旅レポ

ソラシドエア、2020年版「初日の出&初詣フライト」に乗ってみた!

初日の出遊覧と宮崎・青島神社参拝の大満足元旦レポ

2020年1月1日 実施

ソラシドエアの「初日の出&初詣フライト」に2年ぶりに乗ってきました! 出現したゴーストがハート形に見えなくもない貴重な1枚です

 ソラシドエアは2020年1月1日、初日の出遊覧と本拠地・宮崎での初詣が楽しめる「初日の出&初詣フライト」を実施しました。

 これは就航15周年を記念して初めて企画・実施された2018年、2019年に続いて3回目。幼児2名含む145名が、羽田~宮崎~羽田の日帰り元旦旅行を楽しみました。ちなみに私は2018年の第1回目に続いて2回目の搭乗。パワースポット青島神社に参拝できるこのツアーを楽しみにしておりました!

ソラシドエアの初日の出&初詣フライト
早朝4時過ぎ、チェックインカウンターに並ぶ参加者の列
カウンターはお正月ムードたっぷりの演出に
乗り込むのはボーイング 737-800型機。外はまだ真っ暗です
便名はSNA2020便。54番搭乗口から
豪華な記念撮影用パネルが作られていました
「皆さま、のちほど機内で!」とこの日のクルーの皆さんが一礼

 5時過ぎから54番搭乗口前で開催された出発セレモニーでは、ソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏が、「皆さまあけましておめでとうございます。ありがたいことに3年連続でご参加してくださっているお客さまもいる、この『初日の出&初詣フライト』。毎年お天気に恵まれ、初日の出はもちろん素晴らしくキレイな青島神社での初詣を堪能してもらっております。皆さま今日一日、存分にお楽しみください」とあいさつしました。

新春のあいさつをする株式会社ソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏
セレモニーの最後は運航乗務員や整備士らと記念フォトセッション

 その後、5時15分に搭乗がスタート。コンコースでは髙橋社長や地上スタッフが立ち、あいさつをしながら乗客一人一人に記念品を配りました。

髙橋社長らが搭乗客に記念品を手渡し
「令和」をイメージしたというコンコースの飾り付けはソラシドエア職員の手作り
機内の入り口にもは新春気分がアップするこんな飾り付けも

 まだ真っ暗ななか、羽田空港を離陸した2020便。6時過ぎに機長から「現在の外気温度はマイナス25度。冷たく澄み切った大気のなか、初日の出を拝むことになります」と機内アナウンス。

オレンジ色に染まる東の地平線を見ながら初日の出鑑賞ポイントを目指します
機内ではCA(客室乗務員)が記念撮影用パネルを持って写真サービス
「アルプスポイント」に着いて旋回中。西と東とでは見える景色がこんなにも違います

 この日は低い雲が東の地表を一面に覆っていましたが、富士山の上部だけがその雲海からぽっかりと出ていてとても幻想的。息をのむ美しさとはまさにこんな景色を言うのでしょう。初日の出予想時刻は6時45分ごろ。いよいよです。

スマートフォンでがんばって撮影する乗客の皆さん
どこから見ても美しい富士山
西の空もグラデーションが見事!
窓の外が一気に明るくなっていよいよ初日の出の瞬間

 何回目かの旋回のあと、いよいよ初日の出の瞬間です。オレンジ色に縁取られた地平線から明るい光がじわりじわりと出てきて、一気に東の空が輝き出しました。機内はスマートフォンやカメラのシャッター音が鳴り響きます。

富士山の向こうに初日の出! おめでたい~♪

 その後、肉眼では眩しすぎて直視できなくなった初日の出を背に、最後の旋回をして西へ向かった2020便。他社の初日の出フライトはこれで羽田空港に戻って終了ですが、ソラシドエアはここから第2部のスタートです。

アルプスポイントで最後の旋回をして南西へ進路を変えます

 興奮に包まれた機内が落ち着きを取り戻したところで、お楽しみの朝食「おせち風お弁当」が配られました。就航地のご当地食材をふんだんに盛り込んだもので、例えば辛子蓮根のフライ(熊本)やとり天(大分)、ミミガーと青パパイヤの酢味噌(沖縄)など。「九州・沖縄の翼」ならではのメニューに大満足のお節でした。さらに今年は機内でもっとお正月気分を味わってほしいということで、おせちだけでなく金粉入りの煎茶(新緑園)も振る舞われるなど、ソラシドエアらしいこだわりも。

食事のサービスがスタート
おめでたい金粉入りのお茶のサービスも
ソラシドエア特製お節弁当
今年のお土産品いろいろ
搭乗証明書も。裏は鑑賞ルートマップ

 朝食後の機内では「今年最初の運試し!」と題して人気の機内販売グッズが当たるくじ引き大会がスタート。モデルプレーンや往復航空券などが当たる抽選会で盛り上がりました。

髙橋社長がくじを引いての抽選会も
この日のクルーさん。どうもありがとうございました!

 8時半ごろ到着した宮崎ブーゲンビリア空港では、宮崎サンシャインレディが県のシンボルキャラクター「みやざき犬」と一緒にお出迎えしてくださいました。ちなみに「あれ? みやざき犬たち、2年前と雰囲気が違う?」と思ったら、10月に宮崎で開催される「国文祭・芸文祭2020」のイメージ衣装とのこと。左から音楽祭ひぃくん、神話むぅちゃん、牧水かぁくんだそうです。何を着ていてもかわいい♪

お出迎えしてくれた宮崎サンシャインレディと「みやざき犬」

 宮崎ブーゲンビリア空港から観光バス3台に分かれて乗り込んだら、向かうは宮崎の人気観光スポット青島。バスで15分ほどの場所になります。

宮崎の観光名所、青島に到着。こちらは向かいの青島海岸にある「幸せの黄色いポスト」
快晴の青空の下、青島神社を目指して弥生橋を歩きます
「鬼の洗濯板」とも呼ばれる国指定天然記念物の奇岩
初乗りサーフィンをする人の姿も

 例年同様、青島神社での新年特別正式参拝が組み込まれているところが本ツアーの素晴らしいところ! 2回に分けて乗客全員が社殿に上がって参拝することができるのです。

鳥居をくぐって
いよいよ境内へ
社殿でご祈祷
今年は庚子(かのえ・ね)の年

 お祓い、祈祷を終えると宮司さんから、2020年は「子年(ねどし)」ですが、正確には「庚子(かのえ・ね)」の年であること。その庚(かのえ)には、「(1)継続・継承」「(2)償い」「(3)進化・更新」の意味があることを教えていただきました。

絵馬のトンネルを抜けると熱帯・亜熱帯植物のジャングルのよう

 青島神社の元宮横には1つの根から二股に分かれた「夫婦ビロウ」の樹があります。そこに、それぞれの願いに合った色の紙縒を結ぶ彦霊紙縒(むすびこより)という風習があるのですが、今回のツアーでは参加者全員に縁結びにご利益のあるピンク色のこよりが配られました。「今年もよいご縁に恵まれますように!」と私もしっかり結んできましたよ。

色別で願い事が違う紙縒(こより)
願いが解けないようにしっかりと!
参拝後は一昨年と同じく甘酒を飲んでホッとひといき

 さて、青島神社をあとにした2020便一行は、読売巨人軍がキャンプで宿泊することで有名なホテル「ANAホリデイ・インリゾート宮崎」に移動して昼食です。日向灘産のお魚を使ったお造りや、宮崎風雑煮鍋など南国・宮崎の食材を使った全8品の豪華ランチに舌鼓。なんて贅沢三昧の元旦でありましょう。

ANAホリデイ・インリゾート宮崎
南国ムードたっぷりのホテルです
振り袖姿のスタッフさんから升酒が振る舞われました
宮崎県産の牛陶板焼きなど全8品の豪華会席ランチ

 最後に、ここまで読んで「来年は参加してみたいなぁ」と思った皆さまに、本ツアーの今回のお値段をご紹介しましょう。旅行代金は参加人数によって3タイプあり、窓側より2席2名で12万円、窓側より3席3名で17万円、通路側1席1名で5万円となっています(ちなみに座席配列は3-3)。気に合うお友達3名で申し込めば、窓側をかわりばんこに移動できて、かつお値段も2席2名よりは若干お安くなるので個人的にはオススメです。

帰りは13時35分発の東京(羽田)行き0101便

 羽田~宮崎往復に、お節朝食&豪華昼食付き、そして青島神社新年特別正式参拝もできてこのお値段!参加者の方も「コスパいいよね~」とおっしゃっていましたよ。気になる方はぜひ来年のソラシドエア「初日の出&初詣フライト」申し込んでみてはいかが?

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。