旅レポ
時差2時間、4泊6日のニューカレドニア旅。最終日はヌメアの街をぶらぶら、マルシェの朝食やホテルのスパ体験
2023年12月4日 12:00
4回にわたってお伝えしてきたニューカレドニアの旅は今回でついに最終回。本稿では終日フリータイムとなったヌメアの最終日の様子をリポートします。残念ながら朝から雨が降る少し肌寒い一日でしたが、街歩きにショッピング、自分へのご褒美エステも奮発して、最後の最後までニューカレドニアを満喫してきました。
マルシェのカフェの朝ごはん
成田とヌメアを直行便で結ぶエアカラン。帰りの便は深夜1時発なので、最終日も丸一日たっぷりと行動できます。ということで、まずは楽しみにしていたマルシェへ。地元でとれた野菜や果物、魚介類が並ぶ市場です。お昼にはほとんどのお店がクローズするそうなのでちょっと早起きしていくといいかも。
今回はマルシェにあるカフェで朝ごはんを食べることが目的。市場で働いている人なのか地元の人なのか、常連っぽいおじちゃんやおばちゃんが次々と訪れます。新聞や雑誌を読みながらカウンター席で朝食を食べている光景に、昔行った築地の朝ごはんを思い出しました。
しばらくすると焼きたてのパンが運ばれてきました。フランスパンを半分に切ってバターとジャムを塗っただけですが、これがとっても美味しい! ニューカレドニアではどこで食べてもパンが美味しかったので、こんな地元密着型のカフェでハズレるはずがありません。それにしても同行の記者さんが注文したカフェオレボウルの量はすごかった!
お腹が満たされたところでマルシェのなかをぶらぶら散策。野菜や魚介、青果など5つくらいの棟に分かれていて、マルシェバッグ片手にお買い物をしている地元マダムを見ているだけでも楽しかったです。天気がよければ屋外にも洋服や雑貨を売るお店のテントが出るそうですよ。
雨のヌメアを歩く、歩く、歩く
同行の記者さんたちとマルシェでさようならしたあと、私はどうしても行ってみたい場所がありました。現地ガイドさんに教えてもらった、ある“坂道”です。それがこちら!
往年の原田知世ちゃんファンならピンとくるかもしれませんが、映画「天国にいちばん近い島」で、トラックの荷台からたくさんの椰子の実が落ちてきてゴロンゴロンと転がった、あの坂道です。万里とタロウの出会いの場でもありますね。そういえば映画では市場のシーンもありましたが、あれは先ほど紹介したマルシェ。ロケ地巡りができて満足したところで、傘をさしながらのヌメア散策は続きます。
ランチは、現地ガイドさんお勧めのベトナム料理店へ行ってみることに。Googleマップを頼りに到着すると、どうしてこの店だけこんなに繁盛してるの?というくらいお客さんで溢れていてびっくり。偶然にも同行のライターさんが大量の買い物袋を小脇に抱えて座っていたので、同じテーブルで食べることができました。
久しぶりのアジア~ンな味に満足したところで街巡り再開。が、雨が本降りになってきてしまったのでココティエ広場近くにあるカフェでしばし雨宿りしていました。
続いて向かったのは、ニューカレドニアの自然派コスメブティック「ボタニック(botanik)」です。黒縁の扉を開けて店内に入ると、真っ白な壁一面の棚にさまざまな商品がずらり。
ボタニックで販売されているのは100%天然由来成分の化粧品や香水。ボディクリームやシャンプー、シャワージェル、スクラブ、BBクリーム、アンチエイジング化粧品など、体、顔、髪、男性用……と実に幅広いラインアップでした。店主のロデリックさんはとっても優しくていい人。会話は英語ですが、親身になってプロダクトの説明をし、的確に商品を選んでくれるはずです。私はココナッツオイルとビタミンEを配合したという100%天然由来成分の保湿口紅を購入。帰国後ずっと愛用中です。
ホテルの極上トリートメントで旅の総仕上! 「DEEP NATURE SPA NOUMEA」へ
私のニューカレドニア最後のアクティビティは、泊まっていたホテル「ル・メリディアン・ヌメア・リゾート&スパ」のスパ体験でした。受けたのは、10月31日までの限定オファーだった「シグネチャーフェイシャルトリートメント+無料の背中マッサージ(75分)」。
まずはうつ伏せで背中のマッサージを。続いて極上のフェイシャルトリートメント(これが最高)。それから首や頭皮、腕、手の指の先までじっくりとマッサージ……してもらったような気がしますが、あまりの気持ちよさに眠ってしまったので途中から記憶がありません。料金は1万3900CFP(約1万8000円)でした。
DEEP NATURE SPAには日本人スタッフさんがいて、帰りがけにお話を伺うことができました。「レイトチェックアウトされないお客さまは、最終日に海やプールで遊んだあとにシャワーを浴びたいはず。そんなときにはスパを予約するのがお勧めです」とのこと。トリートメントを終えてハーブティーをいただいていると、日本人カップル数組が同じタイミングで施術を終えて出てきていました。ニューカレドニアの最終日はスパが定番なのかも。心も体も癒やされて旅を締めくくることができます。
すっぴんのままホテルのレストランで夕食を食べ、21時にチェックアウト。その後クルマで空港に向かいました。4泊6日のニューカレドニアの旅もついに終わりです。
旅のまとめ
今回はじめて訪れたニューカレドニア。抜けるような青い海が美しい南の楽園は、日本ではハネムーンの旅先として認知されていますが、実際に行ってみると女子旅や親子旅、シニア旅にも向いているなと思いました。治安がいいので子連れ旅にも安心なのではないでしょうか。
私の独断分析では、(1)とにかく海や山が大好き!というネイチャー派さん、(2)キレイな海でシュノーケリング三昧したい!というアクティブ派さん、(3)デジタルデトックスしながら(Wi-Fiはつながりますが)日々の疲れを静かな島で癒やしたい!というお疲れ派さんに特にオススメのディスティネーションです。
時差はわずか2時間、成田空港から直行便で約8時間半で行けるニューカレドニアは、あなたが思っている以上に近いところにありますよ。それでは皆さんBon Voyage!