週末駅弁

博多駅「博多の贅沢 海苔弁」

掛け紙の「博多駅限定」の文字に惹かれます

 お弁当の基本形、旅のお供としては少々地味な印象ののり弁ですが、意外に多くの駅で販売しています。今回紹介する「博多の贅沢 海苔弁」も全国的に数多く販売しているのり弁の一つですが、“博多の贅沢”とうたった名前と博多駅限定と書かれた掛け紙に地域性と味への自信が伺えます。

博多の贅沢 海苔弁

 まず有明海苔の主張が強めです。海苔弁なんだから当たり前のようですが、海苔が美味しい!と思わされる弁当ってあまりないような気がします。米どころののり弁でご飯がやたらに美味しい!と思った駅弁はありますが、今回のお弁当は有明海の海苔で勝負してきた感じ。めくると現われるおかかとの組み合わせは、おにぎり文化で染み付いている多くの日本人が好む味だと思います。

めくると現われるおかかと有明海苔の組み合わせが美味しい

 上に乗った焼鮭は塩味をほぼ感じないくらい鮭そのものの味わいが活きていて、個人的にはかなり好みです。しかも食べ応えのある大きさがうれしい。磯辺揚げは、歯応えとちくわ自体の味がしっかりしています。もうこの時点でイイモノ感があります。

海苔も磯辺揚げも素材の味がしっかり

 博多と言えば、まっ先に思いつく明太子は地元の「まるいち」のもの。掛け紙には「生明太子」と表記されています。魚卵の旨みを最大限に活かし、辛いだけの嗜好品ではなく最強のごはんのお供とうたうまるいちの製品らしい味わい。誤解を恐れずに言えば、ピリリとしつつも生のタラコの味わいと辛子明太子の中間的な感じ。焼鮭同様こちらも個人的にかなり好みです。

「まるいち」の生明太子

 ポテトサラダはイモの味、玉子焼きは卵の味。どれもが素材の持ち味を楽しめるもので、失礼ながら添付されている醤油は何に使うのか分からなかったというのが正直なところ。実際使いませんでした。

ポテトサラダも玉子焼きも淡い味付けで素材の味が引き立ちます

 素材重視、直球勝負、名前に付いた“贅沢”の文字に偽りなしという印象でした。それにしても「のり弁」という名前の駅弁は今のところハズレだったことがありません。駅弁に求めてしまう地域性が弱いところもありますが、今回の「博多の贅沢 海苔弁」は地域性も十分。博多駅の駅弁は個性豊かなで多く迷ってしまいますが、そのなかでも安心してお勧めできる逸品だと思います。

「博多の贅沢 海苔弁」

価格: 1280円
販売駅: JR博多駅
購入場所: JR博多駅構内 駅弁当博多口
購入日: 2026年2月7日