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ガルーダ・インドネシア航空、成田の直行便で行けるダイビングの聖地スラウェシ島マナドの魅力を解説

2023年10月19日 実施

ガルーダ・インドネシア航空とインドネシア共和国大使館がセミナーを開催

 ガルーダ・インドネシア航空は10月18日、インドネシア共和国大使館との共催でマナドセミナーを実施した。

 同社が3月から成田との直行便を運航している北スラウェシ州「マナド」に注目したもので、ガルーダ・インドネシア航空のプレゼンをはじめ、世界有数のダイビングスポットであることや、ロングステイにも向いているマナドの魅力などを紹介した。

北スラウェシ州の歓迎の踊りが披露された

 セミナーの冒頭では、駐日インドネシア共和国大使館を代表して公使参事官のメイナルティファウジ氏が登壇。「ガルーダ・インドネシア航空の成田~マナドの直行便が、北スラウェシ州への日本人観光客の増加と経済回復の加速につながることを願っている」とあいさつした。

 続いて登壇したガルーダ・インドネシア航空のソニー・シャフラン総代表は「ぜひガルーダ・インドネシア航空に乗ってマナドに行ってください」と日本語で呼びかけた。

駐日インドネシア共和国大使館を代表して登壇した公使参事官のメイナルティファウジ氏
ガルーダ・インドネシア航空の日本・韓国・アメリカ地区の総代表ソニー・シャフラン氏

成田~マナドの直行便は毎週1便運航中。所要時間は約5時間

2023年3月から直行便が運航しているマナドまでの所要時間は約5時間。成田~バリ島の週5便のうち1便がマナド経由だ

 ガルーダ・インドネシア航空のプレゼンテーションは、旅客営業部 マーケティングPR担当の篠奈美氏が担当。3月から運航している成田~マナドの直行便の運航スケジュールを紹介した。本路線の機材はエアバス A330-200型機で、ビジネスクラス36席、エコノミークラス215席となっている。

ガルーダ・インドネシア航空 成田~マナド線(2023年冬期)

GA885便: 成田(11時00分)発~マナド(15時50分)着、火曜運航
GA884便: マナド(02時00分)発~成田(08時40分)着、木曜運航

 GA885便は、成田発~マナド経由~バリ島デンパサール行き、GA884便はバリ島デンパサール発~マナド経由~成田行きとして運航中だ。なお国際線フライトとして運航しているため、マナド~バリ島(デンパサール)間のみを国内線フライトとして搭乗することはできない。

10月29日から成田~デンパサール線がデイリー運航になる
マナドはアルファベットの「K」の形をしたスラウェシ島北端にある
マナドのサム・ラトゥランギ空港は新しい空港
ビジネスクラスなどの乗客が利用できるラウンジも

 ガルーダ・インドネシア航空は受託手荷物の個数制限がない。例えば国際線エコノミークラスの場合すべての重量合計は46kgまでだが、1個が32kgを超えなければ3個になっても超過料金はとられない。ビジネスクラスにいたっては64kgまでOKだ。

お土産をいっぱい買ってしまった!という場合でもガルーダ・インドネシア航空なら安心

 マナドがダイビングで人気のデスティネーションということで、篠氏が強くアピールしたポイントがもう1つ。ガルーダ・インドネシア航空では、通常の受託手荷物とは別に、ゴルフセット、サーフボードなどのスポーツギアや楽器を、1人23kgまで無料で預かってもらえる。ダイビングセットもスポーツギアとしてカウントするので、使い慣れた自分の器材でダイビングがしたいというダイバーにはうれしいサービスだろう。

ダイビング器材やサーフボードも無料受託手荷物になる

マナドはダイバーズパラダイス

 マナドの観光プレゼンテーションでマイクを持ったのは北スラウェシ州のツアーオペレーター「ノーススラウェシトラベル」の日本マーケット担当プリシラさんだ。

ノーススラウェシトラベルのプリシラさん

 成田空港から南西に4100km、赤道を越えるすぐ手間のスラウェシ島にある北スラウェシ州の州都がマナドだ。ほぼ赤道直下に位置するものの1年を通して過ごしやすい気候で、平均気温は25~28℃程度。透明の高い海は有数のダイビングスポットとして知られ、世界中のダイバーの憧れの地となっている。青く澄んだ海とサンゴ礁、一気に深海へとつながるダイナミックなドロップオフが特徴だという。

マナドからボートで30分ほどのところにあるブナケン島はダイビングもシュノーケリングも楽しめる島。さらにその先には世界的に有名なドロップオフがあり空中散歩をするかのような異次元感覚のダイビングが可能
マナドでのダイビングはダイバーの憧れ
子連れでも楽しめるパッケージが用意されている
レンベ島はマクロ派のダイバーに人気の場所

マナドのある北スラウェシ州はロングステイ先としてもオススメ

 続いてプリシラさんは、ロングステイ先としての北スラウェシ州の魅力を紹介した。お勧めする理由としては、北スラウェシ州がインドネシアで最も安全な場所の1つであること、気候がいいこと、バリ島などと比べて生活費用が安いこと、日本人にも友好的な土地であること、国際線が就航していることなどが挙げられた。

 日本人のリタイア後の夫婦を想定すると、2人で月10~12万円程度(食費、光熱費、交通費、レジャー費)が一般的で、比較の目安としてはジャカルタは15~20万円、バリは13~15万円とのこと。バリやジャカルタと比べると北スラウェシ州の物価が安いことが分かる。なお、インドネシアはインターネット通信は簡単かつ安価で、SIMフリーのスマホがあればOK。通話やインターネットデータ用のプリペイドSIMカードの平均価格は5GBデータプランで約1000円とのことだ。

インドネシアでは週2回メイドさんが掃除に来てくれる習慣があるそう

スラウェシ島産のコーヒー「トアルコ トラジャ」

「トアルコ トラジャ」について説明するキーコーヒー株式会社の佐藤圭二氏

 最後は、キーコーヒーの佐藤圭二氏より、スラウェシ島で生まれたコーヒー「トアルコ トラジャ」の紹介があった。「トアルコ トラジャ」は、南スラウェシ州にある標高の高いトラジャ地域で生産されるコーヒーで、戦後以降に幻となっていたものが、キーコーヒーの再生事業によって1978年に復活したという歴史がある。

 現地で苗木の配布、栽培指導、生産指導をキーコーヒーが行なっており、現地では雇用の促進にもつながっているのだそうだ。この日はマナドのお菓子とともに淹れたてのトアルコ トラジャが振る舞われたのだが、酸味と香りとコクのバランスが取れた美味しいコーヒーだった。

完熟した赤い実だけを丁寧に手摘みして収穫。標高1000~1800mの高地で直営農園と協力生産農家で栽培されている
「トアルコ トラジャ」のロゴマークはスラウェシ島トラジャ地方の伝統家屋「トンコナン」を模したデザイン

【お詫びと訂正】初出時、キーコーヒー 佐藤氏のお名前に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。