旅レポ
東急リゾートタウン蓼科で“もりぐらし”を体験! クラシカルな純洋館の高原リゾート、蓼科東急ホテルに宿泊してきた
2023年8月11日 00:00
東急リゾートタウン蓼科主催のプレスツアーに参加してきました。場所は長野県茅野市。八ヶ岳を間近に臨む標高1000m超えの蓼科高原に到着すると、東京を出発したときの猛暑はどこへやら。じめじめ感がない、爽やかな空気が漂っていました。
今回は、そんな蓼科の自然を楽しみながら滞在するだけではなく、東急リゾートタウン蓼科がウェルネス&サステナブルリゾートを目指して取り組んでいる「もりぐらし」というプロジェクトも学んできました。
東急リゾートタウン蓼科は、自然豊かな山岳高原リゾート地
茅野駅から無料シャトルバスで約40分。到着したのはクラシックな雰囲気が漂う「蓼科東急ホテル」(長野県茅野市北山鹿山4026-2)です。660ヘクタールという広大な敷地に約2400戸の戸建て別荘やリゾートマンションがある東急リゾートタウン蓼科には、この蓼科東急ホテルのほかに、「東急ハーヴェストクラブ蓼科」と「東急ハーヴェストクラブ アネックス」(ともに会員制)の計3館の宿泊施設があります。
泊まったお部屋をご紹介! 美しいガーデンも散歩してみた
利用したのは最上階3階のスタンダードツインのお部屋。落ち着いたダークカラーのインテリアで統一されていて、少し張り出した窓からは、美しい木々がまるで絵画のように鑑賞できました。日がな一日、ここで本を読んだりごろごろしたりして過ごしたら幸せだろうな~と思わずため息。山が紅葉で色づく秋もよさそうです。
プライベートガーデンを下ったところにはカラマツ池と呼ばれる池があって、そこからの景色も素晴らしいと聞いたので、さっそく外へ。キレイに整えられたガーデンはとても静かで、聴こえるのは鳥のさえずりだけ。ベンチに座ってくつろぐ人や、お散歩を楽しんでいるご夫婦など、ゆったりした高原時間が流れていました。この静けさといい、涼しさといい、別世界に来てしまったかのような感じ!
タウン内の森のなかでは、さまざまなアクティビティが楽しめます
東急リゾートタウン蓼科の敷地内には、ゴルフコースをはじめ、テニスコート、卓球、室内温泉プール、釣り堀、トレッキングコース、なんとスキー場まであります。今回のプレスツアーでは、そのなかのいくつかを体験することができました。ということで、まずは釣りから。釣り堀と渓流釣りから選べますが、今回は初心者でも気軽に楽しめる釣り堀で!
受付でつり竿とエサを受け取って、釣り糸を垂れたら、ほんの数秒で竿に手応えが! 「え、早っ!」と思わず言ってしまったくらい簡単に釣れました(笑)。釣った魚は魚焼きコーナーで調理して食べることも可能(有料)。自分で釣った魚は美味しさもひとしおでした。今度は渓流釣りにも挑戦してみたいな~。
続いての体験コンテンツは、フランス発の自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」です。日本全国に約40か所以上展開しているので、ご存じの方も多いはず。
ここ「フォレストアドベンチャー・蓼科」では、森の特徴を活かしたダイナミックで難易度の高い「アドベンチャーコース」と、お子さんでも安心の「キャノピーコース」、さらに小さなお子さん向けの「キッズコース」の3コースを用意しています。
お次はトレッキング。東急リゾートタウン蓼科には、蓼科山と霧ヶ峰の間に位置する「八子ヶ峰(やしがみね)」を目指すトレッキングコースがいくつかあるそうですが、今回はすずらん峠園地駐車場から、笹の生い茂る森を20分ほど歩くプチトレッキングを楽しみました。ロングコースだと5~6時間、尾根伝いを歩く3時間のショートコースなどもあるようです。体力に合わせて選べるのはいいですね。山の上はさらに涼しくて、トンボがたくさん飛んでいました。
トレッキングのあとは、蓼科東急ホテルから歩いて2分のところにある「スパリゾート鹿山の湯」で汗を流すのがオススメ。疲労回復や関節痛に効果のある鹿山の湯には、打たせ湯、サウナ、露天風呂も。蓼科東急ホテル宿泊者は無料で利用できますよ。
注目コンテンツ、森のテントサウナをプレ体験。水風呂ならぬ川風呂が激冷だった!
この秋以降に展開予定だというテントサウナの体験をすることができました。コテージエリアの一角に設置されたテントサウナは3~4人が入ることができる大きさで、まわりにはととのいチェアやハンモックも。カラマツエキスのアロマを含んだセルフロウリュが楽しめました。
サウナ後ですが、ここではなんと目の前を流れる川に入ってクールダウン。正確な水温は分かりませんが、足を入れた瞬間「ぎゃあああ!」と叫んでしまったほどの冷たさでした。なんとか身体を倒して全身浸かり、再びテントサウナへ。2セットやりましたがこれが病みつきに。時間があればもっと長く体験したかった森のなかの極上サウナでした。秋には水風呂を整備予定だそうで、正式リリースが楽しみです。
“森で働く”ワークプレイスもあるのでテレワークも可能
宿泊した蓼科東急ホテルはWi-Fi完備なので、もちろん客室をテレワークの場として使うことができますが、ファミリー滞在だとなかなか仕事に集中できない、ベッドがあるとつい横になっちゃうなんてことも。
そんな人に最適なのがコワーキング専用施設「ワークラボもりぐらし」です。フリースペースのほか、会議室や個室ブース(有料)も。PC画面から目を離すと、緑いっぱいの目に優しい景色が飛び込んできますよ。
「グラマラスダイニング蓼科」でアウトドアクッキング。タウン内にはレストラン7施設
東急リゾートタウン蓼科内には、ホテルのレストランはもちろん、焚き火を囲むBBQ、テナントで入っているインド料理店や欧風料理店など、レストランも充実しています。そのうちの1つ「グラマラスダイニング蓼科」は、昼と夜好きな時間帯で使える森のダイニング。ホテル連泊の際に、気分を変えてランチまたはディナーで訪れるのがよさそう。
今回利用した「THE ROOF」のほかに、プライベートテラスの「THE DECK」や持ち込み専用サイト「SELF DECK」など施設は4種類。フードのセットメニューを選べるので、その組み合わせで利用料金が決まります。ガスオーブングリルやまな板、包丁などの備品は用意されていて、もちろん日帰りでここだけの利用も可能です。
蓼科東急ホテル内のレストラン「フレグラント」でコースディナー
この日の夕食は、ホテル内のレストラン「フレグラント」で洋食コースをいただきました。アミューズブーシュにはじまって、本日のお楽しみデザートまで全7品の「ブロー(Bouleau)」というコース。どれも美味しくてワインとともに残さずいただきましたが、なかでも「パプリカの冷製スープ マンゴーを添えて」が見た目も夏らしくて絶品でした。料理の内容は2か月ごとに変わるそうです。
森で迎えた清々しい朝、新聞配布サービスが新鮮! 朝食バイキングにはおやきも
蓼科東急ホテルでは、朝、入り口ドアの下から新聞の配布サービスがありました。このようなサービスをしてくれるホテルに泊まる機会はなかなかないのでとっても新鮮! コーヒーを飲みながら、ゆっくりと新聞を読んだ朝時間がこの夏のいい思い出です。
朝食は、東急ハーヴェストクラブ蓼科内にあるイタリアンレストラン「ラコルタ」へ。蓼科東急ホテルからさらに標高の高い1366mに位置し、八ヶ岳を一望できる展望レストランです。ここではビュッフェ形式の朝食がいただけます。
間伐で森をまもり、できた木材を活用してさまざまな取り組みも
冒頭でご紹介した「もりぐらし」という、東急リゾートタウン蓼科が取り組むプロジェクトについて最後にご紹介しましょう。
森を「まもる」間伐
「間伐」とは、樹木の一部を伐採して過密となった林内密度を調整する作業のこと。間伐を行なうことによって日光が地表に届き、下草が茂って樹木の根も強くなります。タウン内では2019年~2022年の4年間で東京ドーム4.5個分の間伐を終えたのだそう。
森を「つかう」バイオマスボイラー
東急リゾートタウン蓼科では、間伐した材木をウッドチップに加工して、バイオマスボイラーのエネルギー燃料として使っています。2021年に導入したそうですが、年間110トンの二酸化炭素排出を軽減できているのだとか。なんと25mプール110個分!
水を「まもる」タウンの水道
続いて「水」です。独自の浄水場を完備してタウン全体の水道水をまかなっている東急リゾートタウン蓼科。実は今回利用した客室内にはミネラルウォーターがありませんでした。そのわけは、タウン内の水道水がミネラルウォーター並みに美味しいから! 実際にお部屋の水道から出る水はびっくりするほど冷たくて美味しく、コーヒーやお茶をいれても風味を損なわずにすっきり飲めましたよ。
「まもる、つかう、つなぐ」食循環
最後は「食循環」です。バイオ式生ごみ処理機を導入して、良質な堆肥に。その堆肥を提携農家さんに提供して野菜を作ってもらい、その収穫野菜をレストランで提供するという食循環が成り立っています。今回は実際に提携農家さんの畑に行って、夏野菜の収穫を楽しんできました。これもテントサウナ同様に今後の体験コンテンツとして計画中とのことです。
爽やかな空気、冷たくて美味しい水、川でのクールダウンが特に印象的だった今回のツアー。次回は蓼科東急ホテルのラウンジの暖炉に火が入る季節に訪れて、静かな高原リゾートの秋を堪能したいな~と思っています。ぜひ皆さまも東急リゾートタウン蓼科でさまざまな“もりぐらし”を体験してみては?