旅レポ
直行便で朝から充実の周辺散策を! ブリスベン→ウルル→ゴールドコースト周遊記
ブリスベンに早朝到着。1日目からアクティブに
2019年2月21日 00:00
オーストラリア・クイーンズランド州のブリスベンはオーストラリア第3の都市。ブリスベン川でのアクティビティやアートなどが楽しめるリバーシティで、最寄りはブリスベン空港。2018年8月3日にブリスベン空港から世界遺産のウルル(エアーズロック)への直行便がジェットスターより週3便で運航がスタートし、ますますハブ空港として利便性が拡大中だ。
ウルルへのアクセスは、カンタスリンクやバージンオーストラリアを乗り継いで行くことも可能。ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーなど好みのエリアに滞在し、ウルルへ向かうことができる。今回は、カンタス航空とジェットスターを利用し、同日乗り換えができないからこそ楽しめるブリスベン、ウルル、ゴールドコースト3つのエリアの旅程を体験してみた。
3エリア周遊のトップバッターはブリスベンから
カンガルーポイントで早朝ラン&運動でリフレッシュ
利用したのは成田国際空港から19時30分発、ブリスベン空港5時40分着のカンタス航空QF62便。使用機材はエアバス A330-300型機。レッドの革張りのシートが特徴だ。2-4-2の座席配列ながら比較的ゆったりの印象。大きめで厚手のブランケットとピロー。募金のバッグ付きのヘッドフォンもオン。タッチパネル式のディスプレー下にはUSBポート、座席下にもユニバーサル電源が装備されている。
機内食は3種類のなかからチョイス。着席後にウォーターボトルとともにメニュー表が手渡されるのでゆっくりと選べるのもうれしい。メインに「寿司盛り合わせ」をオーダー。「温かいロールパン」とデザートに「プロフィトロールのメープルクリームソースがけ」がセットになっている。また夜食としてバナナ、朝食には「ホームスタイルマフィン」と「季節野菜のプレート」も。復路は事前にWebサイト経由で「ホットスモークサーモンのサラダ ポテト、豆、オリーブ、さやいんげんと共にビネグレットで」を予約しておいた。
映画を数本見て、少し眠ったところでブリスベン空港へ到着。約8時間半のフライトとなった。オーストラリアのブリスベンと東京の時差は約1時間。時差ボケもなく、すっきり朝を迎えられた。そのまま、「カンガルー・ポイント・クリフパーク」へ向かい朝食前に軽い運動をすることに。
「カンガルー・ポイント・クリフパーク」とはブリスベン川沿いにある高台で、高層ビル群を見渡せるまさにブリスベンな写真が撮れる絶景ポイントだ。地元の人々にも愛される公園であり、遊歩道や自転車専用通路にロッククライミングエリアも。緑あふれる川沿いを散策&走り地元民気分で楽しめる場所なのだ。訪れたのは朝6時30分から7時ごろだったが、すでに走り込みやロッククライミングを楽しむ人々で賑わっていた。
続いてはサウスバンクの「サウスバンク・パークランズ」へ。1988年開催の万博跡地を利用したレクリエーションエリアとして現在は市民の憩いの場となっており、こちらもブリスベン川沿いを散策するのに最適。また、「ストリーツ・ビーチ」なども開放されているため水着を着た状態で川沿いを散策し、暑くなったら水遊びを楽しんでもいい。
そのままパーク内を歩きブリスベンを一望できる全長60mの「ホイール・オブ・ブリスベン大観覧車」付近へ。VIPマーク付きのゴンドラを利用すれば25~30分の滞在もできる。もちろんピクニックやバースデイプランなどもあるので、いつもとは違う観覧車体験を楽しんでみても。
さらに、ブリスベンらしい写真を撮影するならばそのまま歩いて「ブリスベン・サイン」へ。2014年のG20開催を記念して作られたモニュメントが青い空に映える姿は格別。観光都市へと進化中のブリスベンの姿が写せる。また、夜の時間帯はライトアップも。色鮮やかに浮かび上がるモニュメントとともに撮影を。
パークにほど近い立地でリラックス度抜群
エンポーリアム・ホテルで朝食を
2つのパーク散策後は朝食のため「サウスバンク・パークランズ」から徒歩1分の「Emporium Hotel South Bank」へ。話題のブティックホテルで、パークやビジネス街などアクセスしやすい。143室のスイートルームは、ミラーやガラスを多用しラグジュアリーさも十分。21階のインフィニティ・エッジ・プールからはブリスベンの眺望が楽しめるうえ、部屋からの眺めも二重丸。
朝食で利用したのは「BELLE EPOQUE」。6時30分からオープンしており、軽食からスイーツまで味わえる。オーダーしたのは一番人気の「LES OEUFS(Avocado)」(22ドル、約1991円、1オーストラリアドル=約90円換算)。ポーチドエッグが2つキヌアを使ったブレッドに乗っており、アボガドペーストもたっぷり。サイズ感もちょうどよく、あっという間に完食。季節の地元産フルーツ盛りだくさんの「FRUITS DU JOUR」(10ドル、約905円)もお勧め。ボトル入りの生搾りジュース「RISE & PINE」(9ドル、約814円)や「CINQUE STELLE VITTORIA COFFEE(espresso)」(4ドル、約362円)と一緒にどうぞ。
絶品チョコレートに自然派コスメ
クイーン・ストリート・モールでイイ物探し
小腹が満たされたところで、ブリスベンならではのお土産探しに出発。まずは地元で評判の「ヌーサ・チョコレート・ファクトリー」へ。2009年オープンのチョコレート専門店で、リゾート地であるサンシャインコースト・ヌーサに自社の生産工場を構えている。リゾート地ならではのリラックスとハッピーをチョコレートに込めて、味わった人々を笑顔にしたいとストアマネージャーが話してくれた。
人気のフレーバーはオーストラリア発祥のマカダミアナッツやダークチョコレートを使ったもの。マンゴーマカデミアも酸味と甘さのバランスが絶妙でお勧めとのこと。さらに、オーストラリアの伝統的なお菓子で秘伝レシピで作られたストロベリーゼリー、マシュマロとチョコレートで生み出された「Fresh Rocky Road」(small/10ドル、約904円)も同店のベストセラーと教えてくれた。
歩行者天国でもある「クイーン・ストリート・モール」を進み、「リージェント・シアター&ブリスベン観光案内所」でマップをもらうことに。1929年に建てられたリージェント映画劇場をそのままインフォメーションセンターとして活用しており、重厚感あふれる内装が見どころ。アクティビティの相談やブリスベン周辺の観光案内を行なっている。
ブリスベン発の自然派オーガニックアロマ&コスメブランドの「パーフェクトポーション」もストリート沿いに発見。お勧めアイテムを伺ったところ「Chakra Balancing Balm」(24.95ドル、約2258円)、「Green Goddess Perfume」(46.95ドル、約4249円)。定番の虫除けスプレー「Outdoor Body Spray Natural Insect Repellent」(15.95ドル、約1443円)と「Calendula Infused Hand Cream」(24.95ドル、約2258円)とのこと。
店内はアロマの香りが漂い、アイテムを選んでいるだけでもリラックスできる。ギフトから自分へのご褒美。さらに毎日使える癒しグッズなども揃うので立ち寄ってみよう。
次回は、2018年4月にオープンした「W Brisbane」にクイーンズランド州産ワインとして話題の「シロメ・ワイナリー」。さらに8月に就航したばかりのブリスベン~ウルル(エアーズロック)線搭乗記をお届けする。