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ブレンド・焙煎・ドリップ・ラテアートなど体験できる「UCCコーヒー博物館」。6年ぶりリニューアル開業したコーヒーのテーマパークに行ってみた
2026年6月30日 12:00
- 2026年7月1日 開業
UCC上島珈琲は、神戸ポートアイランドの「UCCコーヒー博物館」(兵庫県神戸市中央区港島中町6-6-2)を7月1日にリニューアルオープンする。これに先立ち、6月25日に報道公開を行なった。
“コーヒーのテーマパーク”に生まれ変わり、コーヒーが大好きな大人から、苦いものはまだ苦手という子供までが楽しめる内容になっていたので、コーヒー好きの筆者が、館内の展示のあらましと体験コンテンツの内容を全力でレポートする。
UCCコーヒー博物館が6年ぶりにオープン
UCCコーヒー博物館は、「コーヒーの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたい」というUCC創業者 上島忠雄の熱い思いから、1987年10月1日(コーヒーの日)に創業の地、神戸に誕生した。コーヒーに関する多彩な情報を網羅する日本唯一のコーヒー専門の博物館であり、国内外からのべ150万人が訪れているという。
その後コロナ禍にいったん休館しているが、大人も子供も学び・楽しめるコーヒーのテーマパークとして6年ぶりにオープンする。今回のリニューアルは、コーヒーに関する知の継承・進化・創造を目的として、躯体、内装、外構すべてに改修を行ない、コーヒーにまつわるあらゆる情報(起源・栽培・鑑定・抽出・文化など)の紹介、コーヒーの科学と未来が分かる体験ラボを新設した。
また、コーヒーラウンジでのフード・スイーツとのペアリング体験、ペーパードリップ体験、ブレンドづくり体験、3Dラテアート体験、焙煎体験といった、コーヒー好きの大人から普段コーヒーを飲まない子供までが楽しめる体験コンテンツを豊富に揃えた。いずれも、家庭やコーヒーショップではなかなか体験できない記憶に残る内容としている。
UCCコーヒー博物館
開業日: 2026年7月1日
所在地: 兵庫県神戸市中央区港島中町6-6-2
アクセス: ポートライナー「南公園」駅すぐ北(徒歩1分)
開館時間: 10時~17時(事前予約制)※ミュージアムショップは予約不要
休館日: 月曜・火曜(祝日の場合は開館)、年末年始
入館料: 大人(高校生以上)880円、子供(小中学生)440円
予約: UCCコーヒー博物館 Webサイト
入館券のみで見学、利用可能なコンテンツ
・コーヒーの起源、栽培、鑑定、焙煎、抽出、文化、未来の各展示
・UCCヒストリーエリア
・テイスティングコーナー(コーヒー試飲) ※1日4回の時間限定、月替りで楽しめる
・ミュージアムショップ
要予約(別途料金)のコンテンツ
・コーヒーラウンジのイントロダクションコースとディスカバリーコース
・焙煎体験
・ペーパードリップ体験、ブレンドづくり体験、3Dラテアート体験
コーヒーへの理解が深まる展示(入館料のみで見学可能)
UCCコーヒー博物館のメインの展示は、コーヒーの起源、一杯のコーヒーが私たちに届くまでの旅路、コーヒーの文化、そしてコーヒーの未来までを、多彩な展示と解説パネルで紹介するコーナーだ。写真や実物の道具、解説パネルなどを通じてコーヒーに関する知識を深めることができる。
コーヒーラウンジでペアリングを体験!(要予約、有料)
1階コーヒーラウンジ(Lounge by UCC COFFEE ACADEMY)では、UCCグループのコーヒーのプロフェッショナルによる、コーヒーとフード・スイーツのペアリングを体験できる。
イントロダクションコース(2200円、約25分)
複数の産地のコーヒー豆を配合する「ブレンド」は身近で奥深いもの。このコースでは、ブレンドとそれを構成する3種類の産地のコーヒーそれぞれの香りと味の違いを知り、次に3種類それぞれの美味しさを引き立てるフードやスイーツとペアリングし、味わいの変化や広がりを確かめる。最後に、ブレンドコーヒーに最適なスイーツとのペアリングを楽しみながら、完成したブレンドコーヒーの味の重なりや奥深さを実感できる。
ディスカバリーコース(3300円、約45分)
コーヒーは産地や品種、精製方法の違いによって、フルーツのような香りややさしい甘みなど、非常に多彩な個性を持っている。そんな多様な香りと味わいをテイスティングし、自分好みのコーヒーとの出会いを体験。正解はなく、自分の「好き」を見つけることで日常のコーヒーの楽しみがさらに増える。また、それぞれのコーヒーと、フード・スイーツのペアリング体験もできる。
ペーパードリップ・ブレンドづくり・3Dラテアート体験!(要予約、有料)
初心者からコーヒーを仕事にしたい人までが体系的に学べるコーヒー専門教育機関「UCCコーヒーアカデミー」の一部機能を体験できる場として、Cube by UCC COFFEE ACADEMY(ワークショップ)を実施する。ペーパードリップ体験、オリジナルブレンドを見つけだすブレンドづくり体験、キュートな見た目で子供も熱中できる3Dラテアート体験を用意しており、コーヒー好きの大人はもちろん、コーヒーが飲めない子供まで、誰もが楽しめるラインアップだ。
多彩なアイテムが揃うミュージアムショップ(入館予約不要)
ミュージアムショップは、セレクトされたコーヒーやコーヒーの木、コーヒーを楽しむための道具、UCCオリジナル商品など多彩なアイテムを揃える。UCCコーヒー博物館を訪れて体験し、学んだ記憶を、形にして持ち帰ることができる。また、ここのみ、来館予約が不要で、誰でもいつでも買い物ができる。
なお、オススメのオリジナルグッズは「COFFEE MUSEUM BLEND」(豆・粉・ワンドリップ)と、コーヒーラウンジでブレンドとペアリング体験した「UCCコーヒー博物館リーフクッキー」、UCCミルクコーヒーデザインのオリジナルグッス(巨大抱き枕、マイボトル、コーヒースプーン、エコバッグ、ペンポーチ、靴下など)、そしてコーヒーの苗木とのこと。ちなみに筆者はUCCミルクコーヒーデザインのエコバッグと、コーヒーの苗木を1本買った。苗木は、順調に育てば4年目くらいで最初の実をつけるという。
UCCコーヒー博物館 リニューアルオープンについて
6月25日の内覧会では、UCC上島珈琲 代表取締役社長の上島昌佐郎氏が主催あいさつ、次いでサステナビリティ経営推進本部 本部長の里見陵氏と、UCCコーヒー博物館 館長の栄秀文氏がリニューアル概要説明を行なった。
上島社長は冒頭、今回のリニューアルについて「コーヒー好きの方はもちろん、お子様も含めたすべての方が学び・楽しめるコーヒーのテーマパークをコンセプトにしました」と述べ、従来からあった「農園からカップまで」の一連のプロセスを学べる専門性のある展示内容に加えて、コーヒーの未来や科学を楽しく学べるコーナーなどの新設のほか、多彩な体験コンテンツを用意していると話した。
また、今回のUCCコーヒー博物館のリニューアルに加えて、隣接した「UCCイノベーションセンター」「UCCコーヒーアカデミー」「UCC神戸本社」という、UCCグループのノウハウ、技術、人材が集積しているこの地をまとめて「UCCコーヒービレッジ」と名付けたと発表した。
「世界中を見ても、このようにコーヒーにのみ特化した施設が隣接して、コーヒーに関するすべてのことが1か所で学べて、体験できて、楽しめて、かつコーヒーの新たなイノベーションが想像できる場所はないのではないかと自負しています」と上島社長。この神戸コーヒービレッジで、国内外のあらゆる人に、コーヒーの美味しさ、楽しさ、素晴らしさ、そしてコーヒーの持つ可能性を感じてもらい、少しでも多くの人にコーヒーファンになってほしいと語った。
続いて、里見本部長がリニューアルの概要を説明した。里見氏によると、UCCコーヒー博物館はコロナ禍を受けて2020年3月にいったん休館していたが、その後もずっと、どう再開するかについて悩んでいたという。「開設から39年経ち、老朽化し、外観も特徴的。コーヒーの歴史を中心とした展示内容は、格式はあるものの重さや冷たさもあったのではないかと思いました」。リニューアルの責任者として、変えない部分と変える部分をどう選り分け、どう融合させるか、“継承と創造”について悩んだという。
「コーヒー好きなら(UCCコーヒー博物館に)行ってないとムリやろ」という場所にしたいと思った里見氏。その後、リニューアルプロジェクトの20代女性メンバーから出た「コーヒーのテーマパークにしよう」という意見を議論していくうちに構想がまとまりはじめ、コーヒー好きと、これからコーヒー好きになるすべての人に楽しんでもらえるような場所にしようと考えて具体化していったという。
栄秀文館長は、リニューアル後のUCCコーヒー博物館の見どころを説明。「一つは、コーヒーの科学と未来が分かる体験ラボの新設です。そしてもう一つは、最高峰のコーヒー体験からお子様でも楽しめる体験コンテンツです」。前者のポイントは、UCCの研究開発の知見を活かしたコーヒーのサイエンス、そしてサステナビリティを紐解いたような体験ができること、そして後者のポイントは、コーヒーの価値観が変わるフードペアリング、ドリップ体験、ブレンドづくり体験、3Dラテアート体験といった多彩なコンテンツを用意していることだと述べた。
さらに「外観についても、温かみが感じられるようなものに改修しておりますし、ミュージアムショップの売場面積も3倍に増床し、ここでしか変えないようなオリジナルグッズもたくさん用意しました」とのこと。最後に、ぜひ新しい博物館を楽しんでほしいと話した。































































































