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ワークマンの猛暑対策ウェア「ペルチェベスト」は買い? 気温45℃でもキンキンに冷え続ける、最新モデルを試してみた
2026年6月25日 17:25
- 2026年6月26日~ 再入荷
今年の夏も、酷い暑さになるらしい。そんな絶望的な気分を吹き飛ばす、ワークマンの“冷房服”をご存じだろうか。
6月26日にワークマン全店舗で再入荷される、猛暑対策ウェアの最新作「WindCore ICE×HEATER ペルチェベスト」。電源を入れて約1秒で最大30℃冷却する“ペルチェプレート”を搭載しており、体をダイレクトに冷やしてくれる。東京・上野にある「ワークマン製品開発センター」で行なわれた体験会に潜入し、その“キンキンに冷え続ける”威力を試してきた。
本製品は、気温45℃の過酷な環境を想定し、自社機関である快適ワーク研究所が早稲田大学名誉教授 永島計氏の監修を受けて開発したもの。冷却プレートを5か所に備えた「PRO3」(1万9800円)と、太い血管が通る首元を含む合計7か所にプレートを備えた上位モデル「7個式スペシャルエディション」(2万9800円)の2種類をラインアップしている。
今春3月に開催されたイベント「東京モーターサイクルショー」ではたった3日間で5000着がバカ売れしたほか、職場での熱中症対策を目的とした法人からの注文も重なり、現在の需要は昨年比150%に達しているという、いま最も熱い……いや、最も冷やしてくれる注目アイテムなのだ。
製品名にもなっている「ペルチェ素子」とは、電流を流すことで冷却や加熱の温度コントロールができる電子部品のことであり、従来は冷蔵庫やパソコンの冷却機などに使われてきた技術。
近年猛暑対策として普及した「ファン付きウェア」は、外気を取り込む構造上、(たとえば工事現場やゴミ収集などのワークシーンで)気温が高すぎると熱風や粉塵、周囲のニオイまで衣服内に吸い込んでしまう欠点があり、空気が入って服が膨らむため、手先を使う狭い現場作業には不向きであった。
一方、ペルチェベストはTシャツなどの上から重ね着し、ステンレス製の冷却プレートを体に密着させて直接熱を奪う仕組みのため、服が膨らまず静かに体を冷やすことができる。
しかし、この技術を衣類に応用するのは至難の業だったようだ。「単に一部分を局所的に冷やすだけなら、電流を多く流すだけなので技術的には難しくありません。しかし、衣服として体全体の温度を下げるためには、複数のプレートを配置してある程度の冷却出力を出す必要があります。一方で、ただ出力を上げて冷やしすぎると低温やけどの危険があるため、人体に影響のない安全なレベルで、かつ最大限に体を冷やせる絶妙な出力調整を見つけ出すのに苦労しました」(ワークマン広報 松重尚志氏)。
そんな試行錯誤の末に完成した本製品は、実際に着用してスイッチを入れると、約1秒で冷却プレートがキンキンに冷え始める。環境温度に対して最大約30℃(たとえば気温25℃の環境下でデバイス表面温度は約-5℃に)下がるという圧倒的な冷却効果を持つ。
気になるのは“重さ”。付属の専用モバイルバッテリー(20000mAh)を含めると総重量は約1kgあるのだが、ベスト自体が体にピタッと密着する構造のため、着用時に重さはほとんど気にならず、想像以上に身軽に動けることに驚かされた。
強・弱モードに加え、体を冷やしすぎないよう自動でオンオフを繰り返す「ゆらぎモード」を搭載している。さらにスゴいのは、最大約+39℃まで温まる「温熱機能」も搭載しており、夏だけでなく冬も使用できるオールシーズン対応の冷暖房服である点だ。
約2~3万円はまあまあお高いな~とは思うが、市販の瞬間冷却パックや冷却スプレー、使い捨てカイロといったアイテムを繰り返し購入するより高コスパだし、すぐにぬるくなることがない。また、いざというとき大容量バッテリーがスマホ充電器にもなってくれるのもメリット。
実際に着てみると、背中のデバイス部分が若干もっこりとして“カメの甲羅感”が出るのは否めない。だが、ベスト自体薄手のため、上からUVカットフーディやパーカーなどを羽織ってしまえば、見た目の違和感はほとんど気にならなくなる。
冷却プレート5か所の「PRO3」の方は、爽やかなホワイトも展開。SS〜5Lサイズ(胸囲72〜124cm)の体型にフィットするフリーサイズ設計でありながら、ダイヤルやアジャスターによって数段階にサイズを調整できるため、小柄な人や女性でもしっかり体にフィットさせて使うことが可能だ。
付属バッテリーでの連続稼働時間は、冷却の「弱モード」で約4時間、「強モード」で約2.1時間。バッテリーを収納するポケット部分には、熱が内部に伝わりにくい同社の独自断熱素材「X SHELTER(エックスシェルター)」が採用されており、暑い日差しのなかでもバッテリー自体の温度上昇を防ぐ安全設計が施されている。デバイスを取り外せばベスト本体の水洗いも可能だ。
両モデルとも、すでに2026年2月から店頭販売していたが、想定を上回る売れ行きで品薄状態が続いていた。これを受け、本格的な猛暑を前に追加生産による供給体制を強化し、今回の全国入荷に至ったという。
過酷な現場で働くプロの職人のみならず、毎日の通勤やアウトドア、旅行、休日の散歩など、さまざまなシーンで活用できる。今年、災害級の猛暑を乗り切るための最強ギアとして、ぜひチェックしてみてほしい。















































