旅レポ
新しくなった「ホテルソニア小樽」に宿泊。部屋から北海道・小樽運河を独り占め。雪を愛でつつ夜はライトアップを楽しもう
2019年2月19日 12:30
マイステイズ・ホテル・マネジメントが2月4日に北海道・小樽市内に「ホテルソニア小樽」をリニューアルグランドオープンした。
小樽駅から徒歩約8分なうえ、小樽運河の目の前という最高のロケーションで観光拠点にぴったり。同ホテルは客室数149室で収容人数は約382名。新棟には新たに55室新設、小樽の街並みに溶け込むようなレトロな雰囲気が特徴だ(関連記事「北海道・小樽運河前に『ホテルソニア小樽』グランドオープン。新棟は『街並みに溶け込むデザインがテーマ』と土橋支配人」)。
客室からは運河を一望。雪に染まる小樽を満喫しよう
エントランスを入ると暖炉脇にどっしり座れるソファを用意。木材を多用し、温かみのあるカウンターでチェックインしよう。ロビーエリアはここが以前倉庫であった歴史を踏まえ、小樽軟石を採用。しかも倉庫で使っていたものを再利用しツル目加工を施している。石造りの歴史的建造物が多い小樽ならではの風情が感じられる。
最上階には、天然温泉「小樽運河の湯」を使った大浴場と露天風呂を新たに完備。女湯は露天風呂で雪を感じながら、男湯は小樽運河を眺めつつお湯を楽しむことができる。脱衣所の洗面台エリアには、ダイソンのヘアドライヤーなどを用意。小樽をイメージしたガラスのランプも愛らしい。とろっとしたお湯は源泉温度が約36.8℃のため加温している。弱アルカリ性低張性温泉で関節痛、ストレスによる諸症状、胃腸機能の低下などに効果がある。
新設された客室も見学。最大4名まで宿泊できる45m2の「デラックスファミリートリプル」はベッド数も多く、バスルームもトイレと別で洗い場があり便利。シャンデリア風のライトの静かな灯りや大きめソファにオットマンなどくつろげる空間が広がっていた。
続いては21m2の「コンフォートツイン」。眺望は街側となっている。シックなデザインは女子旅にもぴったり。ウォールアートはほかの部屋同様に小樽の街並みを切り取った1枚。散策がてら映し出された風景を探してみても楽しい。
ベッドの目の前には49インチの壁掛けテレビを設置。メイクや身だしなみチェックに使える大きめのミラーと小さめのデスク。電源も1口、USBポートも1か所用意されている。バスルームはトイレと洗面所が一緒になったユニットタイプ。清潔感があり、ミラーも大きく使いやすい。
宿泊した客室は小樽運河に面した「カナルスーペリアツイン」。24m2で最大3名まで宿泊が可能だ。作りは先ほどご紹介した「コンフォートツイン」と同様。小樽をイメージした客室にはふわふわの雪のようなベッドカバーが掛けられ、ルームウェアも用意。ベッドサイドにはライトの調整パネルと電源が1口。窓からは運河が一望できる。
スリッパは備え付け用と使い捨て用の2種類を用意している。デスク横には電子ケトル。棚の中にはカップと緑茶が。ミニ冷蔵庫の中身はないので、自由に使える。
アメニティは歯ブラシセットやコットン&綿棒、シェーバーやブラシを用意。洗面台にはPOLA(ポーラ)のフェイス&ハンドソープ。バス部分にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープを揃えている。さらに充電ケーブルも用意されているため、もしものときも安心だ。
雪の降る様子を窓辺から眺めつつゆったり過ごしているといつのまにかライトアップの時間に。小樽運河周辺がブルーに輝き、ロマンティックな雰囲気となっていた。窓から人の流れも見えるため、人が少なめの時間も把握できる。夜の運河を見学したあとは、ロビーでもらったマップ片手に小樽名物「あんかけ焼そば」を食べに行ってもよい。
お隣の「ホテルノルド小樽」へ。ドーム下のバーで夜景&運河を堪能
「ホテルソニア小樽」同様にマイステイズ・ホテル・マネジメントが運営する「ホテルノルド小樽」も今回見学することができた。特徴的なドーム内「BAR Duomo Rosso」が人気だ。
客室のポイントとしてはバスルームが広くゆったり自室で旅の疲れを癒せること。最大5名まで宿泊可能な「エグゼクティブツイン」は57m2の角部屋。お祝いごとや親へのプレゼントなどで使われることが多いそう。
女子旅などでワイワイ楽しめる30m2の「スーペリアツイン」や定員最大4名でトイレが2室ある37m2の「ジュニアスイート」など、人数と目的などによって使い分けることができる。
最上階では2018年にリニューアルした「BAR Duomo Rosso」で一杯楽しむことも。小樽の街並みをぐるりと一望しながら、くつろぐことができる。バーテンダーに小樽観光のヒントをもらったりして、思い思いの時間を過ごそう。一番人気はドームのメインカラーを模し、聖杯をイメージしたスペシャルカクテル「Duomo Rosso」(1200円)。ラム酒をメインにストロベリーやレモンで飲みやすく仕上げた甘めの1杯だ。「おたる生ワインボール ナイアガラ」(900円)も人気とのこと。
ソフトドリンクも各種用意。ノンアルコールカクテルでオーダーすれば「クランベリーとグレープフルーツのバージンブリーズ」(700円~)などスペシャルな1杯も作ってもらえる。ピスタチオムースやミニシューなどの「プティケーキ4点盛り」(600円)でデザートタイムを楽しんでもよい。
北海道の恵みを朝からいただきます! 朝食後は小樽市内の食べ歩きへ
翌朝は「ホテルソニア小樽」内寿司バル「イルオナイ」の朝食ビュッフェからスタート。冬の期間は朝7時からのため、朝一の小樽運河の新雪にファーストステップを踏んだあと訪れてもよい。朝食ももちろん北海道産の食材がたっぷり。フレッシュな野菜からほっくほくの京極町のかぼちゃ。小樽ザンギに北海道産の鮭をライブキッチンで炙り焼き。お米は東川のななつぼしに虎杖浜のたらこをオンして頬張ろう。まろやかな味わいの美瑛牛乳をゴクリ!と北海道の美味しさが止まらない。
朝食後は小樽市内へ雪のなか食べ歩きへ出発。「ホテルソニア小樽」は小樽観光の拠点としても最高の立地。ホテルを中心に商業エリアや文化的エリア両方へのアクセスにしやすいのだ。
なお、朝9時からオープンするショップも多いため早い時間から動けるのがうれしい。まずはホテルから徒歩10分ほどの「小樽堺町通り商店街」方面へ。「小樽洋菓子舗 ルタオ本店」で「ケーキセット」(972円)を注文。季節限定の「北海道限定北海道苺のドゥーブル」と単品で「北海道限定ドゥーブルフロマージュ」(432円)のカットを選んだ。粉雪のようなふわふわ感と濃厚なマルカポーネのレアチーズ、広がる甘酸っぱい苺フレーバーにうっとり。
「北海道限定ドゥーブルフロマージュ」もとろける美味しさで雪のなか訪れてよかったと実感。
散策帰りにはホテルから徒歩約5分の「かま栄 かまぼこプラザ 工場直売店」へ。小樽市民に愛されるかまぼこを手に入れたいなら必ず訪れたい場所だ。人気の「パンロール」(216円)と「ひら天」(194円)はマストで手に入れたい。ぷりっぷりでボリューム大の食べ応え。自宅で軽く炙りワサビ醤油につけても最高。できたてを頬張れる売店も併設するのでちょっとした休憩にもぴったりだ。