週末駅弁

大阪難波駅「しまかぜ弁当(特製幕の内)」

近鉄の観光特急「しまかぜ」車内などで販売している幕の内弁当

大阪難波駅で販売している「しまかぜ弁当(特製幕の内)」

 近鉄(近畿日本鉄道)が大阪難波駅、京都駅、近鉄名古屋駅の各駅から賢島駅の間で運行している観光特急「しまかぜ」。そのしまかぜの車内や、しまかぜの出発駅などで販売している駅弁が、今回紹介する「しまかぜ弁当(特製幕の内)」です。

 過去に、近鉄名古屋駅で購入したしまかぜ弁当を紹介していますが(関連記事「週末駅弁『しまかぜ弁当』」)、しまかぜ弁当は販売駅や列車によって内容が異なります。今回は、大阪難波駅構内の駅弁売店「箱夢」で購入したしまかぜ弁当を紹介します。

 大阪難波駅で販売しているしまかぜ弁当は、明石駅の名物駅弁「ひっぱりだこ飯」でおなじみの淡路屋が製造している駅弁です。箱を開けると、12マスに区切られて、さまざまなご飯やおかずが盛り付けられていて、どれから食べるか目移りしてしまいます。

弁当箱は12マスに区切られており、それぞれにご飯やおかずが豊富に盛り付けられている

 ご飯は、ちりめん山椒を乗せた白米、赤飯、醤油飯、赤しそふりかけご飯の4種類。そして、10種類を超えるたくさんのおかずが詰め込まれています。ちりめん山椒はご飯に合いますし、赤しそふりかけご飯はカリカリの刻み梅が乗せられて、どちらもそれだけでご飯が進みます。

 おかずは、焼き鮭やかまぼこ、卵焼き、鶏肉の煮物やつくね、里芋やかぼちゃの炊き合わせなど、幕の内弁当らしいメニューが中心ですが、なかには大ぶりのたこの煮物もあって、ひっぱりだこ飯の淡路屋らしさもあります。このたこの煮物は、とても柔らかく煮込まれていて、さすがの美味しさでした。

ご飯は全部で4種類。白ご飯にはちりめん山椒が振りかけられ、それだけでご飯が進む
赤飯には栗が乗せられているのがうれしい
煮物をはじめ、幕の内弁当らしいおかずがたくさん盛り付けられている

 これだけの種類のご飯やおかずが盛り付けられているので、見た目以上にボリューム満点です。しかも、どのおかずもちょうどいいあんばいの味付けで、満足度も非常に高いです。しまかぜの車内で、ゆったりいただく駅弁として、魅力的な存在でしょう。

 ちなみに、近鉄名古屋駅で販売しているしまかぜ弁当は、以前紹介したものから内容が変わっているようです。もちろん大阪難波駅で販売しているものとも違いますので、機会があればそちらも試してみようと思います。

「ひっぱりだこ飯」の淡路屋らしく、たこの煮物も盛り付けられている。とても柔らかく、味わいも抜群だ

「しまかぜ弁当(特製幕の内)」

価格: 1240円
販売駅: 大阪難波駅、観光特急しまかぜ車内
購入場所: 大阪難波駅構内「箱夢」
購入日: 2018年10月7日