旅レポ

ジャルパックでハワイへ安心旅行、2泊4日でリゾートと人気エリアを満喫(その3)

ローカルの魅力あふれるノースショア&ハレイワと人気のステーキを頬張る

ジョバンニのガーリックシュリンプ

 海外での観光で一番気になるのは、目的地までの交通手段。レンタカー、バス、タクシー、鉄道、徒歩などさまざまな方法があるが、初めての場所ならば観光バスが一番安全で確実に運んでもらえるというもの。ハワイ2泊4日のラストは、オールドハワイな雰囲気が今もなお残り、木造のショップが立ち並ぶ人気の「ハレイワタウン」周辺、そしてワイキキで人気のステーキハウスなどを中心に紹介する。

これが本当のパイナップルづくし、スペシャルメニューやグッズで農園を満喫

 今回、ノースショア&ハレイワに向かうために利用したのは、ジャルパックのパッケージツアーに申し込むと無料で参加できる「JALPAKオリジナル観光ホクレア スタンダードルート2」の「ノースショア&ハレイワ」。日本出発5日前まで、または現地の「JALPAKアロハラウンジ/デスク」で申し込みが可能なツアーだ。現地での申し込みが可能とはいえ、席を確保できない可能性もあるため、確実にツアーに参加するには日本での事前予約をお勧めする。このツアーは、月、火、水、金曜日に催行し、所要時間は約6時間。Tギャラリアハワイby DFSに集合し、専用バス「HOKULEA」に乗り込み9時15分に出発する。

大型の専用バス「HOKULEA」に乗車して目的地に出発

 ワイキキの見慣れたエリアから生活圏へと変化する景色を見ながらハイウェイを走ること約45分。まずは最初の目的地「ドール・プランテーション」に到着。同プランテーションには、「巨大ガーデン迷路」や「パイナップル・エクスプレス」などのアトラクションもあるが、滞在時間は約30分間と短めのためサクサクと目的をこなそう。

 お勧めは「カントリーストア&フードカウンター」。フレッシュなパイナップルがたっぷり入ったカップからクリーミィーなパイナップルソフトなどが頬張れる。

 名物は「ドールホイップ」(6.25ドル:約706円、1ドル=約113円で換算)だが、パイナップルメニューを一気に味わいたいのならば「パイナップル・フロート」(6.95ドル:約785円)をチョイスしよう。パイナップルジュースの上に、ドールホイップがたっぷり乗った1杯で、ジュースを飲んだり、ホイップを味わったりしたあとはミックスといろいろな美味しさを楽しめる。

 そして、持ち歩きができるスタイルのため短い滞在時間で食べ切らなくても大丈夫。一緒に「スライス・フレッシュ・パイナップル」(5.50ドル:約622円)も購入すればいつでも好きなときに味わえるうえ、こちらもカップ入り&蓋つきで持ち歩きしやすい。なお、パイナップルシェイプのスーベニアカップ入りのメニュー「シッパーカップ・フロート」(8.95ドル:約1011円)もあり、キュートなカップはおみやげにぴったり。

出発から約45分で「ドール・プランテーション」に到着
店内に入ったらまずは「カントリーストア&フードカウンター」でスウィーツを購入しよう。お勧めは「パイナップル・フロート」(6.95ドル:約785円)と「スライス・フレッシュ・パイナップル」(5.50ドル:約622円)
持ってみたところ。手と比べるとかなりのボリュームだが、そのフレッシュさで完食できる。シェアしてもいい。室内は寒いのでテラス席で食べよう
「シッパーカップ・フロート」(8.95ドル:約1011円)

 パイナップルメニューを味わったあとは、グッズ探し。ここでしか手に入れられないパイナップルグッズが並べられ、まさにパイナップルづくし。100%天然果汁で染めた柔らかなイエローがかわいい「SHARKA PINE BABY」(8ドル:約904円)のぬいぐるみや、パイナップルフレーバーの「PINEAPPLE GUMMY BEAR」(9.25ドル:約1045円)に「PINEAPPLE CHEWY」(12.50ドル:約1413円)に「DOLE PLANTATION BRAND FLAVER TEA」(各7.50ドル:約848円)など種類も豊富だ。

「SHARKA PINE BABY」(8ドル:約904円)のぬいぐるみ
「PINEAPPLE GUMMY BEAR」(9.25ドル:約1045円)に「PINEAPPLE CHEWY」(12.50ドル:約1413円)
「DOLE PLANTATION BRAND FLAVER TEA」(各7.50ドル:約848円)
「Souvenir Medalion」やプレスマシーンもあり、思わずプレスしたくなる。またファーマーズマーケットもあった
ドール・プランテーション

所在地:64-1550 Kamehameha Hwy, Wahiawa, Hawaii 96786
TEL:+1-808-621-8408
Webサイト:ドール・プランテーション

地元民御用達のスーパーや人気のシェイブアイスまで、懐の深いローカルタウンでゆったり過ごす

 あっという間に30分が過ぎ、次の目的地へ向かうことに。一面のパイナップル畑やコーヒー園を抜けて10~15分ほど車を走らせると、「ハレイワタウン」に到着。ハレイワタウンでは、150分間たっぷり滞在することができる。

 古きよきオールドハワイの街並みが堪能できる「ハレイワタウン」は、サーフィンの聖地に近いためサーフショップや人気店「マツモトシェイブアイス」などが立ち並ぶ。また、周辺住民の唯一のショッピングセンターということで、観光客とともに地元の人たちでにぎわっている。以前は、カートを女の子が押すロゴマークで有名な1907年開業の「ハレイワスーパーマーケット」が営業していたなど歴史が詰まったエリアなのだ。「ハレイワ・ショッピング・プラザ」は、まるで映画の中に出てくるようなノスタルジックな雰囲気の建物に、銀行からファッション、フードなどさまざまなショップが並んでいる。

 地元の生活の場のため数年前までは日本人の姿を見ることは本当にまれだったとのこと。最近では、大型バスなども乗り入れ、かなりのにぎわいに。建物の雰囲気を合わせた「ハレイワ・ストア・ロッツ」も2015年にオープンし、新旧のショップが立ち並ぶ観光エリアとして成長し続けている。

「ハレイワ・ショッピング・プラザ」に到着。観光客は多いが現在も地元民に愛されるショッピングセンターとして健在
「ポケモンGO」のポケストップもある
街並みを合わせながら新たなショッピングエリアも誕生するなど進化中

 ひととおり見て回ったあとに「ハレイワスーパーマーケット」の跡地にオープンした大型ドラックストア「ロングス・ドラックス」も散策。訪れた2月はイースター関連のアイテムの取り扱いも多く、少し早い春の訪れを感じることができた。なお、ワイキキ市内や「アラモアナ・センター」にもあるがこちらもかなり巨大。ずらりと並んだ品々に圧倒されるが、バスでの移動のためあえてここで買いだめするのもありだ。

大手ドラックストア「ロングス・ドラックス」で買い出し。サプリやジップロックでさえこの品揃え
この時期ならではのイースターグッズが並んでいた。エッグをデコレーションするためのグッズやプラスチックのエッグが大量に入ったセットなど、エッグハントが楽しみになる
ロングス・ドラックス

所在地:66-197 KAMEHAMEHA HWY SUITE 1 HALEIWA, HI 96712
TEL:+1-808-637-8485
Webサイト:ロングス・ドラックス

 そして、ハレイワを訪れたのならばチェックしておきたいのが1975年にこの地で誕生した「クア・アイナ」の本店。道路を挟んで反対側に位置しており、近くを通るだけでバーガーのいい香りが。営業時間は11~20時。

 そして地元密着型スーパーの「マラマ・マーケット」で生鮮食品などをチェックするのも忘れずに。元々、日系のマーケットだったためその面影も。ここで見つけたのがハワイのローカルスイーツ「バター餅」(4.99ドル:約564円)。もっちり食感にほのかなココナッツの風味が美味しい。端の部分がサクッとしていて、何個でも味わえる。スティック状にカットしてあり、食べやすい。営業時間は7~21時。

「クア・アイナ」の本店からはビーフパティの焼けるいい香りが漂ってくる
クア・アイナ(ハレイワ店)

所在地:66-160 Kamehameha Hwy Ste C, Haleiwa, HI
TEL:+1-808-637-6067
Webサイト:クア・アイナ(ハレイワ店)

地元密着型スーパーの「マラマ・マーケット」で生鮮食品をチェック。探していた「POI」(6.99ドル:約790円)と「バター餅」(4.99ドル:約564円)も発見し、即購入
マラマ・マーケット

所在地:66-190 Kamehameha Hwy, Haleiwa, Hi 96712
TEL:+1-808- 67-34520

 地元民気分でショッピングを楽しみつつ、続いてはノースショア名物の「ガーリックシュリンプ」を味わいに「ガーリックシュリンプワゴン ジョバンニ」へ。シーズン中で波が高いサーフィンの聖地を通り、途中で養殖所の側を通過。淡水では手長海老、塩水で通常の海老が育てられているとのこと。

波の高くなる冬場。10m級の波も見られる。この日は比較的穏やかだったが、車窓から眺めていても他の海岸に比べ高いのは一目瞭然
ランチへ向かう途中で見かけた海老の養殖場。海側が塩水で通常、道路側が淡水で手長海老が育てられている

 ツアーではハレイワ店を案内しているとのことだが、今回は25分ほど車を走らせ「ジョバンニ カフク店」を特別に取材。真っ白いトラックにぎっしりコメントが書かれ、訪れる人々から愛されていることが分かる。メニューは「シュリンプスキャンピ」(14ドル:約1582円)、「ホット&スパイシー」(14ドル:約1582円)「レモン/バター」(14ドル:約1582円)、とシンプル。

 ドリンクは緑茶やペプシなどが揃う。殻付きなのでフォークでうまく食べたり、手づかみで味わったりもありだ。トラックのカウンターで注文すると、数字の書かれたチケットが手渡されるので番号が呼ばれるまでトラック横で待機。多くの利用客が待っているが、回転も速いので横で呼ばれるまで順番を待っていたほうがいい。

「ジョバンニ」のホワイト・シュリンプ・トラック。手前のカウンター右側からオーダー。左が受け取り場所。トラックの裏には看板代わりにもう1台
行列ができているが回転が速いためどんどん進む。サーフボードにメニューを記載
オーダー後に手渡されるチケット。調味料も待っているうちに手に入れよう
ドリンクはペプシやミネラルウォーターなど。「ホット&スパイシー」はハバネロ感もあるためジュースや甘い緑茶もお勧め。ドリンクは各1.50ドル(約170円)
手づかみが食べやすいがフォークと剥いた殻を入れる皿も渡される

「シュリンプスキャンピ」(14ドル:約1582円)は、一番人気のメニューでオリーブオイルでマリネし、フレッシュな刻みガーリックをレモンバター焼いたものが絡まっている。2スクープ分のライスも付きボリューム満点。大振りでプリップリの海老にガーリックと脂が絶妙に絡み、いつまでも食べていられる美味しさ。ライスにもカリッと焼いたガーリックとレモンバターがた~っぷり。

「シュリンプスキャンピ」(14ドル:約1582円)はゴロッとしたニンニクとレモンバターが味の決め手

「ホット&スパイシー」(14ドル:約1582円)はハバネロ感漂う激辛ソースがシュリンプの旨味を引き出す一品。返品不可! と言い切るだけあり、その辛さは一口食べただけでブワッと汗が沸き出すほど。食べ進むと、クセになる味わいでハマる人続出。スペシャルブレンドのスパイスで料理されている。

「ホット&スパイシー」(14ドル:約1582円)は口がひりひりするほどの辛さ&旨さ

 続いては、「レモン/バター」(14ドル:約1582円)。ボイルされた海老をレモンバターで味付け。プレートには、全体にかけて味わう特製ソースも。こちらはあっさりしており、途中で味を自分で変えたりできる。その際は、カウンター前に用意されているアロハ醤油やケチャップなどで味付けをしよう。どのメニューにも12尾ずつ海老が盛られており、かなりのボリューム。営業時間はカフク店が10時30分~18時30分。ハレイワ店が10時30分~17時までとなっている。

「レモン/バター」(14ドル:約1582円)は味付けがあっさりめ

 シュリンプを味わったら、ワイキキへ帰還。ぐるりと海岸線と山間を進みながら、何故特徴的な谷ができているのか? なぜ曇っている? などの理由をドライバーさんから聞きながら移動を続け、気付けば6時間が経過しツアーが終了した。

ホノルルとはまったく異なる天気。山間は常に雲がある状態
ジョバンニ(ハレイワ店)

所在地:66-472 kamehameha hwy, haleiwa
Webサイト:ジョバンニ(ハレイワ店)

ジョバンニ(カフク店)

所在地:56-505 kamehameha hwy, kahuku
Webサイト:ジョバンニ(カフク店)

 無事宿泊先に戻り、一息ついたところでデザートを探しに「ヘンリーズプレイス(高橋果物店)」へ。フルーツをふんだんに使ったアイスクリームが人気で、ウベ味やジンジャーなど種類も豊富ななか「マンゴーアイスクリーム」(5.25ドル:約593円)をチョイス。

 カップのふちギリギリまでぎっしり入っているアイスクリームは、なめらかで口溶けも優しく素材の味もしっかり。とろ~とした口当たりで、どんどん口に運べる美味しさだ。アイスクリームのほかにサンドウィッチなどの軽食も販売。7~22時までオープンしているので、時間を気にせず立ち寄れるのもうれしい。

「ヘンリーズプレイス(高橋果物店)」でマンゴーアイスクリームを購入
ヘンリーズプレイス(高橋果物店)

所在地:234 Beach Walk, Honolulu, HI 96815
TEL:+1-808-987-4123

肉汁と美味しさジュワとあふれ出す、肉厚ジューシーなリブアイを堪能

 厚みたっぷりのジューシーなステーキを本場で味わいたいならば、米国で100店舗以上を展開し、50年以上の歴史を誇る老舗ステーキハウス「ルースズ・クリス・ステーキハウス」へ。じっくりと熟成した霜降りリブアイや最高品質のTボーンステーキなどを特製のオーブンを使い980℃で丁寧に焼き上げて一番美味しい状態で提供。焼き上がった肉は旨味が詰まっており、とっても柔らか。

 ガーリックバターが乗ったアツアツのお皿に取り分けて、温かい状態で最後まで味わえる。肉とともに、ハワイ近海で採れたシーフードも評判。常に入店待ちの列が絶えないので、事前予約が必須。ハワイ島には5店舗あり、そのなかでもワイキキ店はショッピングセンター「ワイキキ・ビーチ・ウォーク」の2階に店を構え、各ホテルからのアクセスもよい。テラス席からは常に肉が焼ける芳ばしい香りが漂い食欲をそそる。室内は照明が暗めに設定され、時間をかけて食事が楽しめる雰囲気となっている。

「ルースズ・クリス・ステーキハウス ワイキキ店」は「ワイキキ・ビーチ・ウォーク」の2階
テラス席があり、開放的な空間が広がる。店内は照明も暗めで時間をかけて味わう環境が整っている

 今回味わったディナーメニューは「PREMIUM TOMAHAWK RIBEYE DINNER MENU FOR TWO」で2名向けのもの。前菜、サラダ、メインディッシュ、付け合せ、デザートのコースだ。1品目の前菜は「バーベキューシュリンプ」を選択。「マッシュルームのクラブミート詰め」のどちらか1品となっており、2名用のポーションでの提供となる。大人数で足を運んだ際は、全種類頼みシェアするのもお勧め。

「バーベキューシュリンプ」は、大海老をニューオリンズスタイルでソテー。スペシャルソーズが効いており、マッシュポテトとの相性もよい。

 サラダは「ステーキハウスサラダ」と「シーザーサラダ」から「ステーキハウスサラダ」をチョイス。フレッシュなアイスバーグレタスにベビーレタス、ルッコラにグレープトマトにガーリッククルトンなどが載っており、サクサクとシャキシャキの食感が楽しめる。

大きな海老をソテーした前菜の「バーベキューシュリンプ」

 そしていよいよメインディッシュの「トマホーク・リブアイステーキ」がテーブルに登場。米国農務省認定の最高級プライムグレード牛のリブロースが運ばれ、その場でサーブされる。とろけてちょうどいい状態になったガーリックバターに付けて味わおう。脂ののった巨大な骨付き肉は、名前のとおりオノのような見た目で迫力満点。

 頬張ると肉汁があふれ出し、至福の時間が訪れる。肉本来の旨味を閉じ込めるためにあえて肉厚にし、外はカリカリ、中はジュワ~と食感も楽しめ、夢中になってしまうほどだ。ワサビ醤油もスタッフにお願いしたところ用意してもらえた。ガーリックバターとはまた異なる味わいにどんどん食が進んでいく。

「トマホーク・リブアイステーキ」。プレートのソースに付けて頬張ろう

 付け合わせは「マッシュポテト」「クリミニ(ブラウン)マッシュルームのロースト」「ライス」「スピナッチ(ほうれん草)のクリーム煮」から選べる。「ライス」と一緒に味わうとステーキからあふれ出た旨味がライスに浸み込み何杯でもおかわりしたくなる。「マッシュポテト」もクリーミーでそれだけでもずっとたべていたいほど。なお、食べきれなかったステーキ類は各種お持ち帰りができるので必ず担当のウェイターに声をかけることを忘れずに。

「ライス」と一緒に頬張ると肉のおいしさがより迫ってくる

 デザートは「ブレッドプディング」に「アイスクリーム」、そして「シャーベット」から選べる。「ブレッドプディング」は温かい状態で提供され、トロッとしたカスタードソースがベストマッチ。「シャーベット」はマンゴーフレーバー。爽やかな味わいで口の中をさっぱりとしてくれる。なお、デザートとともにコナ・コーヒーまたは紅茶も頼める。食後のひとときをスウィーツとともにのんびり過ごそう。

カスタードソースがたっぷりかけられた「ブレッドプディング」
マンゴー味の「シャーベット」

「ルースズ・クリス・ステーキハウス」を訪れたのならば、たっぷりと2~3時間かけてゆっくりとステーキのとろける美味しさを堪能しよう。人気店のため予約がなかなか個人では取りにくいが、ジャルパックではお得なディナーコースも用意している。申し込みはツアーの申し込みと同時に日本、現地の両方で可能。支払いは「JALPAKアロハラウンジ」で行なう。1人145ドル(約1万6385円:4月1日からの価格)。3名利用の場合は、「アラスカ・キング・クラブ・レッグス」も一緒に味わえる。ディナーは16時30分~22時。

ルースズ・クリス・ステーキハウス ワイキキ店

所在地:226 Lewers St., Waikiki Beach Walk, Waikiki, HI 96815
TEL:+1-808-440-7910
Webサイト:ルースズ・クリス・ステーキハウス ワイキキ店

「新・間隔エコノミー」でゆったり日本へ、9時間のフライトを感じさせない心地よさ

 東京へ戻るための帰国便はもちろんJAL(日本航空)。9時15発のJAL785便はホノルル国際空港から成田国際空港まで約9時間ほどのフライトとなる。「シェラトン・ワイキキ」内の「JALPAKアロハラウンジ」に6時40分過ぎに集合。ラウンジスタッフが人数を確認し、空港までの移動用車両まで案内&お見送り。

 丁寧な対応で気持ちよくラウンジ、そしてホテルをあとにすることができた。ホテルから約20分ほどで空港に到着しチェックイン。日本からのようにWebチェックインができないため、通常どおり列に並んだが、7時過ぎに到着してすべての作業が終わったのが8時40分。航空機の写真を撮ったり、トイレやドリンクを購入していたらあっと今に最終搭乗案内となり、ダッシュで搭乗口に向かった。

 搭乗したのはホノルルに向かう際に使った機体と同じボーイング767-300ER型機で「新・間隔エコノミー」を採用した「JAL SKY SUITE 767」。「JAL SKY WIDER」を採用したエコノミークラスが快適なフライトを約束してくれる。

ラウンジ同様に空港でもジャルパックのスタッフがスタンバイ
チェックインカウンターの様子
空港を定刻どおり飛び立ち、3日間お世話になったハワイをあとにした

 離陸からしばらくするとドリンクとスナックの提供を開始。ハワイ線限定の「スカイ・ロワイヤル」をオーダー。「JALオリジナルドリンク スカイタイム“キウイ”」と「スパークリングワイン」をミックスしたアルコールドリンクで、弾ける炭酸が朝からの疲れをリフレッシュしてくれる。スナックは亀田製菓の「あられミックス」。こちらも、アルコールとの相性がよい。

ハワイ線限定の「スカイ・ロワイヤル」と「あられミックス」
笑顔のCA(客室乗務員)さんと会話を楽しみつつ空の旅を満喫。隣の方がログブックをお願いしていた

 続いて機内食がサーブ。機内食は月ごとに変化することが多く、JALでは国際線機内食のメニューをWebで公開している。エコノミークラスは「お食事(エコノミークラス)- JAL国際線」で搭乗月と路線を指定すれば機内食を検索することができるのが便利。ここでは、2月のホノルル→成田線で提供された機内食を紹介するが、すでに変更されているので参考までに。

 2月の機内食は、「ハヤシライス」「鶏の唐揚げ 甘酢餡」の2種類で、「ハヤシライス」をオーダー。ほどよく煮込まれ柔らかくなった牛肉とハヤシライスソースが体に染みる味わい。大ぶりブロッコリーも食べ応えありだった。付け合わせは「蕎麦」と「タコとポテトの地中海風」。デザートは「TROPILICIOUS ICE CREAM & SORBET PINEAPPLE DREAMSICLE」。アイスクリームとソルベをミックスした口溶けで、旅立ったばかりのハワイでの思い出が蘇るストロベリーパイナップルフレーバーだった。

機内食の「ハヤシライス」。そして「蕎麦」に「タコとポテトの地中海風」
もう1種類の「鶏の唐揚げ 甘酢餡」
デザートは旅を思い起こさせるストロベリーパイナップルフレーバーの「TROPILICIOUS ICE CREAM & SORBET PINEAPPLE DREAMSICLE」

 そして到着前には軽食がサーブ。「ツナサンドウィッチ」はしっとりバンズにツナが詰まっており、スライスチーズがオン。UPSTATE FARMSの「ヨーグルト」と、鶴丸ロゴ入りのゴールドのボックスにはハワイ島のクッキーカンパニー「ビッグアイランド・キャンディーズ」の「チョコレートチップバターショートブレッド」と「ミルクチョコレートディップチョコレートショートブレッド」。サックリ食感で口にバターの風味が広がる2枚だった。

着陸前に提供された機内食。鶴丸ロゴのボックスにはハワイ島発の「ビッグアイランド・キャンディーズ」のショートブレッドが2枚イン

 シートでくつろいだり、機内エンターテイメントを楽しんだりしていると、あっという間に着陸体制に。フライト中あまり揺れることなく順調に日本へと向かったJAL785便。無事に13時過ぎに成田空港へと到着した。

搭乗したJAL785便。ボーイング 767-300ER型機で「新・間隔エコノミー」を採用した「JAL SKY SUITE 767」

 2泊4日のジャルパックを利用したハワイ旅。出発からハワイ滞在の観光やディナー、帰国までスムーズに、安心して満喫することができた。今回は無料のオプショナルツアーをメインに利用したが、乗馬やサーフィン体験をはじめ有料のアクティビティで雄大な自然のなかで体を動かすのもお勧め。ダイヤモンドヘッドへの登山で海側だけではなく、山からの眺めを見るのもいい。次に訪れたときの“やってみたい”も見つけることができた。年齢関係なく、満足いく旅と思い出作りをサポートしてくれるパッケージツアーのよさを実感し、次もぜひ使いたい。

相川真由美

フリーライター/鉄鋼業やIT系やエンタメ関連の雑誌やWeb媒体の編集者を経て、フリーの記者として活動中。海外は一人旅がほとんど。趣味は世界のディズニーのパーク&リゾート巡り。最近は年間パスポート片手に日々舞浜通い。うなぎとチョコレートが好物で、旅の基本は“出されたものは全部食べる”。激辛とうがらしから謎の木の実まで挑戦するのがモットー。