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サンリオ、大分県ハーモニーランドの「エンタメリゾート化」始動。天候に左右されない大屋根やホテル建設など

2025年12月8日 発表
サンリオがハーモニーランドのリゾート化に向けた基本構想を発表

 サンリオとサンリオエンターテイメントは12月8日、屋外型テーマパーク「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」(大分県速見郡日出町大字藤原5933)のリゾート化に向けた基本構想を発表。大分県および日出町とともに、大分県庁にて立地表明式を開催した。

 サンリオグループとして手がける初のリゾートとして、年代・性別・身体の特徴などにかかわらず誰もが楽しめる“世界でいちばんやさしい場所”を目指し、ハーモニーランドの雄大な地形を活かした「天空のパーク」へとリニューアル予定。

 空へとひらける“天空”のイメージをはじめ、雨や暑さを気にせず一年中快適に過ごせる大屋根の整備、ロープウェーや電動モビリティなど移動のしやすさを高める仕組み、新規施設やアトラクションのリニューアルなど、さまざまな要素を検討しているという。

 隣接するエリアには、パーク・山々・別府湾を一望できるホテルの建設も検討中。これまで長期滞在が難しかったエリアに、新たな滞在拠点が生まれることで、よりゆっくりと、心ゆくまでリゾートを満喫できる環境を整えていくとのこと。

 1991年に誕生したハーモニーランドは、2026年に35周年を迎える。2024年12月には、大分県と「将来的なエンタメリゾート化」を含む包括連携協定を締結し、「大分ハローキティ空港」愛称化や、ハーモニーライナー(大分空港・杵築駅・ハーモニーランドの直通ラッピングバス)など、さまざまな観光促進・地域活性化施策に取り組んできた。

 本計画にあたっては、国内外問わず誰もが参加できるコミュニティを「ハーモニーランド未来共創室(仮名)」として立ち上げ、リゾート内の施設や装飾デザイン、グッズ、メニュー、移動手段などの開発を参加者とともに進めるとしている。

高低差のあるロケーションを活かした「天空のパーク」(全景)
導線エリアは、日中と夕方以降で異なる雰囲気を楽しめる
駐車場は、大分ならではの海を感じる場所へと整備
入場ゲートは、物語の扉が開くようなイメージとしている
天候に左右されないパークとするため、大屋根の整備も検討する
長期滞在が可能となるよう、パーク・山々・別府湾を一望できるホテルの開業を計画中
サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド