旅レポ

謎の多い金字塔はやっぱり大きかった。「ギザの3大ピラミッド」で4500年前の王墓を参拝

ギザの3大ピラミッドを見てきました

 大人から子供まで世界中誰もが知る歴史的建造物を擁し、神話や古代の胸踊るような物語があり、個人的にも「一生に一度は行きたい」と思いながら「実際に行った」という話はあまり聞かない国、エジプト。そんなエジプトへ、JATA(日本旅行業協会)とETA(エジプト観光局)主催のプレスツアーで訪問した。

 いよいよカイロ郊外にある「ギザの3大ピラミッド」へ向かう。

ギザのピラミッド

 説明は不要だろうが、ギザの3大ピラミッドとは「クフ王のピラミッド(ギザの大ピラミッド)」「カフラー王のピラミッド」「メンカウラー王のピラミッド」を指し、位置関係はクフ王のピラミッドが北東、カフラー王が中央、メンカウラー王が南西という並び。ちなみにスフィンクス(ギザの大スフィンクス)はカフラー王のピラミッドの真東にある。

 いずれも紀元前2500年ごろの第4王朝で作られたとされており、古代王朝の首都メンフィスやサッカラ、ギザのピラミッド群などを含む広い範囲が世界遺産に登録されている。

 内部を見学できるのはクフ王のピラミッドで、ピラミッドエリア自体への入場料が160エジプトポンド(約1040円、1EGP=約6.5円換算)。クフ王のピラミッド内部の見学は別途360EGP(約2340円)で、スフィンクスエリアの入場料が100EGP(約650円)。

行きがてら「大エジプト博物館(GEM:Grand Egyptian Museum)」の建築現場が見えた
ピラミッドエリアへの入場には料金が必要(160EGP、約1040円)
朝一番に訪れたこともあって、冷涼な空気のなか次第にピラミッドへ近づいていくのが厳かな気分にしてくれる
クフ王のピラミッドは内部を見学できる。急勾配のなかをかがんだ姿勢で上っていくので、足のわるい人はつらいかもしれない。突き当たりには玄室がある。撮影禁止
3つのピラミッドをまとめて見渡せる第1パノラマ。記念撮影するならぜひここで
少し離れた方が形がはっきり分かる
第1パノラマにはラクダがたくさん。乗ることもできる。エジプトのラクダはコロナウイルスの心配はないとのこと
思わずアサシン風に記念撮影
足元を見ると石を積み上げたように思えるが、スフィンクスは巨大な岩から削り出した石像という
スフィンクスエリアも入場料が必要。手前の神殿の柱にも注目したい。まったく隙間なく積み上げられている
スフィンクスと対面。侵食が進んで崩れつつあるが、耳まわりの造形など見所は多い
スフィンクスが見ている方向にKFCとピザハットがある、というのは有名な話
編集部:松本俊哉