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Limeの電動アシスト自転車「ライムバイク」始まる。サドル位置をワンタッチ調整、大きな荷物カゴ付きの新車両を見てきた
2026年4月23日 14:43
- 2026年4月23日 発表
Limeは4月23日、電動アシスト自転車「LimeBike(ライムバイク)」の日本展開を発表した。
Limeは電動シートボード「Limeラクモ」など電動モビリティをすでに日本で展開しており、3月には立ち乗りタイプ(いわゆる電動キックボード)の運用を終了、Limeラクモに一本化することを発表していた。
同社は、グローバルではすでに電動アシスト自転車を展開しているが、アジアでは今回が初導入。都市部でのワンマイル移動や観光回遊性の向上をターゲットに置き、まずは4月に東京の16区で順次サービスを開始する。
LimeBikeは自社開発で、同社の電動アシスト自転車としては第5世代にあたる。想定する身長は150cm台~190cm台で、またぎやすい低床のフレーム形状や小径ホイールの採用によって、幅広いユーザーの利用を見込んでいる。
この開発にあたり、代表取締役社長のテリー・サイ氏は“3つの基本設計”として、利用データや現場からのフィードバックを設計に反映させることで「車両の長寿命化」を果たし、将来的なニーズの変化に応じて機能を追加できるアップグレード可能な「モジュール式設計」にすること、複数車種でパーツを共有して部品の在庫削減などに務める「特殊パーツの最小化」といった方針を示した。
その結果、LimeBikeにはバッテリー残量やポートの認識(返却できるかどうか)を表示するディスプレイ、クランプ式のスマートフォンホルダー、握りやすい太めのハンドルを搭載し、さらにホイールは海外で展開する旧世代の26インチから20インチへ小径化(太さは2.4インチ)。また、荷物カゴを搭載し、ワンタッチでサドルの高さ調整ができるレバーなどを備えている。
このほか、ブレーキの効き具合やバッテリー残量、車両の転倒検知などを行なうセンサーを複数搭載し、ネットワークを通じて同社が車両の状態を把握できるようになっている。
この日は雨天のため残念ながら試乗はできなかったが、フレーム形状のおかげで足を大きく上げる必要がないので乗り込みやすく、またサドル位置を簡単に変えられるので、すぐに自分のライドポジションに合わせられるのが好印象だった。
特にシェアサイクルにおけるサドル位置は、前の利用者が下げすぎ・上げすぎだと変えるのがめんどうで、多くの場合はレバーを回転させてサドル位置を上下しなければならないが、それがワンタッチになっているのはうれしいところ。1点気になったのはサドルが細身なことで、少々食い込む感覚があった。
また、月額990円のサブスクリプションサービス「LimePrime」も開始する。従来の料金モデルは「基本料金+利用料金」だが、サブスクでは基本料金(100円)が不要になり、1回20分まで90円で何度でも乗車できる。料金は5分以内が45円、20分以内が90円、20分以降は1分あたり21円で、短距離・高頻度ユーザーに向けた料金体系になっている。
ポート連携とマルチポートの創設
また同日Limeは、HELLO CYCLINGを運営するOpenStreetとポート連携の開始を発表しており、5月のゴールデンウィーク明けから池袋・浅草・下北沢・二子玉川・恵比寿など主要駅の一部ポートでサービスを開始する。連携したポートには両社のモビリティをそれぞれ設置し、利用者は各アプリで車両の予約・乗車・返却を行なえる。将来的には互いのアプリで車両在庫やポートの空き状況などを確認できるようになり、貸し出し・返却も可能になる見込み。
さらに、三井不動産リアルティとの連携も発表しており、「三井のリパーク」の一部のスペースを活用して、複数のシェアモビリティ事業者が共同利用できる「マルチモビリティポート」を展開する。本日時点ではLime、OpenStreet、Luup、ドコモ・バイクシェアの4社が参画している。





































