べにくい印象も少々あります。ただ、その粘りも美味しさの大きな要素ではあるので結果としてはOKではありますが。

しっかりとしたボリュームのあるしょうが焼き
8分割されたご飯は甘味と粘りが強く美味しい

 ご飯に乗った梅はカリカリしていて酸味強め。ポテトサラダはコロコロとジャガイモの食感をしっかりと残したもので、強めのマヨネーズ味とよく合っています。玉ねぎ炒めは、玉ねぎの甘さを十分に活かしながら味付けもちょっぴり甘め。筍と高菜と鶏挽肉の炒め煮は、筍がシャキシャキで高菜の味もしっかりと活かされています。

ゴロゴロとしたジャガイモの食感が残るポテトサラダ
玉ねぎ炒めと筍と高菜と鶏挽肉の炒め煮

 食べる前はエースも4番打者もいない野球、飛車角格抜きの将棋、みたいな印象の駅弁の実力はいかに?という疑問も少々ありました。でも、いざ食べてみるとオーソドックスな布陣ながら高い次元でバランスされた美味しい駅弁でした。1000円を切る価格も魅力です。掛け紙も地味ではありますが、横浜の絶対王者の味を十分に堪能できました。

「しょうが焼き弁当」

価格: 980円
販売駅: JR桜木町駅
購入場所: JR桜木町駅構内(改札内) 崎陽軒桜木町駅店
購入日: 2026年3月20日