【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

ソラカラちゃんに北陸伝統の漫才、岡本玲さんもゲストで登場と豪華な日本ステージ(その5)

2015年9月24日~27日 開催

ソラカラちゃんダンスショー

 ツーリズムEXPO ジャパンのJapan(日本)ステージでは連日地域の特色を活かしたステージを展開。東京の話題のスポットに鉄道を使い楽しめる旅行、北陸の伝統芸能を紹介した2日目(9月27日)午後のステージの様子をお伝えする。

ソラカラちゃんダンスショー&東武グループトークショー

 東京スカイツリーの公式キャラクターである「ソラカラちゃん」がスペシャルダンスショーを開催。「ソラカラちゃんダンサーズ」のYOSHIMIとYUZZYとポーズがキュートなテーマ曲「ソラカラちゃんダンス」でファンを魅了した。10月31日までハロウィンイベントを開催中で、スペシャルコスチュームを着た彼女に東京スカイツリーで会える。

 続いては東武鉄道のトークショー。日光仮面とミスきぬがわの大城蘭さんが特急スペーシアの車掌の制服で現れた。この制服は、トミーテックの鉄道むすめシリーズの「鬼怒川みやび」が着ているコスチュームで、鉄道ファンにも人気がある。また特急スペーシアにはまだ女性の車掌がおらず、この制服姿は珍しいとのこと。

 特急に乗って訪れることができる日光、鬼怒川の魅力を冬の絶景、温泉、世界遺産日光の社寺の3つに絞って紹介した。遊覧船やロープウェイを使い、違う角度から紅葉も楽しめ、また冬の奥日光の雪あかりなど四季折々のイベントが楽しめるようになっていると強調。「寒さを楽しみ、雪を楽しむのも1つの旅行の味わい方」と指南。温泉に関しても雪景色の露天風呂の風情、2社1寺からなる世界遺産や流鏑馬、鎧武者たちが練り歩く祭事についても言及した。

ソラカラちゃんと元気にダンス! ダンスには彼女が東京スカイツリーで出会った友だちの「テッペンペン」や「スコブルブル」のポーズも
特急スペーシアの制服のミスきぬがわ。日光仮面は「日光ハイウェイマラソン」と「日光そばまつり」の両イベントがオススメだそうだ

日本の美は東北にあり★北陸デスティネーションキャンペーン

 美観、美食、美技、美湯、美心の5つの美をテーマに北陸の素晴らしさを伝えるキャンペーンを12月31日まで開催しており、その中から石川県の400年の歴史を持つ「加賀漫才」と呼ばれる伝統的な古典芸能を演じた。加賀漫才は主人の太夫と従者の才蔵との軽快なやりとりが特徴。

 今回は現代的な要素も入れ、クスリと笑えるユーモアで初めて触れる人でも分かりやすい表現が特徴の「平成金沢新名所づくし」と「北陸新幹線」の2演目を披露した。

「平成金沢新名所づくし」は駅から金沢21世紀美術館までの2時間から3時間の散歩コースを3分ほどで演じる内容。「北陸新幹線」は東京から金沢までの2時間28分の道中をギュッと5分弱にまとめた漫才となっていた。

 ステージのラストにはご当地キャラクターたちが集合。難易度が高めの北陸3県のPRクイズも出題、金沢カレーセットや地酒、特製のポーチなどが正解者にプレゼントされた。

加賀漫才の「平成金沢新名所づくし」は散歩コースに訪れるべき地名と魅力が満載。聞いていると、街中をゆっくりと散策しているような感覚に
「北陸新幹線」では、梅鉢の門をかたどった真っ赤な「かます帽子」をかぶった才蔵も登場。2人の熟練された演技が堪能できた
福井県公式恐竜ブランドJiraticから「ラプト」、石川県観光PRマスコットの「ひゃくまんさん」、富山からはげんきとやまマスコットの「キトキト君」と3県の観光PRレディたちがクイズを出題。地酒に関するクイズでは富山県における酒造好適米の使用率についてなど難問が多かった

和歌山観光PR「今和歌山の観光が世界から注目されています!!」

岡本玲さん

 パンダ飼育日本一で注目度急上昇中の和歌山。スペシャルゲストに和歌山出身の女優の岡本玲さんが登壇し、地元のよさを存分に伝えてくれた。

 まずは、わかやまパンダ大使としてパンダの魅力をたっぷりとトーク。実際に岡本さんが「アドベンチャーワールド」に訪れた際に知ったという「女の子の双子のパンダだと一人行動が多い」などのエピソードも。

 また、毎年正月に訪れる高野山については雪の寺社の美しさや高野山の奥之院の静寂さ、また熊野古道を歩いた際の写真もスライドでまじえて和やかに進んだ。和歌山観光PRシンボルキャラクター「わかぱん」も応援に駆けつけ、トークの内容に合わせたジェスチャーで場を和ませた。

熊野古道は初心者ルートを歩いてみたという岡本さん。ゆっくり歩いて4時間ほどかかるという。「空気がよく、曇っている日でも晴れている日も異なる魅力が感じられる場所」「杉のベットも疲れた時には休憩できる」とお勧めした
コミカルと愛らしい動きで大人気のわかぱん。トークに併せてステージでも座ったり、ゆったりくつろいだり、その自由さでファンを夢中にさせていた
(相川真由美)