週末駅弁

「常陸牛 牛べん」

ベーシック牛丼の味付けのなかに牛肉の美味さが光る

「常陸牛 牛べん」
弁当名「常陸牛 牛べん」
価格1050円
販売駅JR東日本 水戸駅、いわき駅、上野駅、東京駅
購入場所東京駅 駅弁屋「祭」
購入日2015年10月22日

「肉系の駅弁が食べたい!」と思い立って、東京駅 駅弁屋「祭」で見つけたのが「常陸牛 牛べん」です。掛け紙もインパクトのある文字で「牛べん」と書かれており、見た目も肉が詰まっていて、欲求を満足させてくれそうな感じです。さらに、東京駅 駅弁屋「祭」では、「出来たて駅弁」のコーナーがあり、ここで売られていたのもチョイスした理由の1つです。

 中身は白米のうえに、すき焼き風の甘めのタレで味付けされた牛肉が敷き詰められています。牛肉の層にはタマネギもところどころに入っています。牛肉は茨城県常陸牛振興協会が認定した黒毛和牛、ご飯も国産米を使っており、その他のおかずもすべて国産の材料を使っているとのことです。付け合わせとして、煮たまごや「湯葉の高野豆腐巻き」が入っています。

白米のうえに、すき焼き風の甘めのタレで味付けされた牛肉が敷き詰められています

 実際に食べみると、牛丼を食べている感覚ではありますが、チェーン店の牛丼とはひと味違います。牛肉は、タレの味も効いていますが、それ以上に肉の味を濃く強烈に感じます。さらに、脂身も口の中でフワリと溶けて、ほのかな甘みを醸し出し、黒毛和牛の美味さを堪能できました。ご飯との相性もよく、気づいたら食べ終わっていました。また、付け合わせの湯葉の高野豆腐巻きも肉の脂を和らげる、箸休めとしてちょうど良いものです。牛肉があまりにも美味いので、個人的には量としては物足りない感じがしました。ただ、女性や子供であれば、十分な量です。

牛肉は、タレの味も効いていますが、それ以上に肉の味を濃く強烈に感じます。さらに、脂身も口の中でフワリと溶けて、ほのかな甘みを醸し出し、黒毛和牛の美味さを堪能できました
(編集部:柴田 進)